村長ブログ(令和6年9月3日)

8月下旬は例年一気に涼しくなりますが、今年は比較的蒸し暑い日が続きました。

小山兄弟表敬訪問
小山兄弟表敬訪問

19日は、けん玉ワールドカップ2024でベスト8に輝いた高校生の小山颯斗さんと、全日本少年少女けん玉道選手権大会甲信越北陸ブロックで優勝した小学生の小山大斗さんが、兄弟で村長室に報告に来てくださいました。

兄の颯斗さんも全日本少年少女けん玉道選手権大会甲信越北陸ブロックで優勝経験があり、その後しばらく長野県から優勝者が出ていませんでしたが、弟の大斗さんが今年6年ぶりに長野県からの優勝者となりました。

また、颯斗さんは、けん玉ワールドカップで5年連続でファイナリストとなる活躍をされました。
大変おめでとうございます。

 
 
白馬村シニアクラブのゲートボール大会
白馬村シニアクラブのゲートボール大会

20日は、白馬村シニアクラブのゲートボール大会の開会式に参加し、ご挨拶の後、始球式を行いました。

白馬村ではゲートボールやマレットゴルフが盛んで、高齢者の皆様の日々の活力や健康増進の源になっています。
スポーツ交流が地域の絆の醸成にも役立っており、白馬村シニアクラブの皆様の日々の活動に心から敬意を表するところでございます。

昨年に続き、今年も無事に始球式で第1ゲートを通過させることができ、とても嬉しく思いました。

 
 
令和6年度関東国道協会長野県地区協議会総会

同日は安曇野市において、令和6年度関東国道協会長野県地区協議会総会が開催され、令和5年度の事業・決算・監査報告および令和6年度の事業計画・予算が可決され、国に住民生活に直結する国道整備の推進を求める要望書が提出されました。

 
 
シンガポール共和国ナショナルデー式典
シンガポール共和国ナショナルデー式典

22日は、シンガポール共和国ナショナルデー式典に参列いたしました。
小さな自治体である白馬村がこの式典にご招待いただけますことを、大変光栄に思い、大使はじめ関係する皆様方に心より感謝申し上げます。

白馬村は、シンガポール発ベンチャーのモビリティAIシステムを活用し、人口減少社会における地域公共交通の充実の実現に向け取り組んでおります。
ONG駐日シンガポール全権大使は、変わらず白馬村を注視してくださっており、オンデマンド交通の進捗につき課題も含めてお話しさせていただき、DXに加えGX分野も視野に入れた今後の引き続きの強力な連携関係構築につき、心強いお言葉をいただきました。

会場には、福田康夫元総理大臣や、各国大使、領事もお見えになっており、皆様に白馬村の現状をお話しさせていただき関係を築く機会を得ることができ、大変有意義な時間を過ごすことができました。

 

 

第34回 「夏の終わりコンサート」
第34回 「夏の終わりコンサート」

25日は、第34回 「夏の終わりコンサート」が、県内外から多くの皆様にご参加をいただき開催されました。

白馬の夏の終わりを告げるこのコンサートは、出演合唱団それぞれの独創的で魅力ある歌声を聴くことができ、毎年心豊かになるひとときです。
今年も美しい歌声や、楽しいパフォーマンスを拝見し、とても素敵な時間を過ごすことができました。

ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

 

8月下旬は広域議会の定例会の時期でもあり、21、23日は北アルプス広域連合議会定例会、27日は山麓議会定例会が開催されました。
少子高齢化時代において、地方自治体はどこも同じ課題を抱えており、人材不足や物価高騰などもあり、行政サービスの維持も困難な時代となっていますが、多世代が長く住み続けられる地域であるよう周辺自治体と協働して取り組んでまいります。
 

 
道路整備事業の要望活動
道路整備事業の要望活動

28日は、白馬駅前の無電化促進を中心とした道路整備事業の要望活動で上京しました。
午前中は、有り難いことに内閣総理大臣秘書官と面談できる機会をいただけ、首相官邸で意見交換をさせていただきました。

先方からは、国立公園の有効活用についてのご提案がされ、私どもからは観光地における土地価格の急騰による住民生活への負担の課題につき、問題提起と要望をさせていただきました。

先ごろYahoo!ニュースにもなりましたが、白馬村では相続税路線価・時価評価の制度により、土地を手放したくなくても手放さざるを得ない状況が、スキーバブル期後半頃から発生しています。

現在、再度土地価格が上昇しており、そうした問題が顕在化してくることが予想されます。
国にはこれまでも何度もこの点を指摘・要望して来ていますが、他であまり例がないこともあり、残念ながら十分な理解が得られず、この度、内閣総理大臣秘書官にもこの問題を提起させていただきました。

税に関わる法律や外資等による不動産売買に関わる法律は、国による変更・規制が必要ですが、簡単にできることではありません。

そのため村でも住民生活に負担の掛かる地価高騰への対策については、各課横断的にできる取組を就任後早い段階から検討・実施して来ていますが、できる内容に限りがあり、実効性がどの程度あるか定かでなく、また短期間ですぐ実施できるものではないのが実情です。

引き続き、国への要望を続けながら、地域としてできる対策を可能な限りスピーディーに取り組んでまいりますので、皆様のご理解とご協力を宜しくお願いいたします。


午後は、国土交通省と財務省において、要望活動を行いました。
昨年国連世界観光機関のベスト・ツーリズム・ビレッジ取得の際にも、景観の観点や防災の観点から、無電柱化事業が大きく評価されました。
美しい国際観光地として、また住民生活の安全のため、無電柱化促進への支援を求めてまいりたいと思います。

 

 

ナラ枯れ対策会議

29日は、ナラ枯れ対策会議を行いました。
白馬村においては平成21年頃に和田野地区・どんぐり地区においてナラ枯れが発生し、行政や地域の方々で防除処理を行ったところ、その後一旦は落ち着いたものの、令和2年頃からどんぐり地区、岩岳、新田地区において、さらに今年は八方地区やみそら野地区等でも発生が確認されています。

森林経営管理法では森林管理の基本は所有者責任となっており、万が一枯れた木が倒れたり、落ちた枝が当たって第三者に危害を及ぼした場合は所有者の責任となります。村としても個人の財産(山林や樹木)は所有者の責任において管理することが基本と考えますが、どうしても所有者で管理できないものについて、令和3年度から、人や人家等に危険が及ぶ可能性が高いものは優先的に、伐倒・くん蒸処理及び防止対策として樹幹注入等の対策を行っています。

そうした中、昨年は景観上も影響があるほどに広がったため、専門家の意見も伺った上で、9月議会において補正予算を2000万円このナラ枯れ対策に増額しました。
この春にも森林整備に関わる方々にご尽力いただき1000本以上のナラの木を処理しましたが、今年はさらに広がっており、この度専門家の皆さんと共に、現地の状況を再度確認した上で、今後の対策について会議をしました。

温暖化の影響もあり、今年はカシノナガキクイムシが活発化し、反対に木が弱っているという話や、昨年は標高750m以上では越冬しないというデータがあったものが、もっと高い場所でも越冬が見られるなど、これまでとは異なる状況も報告され、一方で他の場所の例でも完全に防ぐことは無理であり、周期で自然に減っていくものであることが再度専門家から報告され、景観のために行う処理には限界があることから、これまで同様に人や人家等に危険が及ぶ可能性が高いものを優先的に対策していく方針といたしました。

昔のように若木のうちに薪などで活用して伐採し、森林を循環させることが重要とのことですが、人口減少や人手不足でなかなか所有者が管理することも大変な昨今、行政でも出来うるサポートをしてまいりますが、皆様のご協力のほど、宜しくお願い申し上げます。

 

 

マウンテンバイククラブ表敬訪問
マウンテンバイククラブ表敬訪問

同日は、この夏に行われた「JOCジュニアオリンピックカップ全国ユース選抜マウンテンバイク大会」ならびに「自転車甲子園」で活躍した皆さんが、村長室に報告に来てくださいました。

ジュニアオリンピックカップでは、小学生では3つの金メダル含む6人がメダルを獲得し、中学生は銅メダルが2人、高校生では金メダル1人と、白馬勢が今年も大活躍しました。

自転車甲子園は、今年も遠く愛媛での開催でしたが、白馬高校の1年生で結成したチームが決勝に残り、「特別賞」を受賞して陶器の重厚なトロフィーを持ち帰り、ご披露くださいました。

スポーツ振興やサイクルツーリズムを推進する村として、地元の選手が全国で活躍していることを大変嬉しく思います。
皆様おめでとうございます。


 

白馬サマーノルディックフェスティバル・スペシャルジャンプ記録会
白馬サマーノルディックフェスティバル・スペシャルジャンプ記録会

31日は、台風の影響で、予定されていた「白馬村陸上競技選手権大会」や「白馬駅前ストリートフェス」は中止となりましたが、「白馬サマーノルディックフェスティバル・スペシャルジャンプ記録会」は開催され、雨降りの中でしたが、日本を代表するトップアスリートの皆さんが、白馬の空に舞いました。

女子では、伊藤有希選手が、圧倒的な強さを誇り、大ジャンプを決めて優勝。また男子では若い選手に混じって、ベテランの竹内択選手とレジェンド葛西紀明選手が表彰台に立ち、大変感動いたしました。

幅広い世代が活躍するこの競技の普及にご尽力いただいております皆様に心より感謝申し上げますとともに、入賞されました選手の皆様にお祝い申し上げます。

 

 

白馬景色9月


白馬は、一気に秋の気配が深まってまいりました。
9月も毎週イベント盛りだくさんの白馬に、ぜひお出掛けください。

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更新日:2024年09月03日