広報はくば2013年4月号

広報はくば2013年4月号 page 9/16

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概要:
子どものメンタルヘルス子どもたちのこころは、成長とともに大きく揺れ動くことがあります。ときには、気持ちが不安定に見えたり、何を考えているのかわからなくなったりすることもあるでしょう。そうした状態が正常....

子どものメンタルヘルス子どもたちのこころは、成長とともに大きく揺れ動くことがあります。ときには、気持ちが不安定に見えたり、何を考えているのかわからなくなったりすることもあるでしょう。そうした状態が正常な成長の中で見られる一時的なものであることも多いのですが、実は背後にこころの病気が隠れていることもあるのです。こころのSOSサインに気づく悩みやストレスが大きくなって、こころがダウンしそうなとき、様々なサインが現れます。とくに、こころのSOSは睡眠、食欲、体調、行動の4つの面に出てくることが多いでしょう。「今まではこんなことなかった」「どうも普段の様子と違う」など、いつもと違うことへの気づきが大切です。次のようなサインが続いているようなら、子どもから話を聞いてみましょう。そして、つらい症状が続いている場合は、専門家に相談してみることをお勧めします。睡よく眠れること、十分な睡眠はこころの健康にとって大切です。眠寝つけない、夜更かししている、朝起きるのが辛そう・起きられない、睡眠のリズムの乱れ、眠れない、寝すぎる食ストレスやこころの病から食欲に影響が及ぶことがあります。欲食欲がない・食べる量が減った、食べ過ぎる、炭水化物をほしがる(ごはん・菓子)急に痩せたり太った、体重をとても気にする体調こころの病気も、最初は体調に出てくることがよくあります。だるそう、疲れている、元気がない、顔色が悪い、腹痛・頭痛・めまい・吐き気などを訴える行動本人よりも周囲が気づきやすいのが行動面のサインです学校に行きたがらない、引きこもりがちになった、友達と遊ばなくなった、身だしなみにかまわなくなった、無口になった、挨拶をしなくなった、何度も同じ動作や行動を繰り返す、気持ちが抑えられず暴力をふるう、長い間ぼんやりしている表情が変わらず感情面での反応が少なくなった、話が支離滅裂、独り言をいう以上のようなサインがあるからといって、必ずしもこころの病気とは限りません。ただ、これまでなかったのに、このようなサインが見受けられるようになった場合や、長く続くような場合は、それはこころのSOSなのかもしれません。こころの病気は、多くの場合、早期に治療するほど回復も早くなるといわれています。ですから子どもの「いつもと違う」サインをキャッチしたら、早めに専門家に相談してみましょう。資料:厚生労働省ホームページ「こころもメンテしよう~若者を支えるメンタルヘルスサイト~」「資料:長野県精神保健センター「思春期のメンタルヘルス」9