広報はくば7月号

広報はくば7月号 page 7/16

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子宮頚がん予防ワクチン接種の積極的勧奨を一時差し控えます子宮頚がん予防ワクチンの接種は、平成22年11月より、任意接種として接種費用全額補助を実施してきました。また、予防接種法の改正により、平成25年4月1日....

子宮頚がん予防ワクチン接種の積極的勧奨を一時差し控えます子宮頚がん予防ワクチンの接種は、平成22年11月より、任意接種として接種費用全額補助を実施してきました。また、予防接種法の改正により、平成25年4月1日から定期予防接種の対象となり、小学校6年生から高校1年生の女子が接種対象者とされています。(標準的接種は中学1年生)副反応については予防接種との因果関係に関係なく報告を集め、定期的に専門家が分析・評価しています。現在、因果関係は不明ながら、子宮頸がん予防ワクチン接種後に持続的な痛みを訴える重篤な副反応が報告されており、6月14日(金)に行われた「第2回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会」において、これらの副反応の発生頻度等がより明らかになるまで、積極的な接種の勧奨をすべきではないとされました。これを受けて、厚生労働省では、子宮頚がん予防ワクチンの定期接種の中止ではなく、継続するものの積極的な接種の勧奨を差し控えることとなりました。今まで通り、無料で接種できますし、副反応により医療機関での治療が必要になったり、生活に支障がでるような障害が残るなどの健康被害が生じる場合は(予防接種によって健康被害が引き起こされたと認定された場合)、法律に基づく救済が受けられます。接種を受ける方は、有効性とリスクを理解したうえで受けてください。子宮頸がんはこんな病気子宮頸がんは、女性の子宮の入り口に近い部分(子宮頚部)にできる「がん」です。若い女性(20~39歳)では2番目に多いがんです。年間9000人近くの方がかかり、2700人もの人が亡くなっています。子宮頸がんの原因はHPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスの感染HPVには100種類以上の型があり、そのうち発がん性のある方は30~40種類、主に性行為によって感染します。ほとんどの人が生涯に一度は感染するといわれていますが、感染しても90%は自然に排出されます。子宮頸がんのワクチン接種によってHPVの感染を防ぐ効果があります子宮頸がん全体の50~70%の原因とされる2種類の型(16型・18型)のHPVの感染やがんになる過程の異常を防ぐ効果があります。子宮頸がん予防ワクチン接種のリスク予防接種を受けると、一定の期間内に種々の身体反応や疾病が見られることがあります。比較的軽度の副反応ワクチン接種後にみられる主な反応としては、発熱や接種した部位の痛み・腫れ・注射の痛み・恐怖・興奮などをきっかけとした失神があります。●ワクチンごとの主な副反応発生頻度ワクチン:サーバリックスワクチン:ガーダシル50%以上注射部位の痛み・発赤・腫れ・疲労注射部の痛み10~50%未満かゆみ・腹痛・筋痛・関節痛・頭痛など注射部の腫れ・紅斑1~10%未満蕁麻疹・めまい・発熱など注射部の痒み・出血・不快感・頭痛・発熱1%未満注射部の知覚異常・しびれ感・全身の脱力注射部の硬結・手足の痛み・筋肉のこわばり・腹痛・下痢頻度不明手足の痛み・失神・リンパ節の炎症など疲労・倦怠感・失神・筋痛・関節痛・嘔吐など重い副反応現在、因果関係は不明ながら、子宮頸がん予防ワクチン接種後に持続的な痛みを訴える重篤な副反応が報告されており、その発生頻度等については調査中です。これまでに報告のあったその他の重い副反応については以下のとおりです。病気の名前主な症状報告頻度アナフィラキシー呼吸困難・蕁麻疹などを症状とする重いアレルギー約96万接種に1回ギラン・バレー症候群両手足の力の入りにくさを主症状とする末梢神経の病気約430万接種に1回急性散在性脳脊髄膜炎頭痛・嘔吐・意識低下などを主症状とする脳などの神経の病気約430万接種に1回ワクチン接種を希望される方は、健康福祉課(電話85-0713)までご連絡ください。ワクチン接種をした方も、20歳になったら子宮頸がん検診を受けましょう。7