ブックタイトル広報はくば11月号

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概要

広報はくば11月号

館長 田中 博充Tel.0261-85-0726Fax.0261-72-7001白馬村公民館Vol. 4642014.11.171館報はくば Vol.464南小原 あさひ白馬書道同好会長賞北小矢口 陽登白馬村子ども育成会長賞北小森田 優希大糸タイムス社賞南小田中 ひとみ白馬村公民館長賞白馬中松澤 史歩白馬村観光局長賞白馬中粟嶌 幸白馬村教育委員長賞白馬中矢口 愛深白馬村議長賞白馬中横山 凜白馬村長賞第30回白馬席書大会 10 月25 日(土)に白馬席書大会を開催しました。会場は熱気に溢れ、参加者は一生懸命に筆を走らせました。村人の広場「三日市場山城跡を見学して」 飯田  伊藤佳壽美 秋晴れの9月27 日に白馬村公民館主催の「戦国の山城を訪ねて」の講座で三日市場山城跡を見に行く、著名な講師の解説を聞ける事もあって村内外から40 名を超す参加者で盛況でした。丁度「三日市場神明社」の秋の例大祭の始まりの日でも有り普段は静かな鎮守の杜も「幟り」や灯燈が立ち氏子の皆さんや参拝者で華やんだ雰囲気であった。幸せな事に重要文化財の社殿が解放されており滅多に目にする事の出来ない内部や「御正躰」も拝する事が出来ました。神明社の後方標高878メートルの山頂にあるのが沢渡氏の山城跡である。中世研究者の第一人者の信州大学副学長の笹本正治先生の豊富な知識と巧みな解説で、史跡の見方を学びました。およそ500年以前に築造されたと言われている石垣もない、ただ土塁や空堀りと郭で築いた山城だが戦国の時代に敵の攻撃から守った工夫や知恵の後が見え、時の土豪や先祖の生活が想像された。ただ歴史的文化遺産の山城跡であるが最近重機による林道が開き史跡の一部が破壊されていた。山城跡には小さな祠が一つ有るが、知らない人はここが大切な史跡だとは気付かないと思う。もっと早く付近に史跡を示す標識や看板等を設置して存在を明確にしておく必要があったと思う。又村民や観光客等にも文化的遺産の場所やそれを守る意識の啓発も大切のように思う。白馬村には多くの名所旧蹟や文化的遺産が有りますがこれらを保護し未来へ引継ぐ事が私達の責務だと思う。今城ブームである国宝や立派な天守閣や石垣や大堀の有る城ばかりでなく戦国時代地方の強者たちの夢の後を巡る山城跡も観光資源に成るのでは、と思う。山頂の城跡で参加者の足音で一匹の蛇が飛び出した。430年余の戦国時代に甲冑を着けた大将が命をかけて守った城を今一匹の青大将が城跡を守って居るように見えた皮肉な巡り合せである。秋の木漏の下悠久の佇の城跡を後にした。