ブックタイトルはくば12月号

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概要

はくば12月号

長野県神城断層地震にかかる村長メッセージ震災発生後11 月26 日に村民にむけて伝えられたメッセージです この度、長野県神城断層地震において被災され、現在困難な状況におかれている村民の皆様に心からお見舞いを申し上げます。 さて、この11 月22 日に発生しました長野県神城断層地震は、マグニチュード6.7、震度5 強を記録し、全壊・一部損壊などの建物被害は200 棟を超え、重傷者を含む多くの負傷者を出すという、甚大な被害を白馬村にもたらしました。 また、電気・水道などのライフラインが寸断されるとともに、オリンピック道路などの幹線道路を含む村内の多くの道路が損傷し、一時孤立する集落が出るなど、多くの村民の皆様が不安な時間を過ごされたことと思います。 しかしながら、このような大きな災害にも関わらず、亡くなられた方がいなかったことはまことに不幸中の幸いでした。これも、日頃から地域の皆様が高い意識を持ち、結束して防災活動に努められた賜物であると強く感じているところであります。 白馬村では、地震発生直後に災害対策本部を設置し、村内の被災状況の確認及び応急処置、避難所の開設、給水車の派遣といった災害復旧活動を実施して参りました。村民の皆様の生活への影響を最小限に止めるために努力しているところですが、情報提供の遅れなども含め、村民の皆様にご不便・ご迷惑をおかけしておりますことに深くお詫びを申し上げます。一方、災害復旧にあたりましては、多くの個人・事業者の皆様から、水や食糧をはじめとする各種支援物資を提供いただいたほか、消防・警察・自衛隊の皆様には、献身的に救助活動や復旧活動にご尽力いただくなど、数多くのご支援・ご協力を賜りながら、復旧活動をより円滑に進めるべく努めております。 地震発生からなお、強い余震が続いております。また震度5 強以上の余震が発生する確率も10% 程度と予想されるなど、いまだ予断を許さず、被災された皆様が元の生活を取り戻すまでには、今後長い時間がかかるものと思われます。 また、間もなくウインターシーズンを迎えますが、スキー観光に対して地震による風評被害も懸念されます。 白馬村といたしましては、このような難しい局面にあたり、村民の皆様の不安を取り除き、安全で安心な生活の確保と、観光業をはじめとする経済活動を守るために、積極的な情報発信と、迅速かつ柔軟な措置を講じて参ります。 白馬村の1 日も早い復興を目指して、村民の皆様と共に、全力を尽くして取り組んで参る所存ですので、皆様のより一層のご理解とご支援、ご協力を賜りますようお願いを申し上げます。平成26 年11 月26 日~村民の皆様へ~2