ブックタイトル広報はくば1月号

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概要

広報はくば1月号

2館報はくば Vol.465 去る11 月1日から3日に掛けて、ウイング21 を会場に第44 回白馬村文化祭を開催しました。作品展示や芸能発表、姉妹都市の皆さんの出店など、多くの方にご来場・ご参加いただき、会場は大きな盛り上がりをみせました。今回は、オープニングパフォーマンスとして、合同演奏をして頂いたお二人の方より、感想を寄せていただきました。白馬村文化祭を開催しました!白馬村文化祭オープニング太鼓に参加して 切久保  高杉ゆきほ(塩の道太鼓) 11 月1日、2日、3日に白馬村文化祭が開催されました。2日目に行われた芸能祭のオープニングは、白馬村内で活動している3つの和太鼓チームによる合同演奏で幕が上がりました。 白馬村の太鼓のパイオニア、日本アルプス白馬八方太鼓。手作り太鼓の飯森水神太鼓。創作和太鼓の白馬塩の道太鼓。 こんな紹介をしてもらい(塩の道太鼓のおじさん達は北陸太鼓の流れを汲む孫とじいじの年金太鼓、などと言っています)、「太鼓連」と銘打っていましたが、今までこうして複数の太鼓チームが合同で演奏をしたことはないそうです。 私が白馬で和太鼓を始めたのは今年の8月終わりからで、白馬村の太鼓チームは八方太鼓さんと、父が参加している塩の道太鼓しか知りませんでした。学生時代には父に太鼓をやろうと誘われましたが、当時は部活一色の生活であまり興味がありませんでした。高校を卒業して上京し、今年になって怪我をした私は、療養のため地元白馬に帰ってきました。リハビリがてら父に連れられて塩の道太鼓の練習に参加し始めたのがきっかけです。そんな練習日にやってきた公民館長が、この合同演奏の企画を持ちかけてこられました。最初は村民運動会で、とのことでしたが、塩の道太鼓の大人メンバーは、前例のないその企画を本当に出来るのか、と半信半疑でした。それでも水神太鼓さんと何度か一緒に練習をし、いざ!と思ったら今年の運動会は生憎の中止となってしまいました。それでも諦めなかった公民館長は、次は文化祭のオープニングで!とまたまた練習日にやってきました。それから演奏する曲を決め、各チームと話し合いをし、何度か一緒に練習をして向かえた11 月2日。会場のウイング21 のステージにずらりと並んだたくさんの太鼓。その様子は壮観でした。各チームの特色のある太鼓、各チームのはっぴ、メンバーはおじいちゃんから小学生まで様々。一見バラバラな集まりが一つの曲を合わせることが出来るのか不安もありました。普段叩いている曲も叩き方も違うチームが、何度か練習で合わせただけで一緒に叩いてバラバラにならないのか。しかし、これだけの数の太鼓で、様々な人が様々な音を奏でてそれが一つになったらどんな音になるのかとワクワクしました。そして緊張高まる中、幕が上がりました。八方太鼓さんの特大桶太鼓の響きが会場の耳と目を引きつけ、一曲目は塩の道太鼓がいつもオープニングで叩いている曲を各チームごと一節の演奏を回していき、最後に全体で合わせる。二曲目は子供の威勢のいい「勇み駒だ!」の声で始まった御諏訪太鼓の勇み駒。叩き方や格好や太鼓もバラバラで統一性のない、しかしそれぞれの特性を生かして一つの型にはまらない音の融合があったのではないかと思います。叩き終わった会場からは暖かい拍手をいただき、とても気持ちよかったです。 今回の合同演奏を終えて、今まで他の太鼓チームとの交流がなかったことがとてももったいなく思えました。自分達とは違う太鼓を聴くこと、見ること、雰囲気を味わうこと、違うチームの皆さんと交流することで勉強になることが沢山ありました。そしてなにより、大勢で叩く太鼓は迫力がある!折角同じ村内で活動しているのだからいろんな行事等で一緒に演奏したり、合同で練習する機会があればいいと思いました。もちろんそれぞれの流派や考え方、活動方針等があり、そう簡単にはいかないのかもしれませんが、若造の一意見として聞き流してください。ただ、今回の経験で同じ考えを抱いた方が他にもいらっしゃれば嬉しく思います。そして、この「太鼓連」の活動が、白馬村をどんどん盛り上げて村全体の元気に繋がることを願います。合同演奏会に参加して 飯森 田中美沙(飯森水神太鼓) 今回、白馬村の文化祭で太鼓連合同演奏をさせていただいたことは、とても楽しく、そして勉強になる体験でした。 太鼓連合同演奏はもともと、四ツ谷太鼓、塩の道太鼓、水神太鼓で村民運動会で鼓くことを目標に練習していました。しかし、残念なことに村民運動会が中止になってしまったため、演奏することが出来ませんでした。そのため、白馬村の文化祭で演奏できたことがとてもうれしかったです。 村民運動会では、合同演奏は一曲だけやる予定でしかありませんでしたが、白馬村の文化祭では八方太鼓、水神太鼓にはない塩の道太鼓の曲の演奏に取り組むことができました。水神太鼓にある曲とはまったく違うため、とても新鮮で楽しく練習することができました。 本番前のリハーサルで、全員がそろった演奏を初めてやりました。微調整を行い、本番へ向かっていくなか、私は緊張していきました。本番での演奏は3つの太鼓の団体の息がそろったすばらしい演奏になっていたと思います。演奏後には、すばらしい達成感がありました。 今回、3つの太鼓連で合同演奏をしたことで、自分たちの太鼓の長所、短所を知ることができました。なので、今後の練習では、長所を伸ばし短所を改善していき、よりよい演奏をできるよう頑張っていきたいと思います。