ブックタイトル広報はくば1月号

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概要

広報はくば1月号

3館報はくば Vol.465白馬村公民館講座「戦国の山城を訪ねて」に参加して 栃木県足利市 伊藤 学(神城内山出身) 白馬村の行政ホームページにて白馬村公民館講座の「戦国の山城を訪ねて」が開催されることを知り、実家近くにある文化財について勉強しようと思い参加させて頂きました。主催は白馬村、白馬村公民館、共催は国立大学法人信州大学地域戦略センター、白馬村文化財審議委員会となっていました。10 時に集合場所である三日市場の神明社に行くと、駐車場には大勢の方々が集まっており、本日の講師である信州大学副学長の笹本正治先生の紹介がありました。資料として、図解 山城探訪第6集安曇資料編宮坂武男著(長野日報社)の俯瞰図と、中世城郭研究 三島正之著(中世城郭研究会)の縄張り図が配布されました。 村長さん、村議会議員さん、公民館長さん、役場の方々、ご近所の皆さんをはじめ、村内外から約50 名の方がお見えになっていました。半数近くは村外の方とお聞きし、白馬村に対する村外からの関心の高さにも驚きました。当日は三日市場のお祭りで、年に1回しか公開されないという国指定重要文化財 本殿神明社と相殿諏訪社を講座の途中で見ることが出来たことも幸運でした。 大手筋から山城に入り、守閣に到着するまでの間、戦国時代末期に築城された白馬村指定史跡である「三日市場城(大宮城跡)」の築城技術や、武田氏の信濃侵攻などを、笹本先生から時折ジョークを交えながら詳しく教えて頂きました。三日市場城跡は、白馬村神城三日市場に位置し、東から西側に張り出した独立丘陵ピーク(標高878 m 比高120 m)に築かれた山城だそうです。城の規模は東西150 m×南北100 mとの事でした。築城年代は定かではありませんが沢さわどし渡氏によって築かれたと云われており、東西二郭の小城で二重の横堀や連続竪堀を設けるなど学術上価値の高いものであるそうです。 守閣から見下ろしたところには、ブルドーザーで造られた道がありました。今年の5月初旬に山城探訪愛好者の方から「三日市場城跡」の損壊が指摘され、白馬村と有識者で調査したところ、地権者が世代交代により白馬村史跡に指定されている事実を知らなかったため、白馬村に無届けで長年の雪害による倒木や、荒廃していた当該地を整備し守っていくため、約3年程前から重機を使用して倒木の撤去等を行ったとのことです。今後このようなことが無いようにと、今回の見学会が開催されたとの事でした。 公民館長さんが、「大宮城跡」は白馬村指定史跡で学術上価値の高いものでありながら、村民の文化財に対する保護や保全等意識の高揚につながる必要な施策を講じてこなかったため、今回の損壊を招いてしまったと説明されていました。今後はこのような講座を毎年開催して、意識の高揚をはかりたいとの事でした。 実家近くにこのような素晴らしい文化財があるということを認識できたとともに、その歴史的背景について知ることが出来、大変勉強になりました。今後もこのような講座に出来るだけ参加させて頂き郷土に理解を深めていきたいと思います。笹本先生を始め、当日お世話になった皆様に心よりお礼申し上げます。子育て支援ルームの運動会に参加して 沢渡 岩佐英恵 主人の転勤で富山から白馬に移り住んで半年が過ぎ、子供も顔見知りの友達も出来て、この運動会を楽しみにしていました。 初めは子供がグズってしまい、抱っこでの「かけっこ」でしたが、機嫌を取り戻して、障害物競争も物欲のおかげか楽しそうに参加してくれて安心しました。綱引きでは保護者の方が盛り上がり、ついムキになってしまったのが笑えましたね。下の子もいたので大変でしたが、ボランティアの方もいて、ありがたく心強かったです。 運動会が終わってからの支援ルームでの子供達の発狂ぶりも面白く、子供なりにプレッシャーを感じながら頑張っていたのかなと思いました。 家に帰ってからは、メダルをかけては「頑張った人」と自分で言ってる姿が微笑ましかったです。 楽しい時間を過ごさせてもらい、ありがとうございました。村人のひろば