ブックタイトル広報はくば201511月号

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概要

広報はくば201511月号

震災後の不眠が長引いていませんか?慢性不眠をどう防ぐか、どう対処するか○“眠れたという体験”をすることが最も重要。○誤った睡眠習慣を正す。 震災のような大きなストレスを受けると、強い不安が生じます。そのため、一次的に緊張状態となり、夜間も緊張状態が持続するため、自然な眠りを妨げます。(こころの不眠)  通常の場合には、危機的状況から抜けだし、時間の経過とともに自然に緩和されて、不眠症状も改善していきます。しかし、ストレスが大きかったり、持続している、生活環境が改善されない等により、不眠症状からなかなか抜け出せない方もいます。特に、心配性で不安感が強い方、心配事があると他のことが手につかない"切り替え下手"の方、高齢の方、基礎疾患をお持ちの方などは続きやすいと言われています。 また、こころの不眠が続くと、ストレスホルモンの過剰分泌などによっても緊張状態がおこり、不安症状が改善されたのに眠れないというからだの不眠に移行していく場合があります。こうなると慢性的な不眠となり、なかなか自然に治りにくくなってしまいます。 特に、不眠症状だけではなく、不眠による不安や苦しみが和らがない、悪夢をよく見る、日中の眠気が強い、集中力の低下、倦怠感が強い、意欲が出ない、悲観的な考えが浮かぶ、などの症状が日中にみられる場合には、専門的な治療が必要である可能性があります。単なるストレスによる不眠ではなく、うつ病などのこころの病気やその他の睡眠障害による不眠である場合も少なくありません。 高血圧や糖尿病などの生活習慣病をお持ちの方では、不眠によって血圧や血糖値が上昇することがしばしばあります。感染症にかかりやすくなることも知られています。不眠症状が続いている方は、軽視せず、医師に相談されることをお薦めします。眠ることで慢性不眠の悪循環を断ち切ります。一時的な睡眠薬の服用も考えましょう。①就寝時刻を遅めに 眠るための準備ができていないのに就寝しても寝付かれず、焦りが増します。横になりたいなと思った時刻から少し夜更かしして、眠りたい気持ちを高めてからふとんに入りましょう。②寝床にしがみつかない 横になっても15分以上寝付けない場合は、布団からでましょう。③睡眠ニーズを高める 昼寝は1時間程度に。日中は外にでて身体を動かしましょう。〔心の不調を感じたら、お気軽にご相談ください。〕相  談  先健康相談健康福祉課保健師 電話85-0713(随時)北アルプス医療センターあづみ病院 電話62-3166カウンセラーによる相談会 ふれあいセンター 2階第2(火)13~15時・第4(火)10~12時・13~15時長野県精神保健福祉センター 電話026-227-1810(月)~(金)8時30分~17時15分精神保健相談心の相談会※詳しくは、健康福祉課85-0713までお問合せください。7