ブックタイトル広報はくば1月号

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概要

広報はくば1月号

新年明けましておめでとうございます。村民の皆様におかれましては、輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。早いもので神城断層地震から2 回目を数える年明けとなりました。振り返りますと、住宅に、農地に、道路に、と村民が一丸となって復旧に向けて走り続けた1 年間でありました。神城断層地震で被災した道路、農地等の災害復旧工事は、平成27 年で概ね発注が終わりましたが、豪雪地帯である白馬村の宿命で、多くの事業は平成28年度に繰越をして施工する計画になっております。まだまだ本格的な復旧工事はこれからという事になろうかと思います。平成28 年度には、被災者のための村営住宅も建設を予定しており、道路、農地、住宅の復旧が進む計画で、いよいよ復旧から復興に向けて、さらに加速していく飛躍の年明けと言えるのではないでしょうか。長野県の方言では「ずくをだす」と申しますが、それぞれの方が、それぞれの方面で、「ずくをだして」復興に向けて活動していく事がなにより大事な時期であると考えております。全村民一丸となって復興に向けて頑張りましょう。私ども白馬村議会は、平成25 年の改選から2 年間を経過しました。その間には、村長の交代や神城断層地震など、まさに白馬村が大きく動く局面に立ち会わせていただきました。特に神城断層地震では、白馬村議会としてどのように行動していくのかを模索し、情報発信のための総合窓口運営や、罹災調査への協力などを行いました。もとより白馬村地域防災計画の中には、議会の動きは規定されておりませんので、議員同士で協議、検討し、行動した結果として、一定の効果を得られたことは、今後の議会活動における貴重な経験であったと思っております。現在議会では議会改革調査特別委員会を立ち上げ、よりよい議会活動の調査研究を行っておりますが、こういった経験も今後の活動に生かし、住民の意見を反映する開かれた議会を、残されたわずかな任期でありますが構築してまいりたいと考えております。さて、平成28 年は白馬村合併60 周年の節目の年であります。信州北西部の寒村だった旧神城村、旧北城村が昭和31(1956)年に合併し、先代住民は風雪に耐え、力強く生き抜く中で、登山、スキーと観光産業を振興し、現在では世界水準の観光地を目指す村に発展してまいりました。今後も世界中の人から愛される「白馬村」を目指して一層の努力が必要であると感じています。神城断層地震により大きく被災しましたが、平成28 年が白馬村復興元年となり、一層飛躍の年となりますように、白馬村議会と致しましても、「ずくをだして」精力的に活動してまいりたいと思いますので、今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。村民の皆様、明けましておめでとうございます。皆様方には希望にあふれる輝かしい新春を迎えられたこととお慶び申し上げます。また、日頃から、村政全般にわたり温かいご理解とご支援を賜り厚く御礼申し上げます。さて、白馬村に大きな被害をもたらしました神城断層地震から1年と1 ヶ月が経過いたしました。昨年を振り返りますと、まさに震災復興に向けて村民一丸となって取り組んできた1 年でありました。村民の皆様や関係各位と関係機関のご協力により急速に被災箇所の復旧は進んでございますが、その被害の大きさから、村道、農地などの復旧工事については平成28 年度に繰り越されるものもございます。村民の皆様におかれましては、たいへんご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。また、本年は堀之内、三日市場など村内3 ヶ所に関係各位と関係機関のご理解とご協力を賜り、村営住宅を建設いたします。現在も避難生活を余儀なくされている村民の皆様も、この村営住宅の完成によって住み慣れた地域にお戻りいただき、隣近所の絆によって結ばれた地域コミュニティが再興されることを大いに期待しているところであります。白馬村といたしましても、本年も引き続き全力で震災復興に取り組んで参ります。そして、村民の皆様が安心して暮らすことができる地域づくりを目指しますので、皆様のご理解、ご協力をお願いいたします。一方、村内の経済状況に目を向けますと、インバウンド事業による外国人観光客の増加によりスキー産業を中心に観光業は活気を取り戻しつつありますが、全ての村民が未だ景気の回復を実感できておりません。白馬村が元気を取り戻すためには、基幹産業である観光業の振興が絶対条件であります。そのため白馬村では、「白馬村観光地経営計画」を策定いたしました。この計画を基本として、白馬村が世界に誇る山岳景観を活かして、お客様に何度でも訪れていただける魅力的な国際山岳観光地を目指し、経営的な視点をもって時代に則した白馬村観光産業の発展を目指して参ります。また、ここ数年増加している迷惑行為によるトラブルを防止するため「美しい村と快適な生活環境を守る条例」、通称「白馬村マナー条例」を制定いたしました。村民の皆様の安心・安全な生活を守り、誰もが快適に過ごすことができ、村民はもとより訪れるお客様がこの美しい山岳景観を満喫できる、そんな白馬村の実現のため、関係機関と協力しながら対策を進めて参ります。本年は、神城村と北城村が合併し白馬村が誕生してから60 年目の節目の年であり、また新たな10 カ年となる第5 次総合計画の始まりの年となります。少子高齢化が進み、地方消滅の危機が叫ばれる中、地域のコミュニティが見直されています。特に白馬村は震災により改めて地域の絆の重要性を確認したところですが、この節目の年にあたり、地域コミュニティの再生と本村の発展のために尽力して参りたいと考えております。結びに、今年一年が皆様にとって素晴らしい年になりますようお祈り申し上げまして、新年のご挨拶といたします。謹賀新年白馬村議会議長北澤禎二郎白馬村長下川正剛2