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1701hakuba

新年村民の皆様、新年明けましておめでとうございます。皆様方には希望にあふれる輝かしい新春を迎えられたこととお慶び申し上げます。また、日頃から、村政全般にわたり温かいご理解とご支援を賜り厚く御礼申し上げます。さて、平成26年11月22日に発生し、白馬村に大きな被害をもたらしました神城断層地震から2年が経過いたしました。復旧復興を進めてきましたが、白馬村は「地域の絆」による防災・減災のモデルとなり、全国各地から大勢の方が視察に訪れていただいていることから、村民が一体となって乗り切った震災対応には一定の評価を得ることが出来ました。これまでの間、国や長野県、そして全国、世界中の方々や企業、団体などの皆様から、見舞金や義援金、救援物資の提供、人員の派遣など、温かいご支援をいただくとともに、村内外のボランティアの皆様から大きなお力添えをいただきましたこと、改めて心から厚く御礼申し上げます。そして、昨年11月25日には白馬村震災復興村営住宅が完成し、復興に大きな節目を迎えることができました。被災された方々が新しい住宅で温かい正月を迎えていただいたことは何よりの喜びであり、住み慣れた地域に戻り、隣近所の絆によって結ばれた地域コミュニティが再興されることを期待しているところであります。また昨年、白馬村は村制施行60周年という節目を迎えることが出来ました。昭和31年9月30日に神城村と北城村が合併し、オリンピックという大イベントを開催するまでに成長し、世界に冠たるスノーリゾートの地となったことは、先人のたゆまぬ努力と白馬を愛する多くのファンのおかげであると、心から感謝申し上げ、今後も未来への村づくりを皆さまと共に行っていく決意です。本年度策定した白馬村第5次総合計画は、今後の10年間の村の方向性を示すものです。基本理念を「白馬の豊かさとは何か」?多様であることから交流し学びあい成長する村?としました。白馬村には、世界中の人々を惹きつける自然環境があり、多様な価値を持っていて、その土地の暮らしに根付いた歴史や文化も各地域に残っています。そして、移住された方や訪れた方も含めた白馬を愛する多様な立場の人たちがいます。社会変化の影響を受けやすく、これまでも多くの変化に柔軟に対応してきた白馬村だからこそ、今後、村内外からの「多様性」から「学びあう」ことを意識し、様々な分野で「白馬の豊かさ」を発見しながら成長していく必要があります。これからの10年間、白馬に集うみなさんが「白馬の豊かさとは何か」を問いつづけることによって、激しい社会変化にもお互いに知恵を出し合い、手を携えながら乗り越える、そして、一人ひとりが「豊かさ」を感じながら成長することができる村づくりを推進する所存であります。村内の経済状況は、ここ数年インバウンド事業が関係者のご努力のもと、好調に推移してきましたが、昨シーズンの雪不足による今シーズンへの影響が懸念材料でありますし、世界の政治経済の動きも気になります。村が元気になるには、基幹産業である観光業の振興が絶対条件でありますので白馬村観光地経営計画を基本として、白馬村が世界に誇る山岳景観を活かして、お客様に何度でも訪れていただける魅力的な山岳高原を活かした世界水準の滞在型観光地を目指し、経営的な視点をもって時代に則した白馬村観光産業の発展を目指して参ります。最後になりますが、今年2月14日から17日に白馬村では30年ぶりとなる第72回国民体育大会冬季大会、ながの銀嶺国体スキー競技が開催されます。全村を挙げ、明るく・元気に・暖かく、選手、役員をお迎えし、皆で成功に導きましょう。白馬村長下川正剛2