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概要

広報はくば10月号

18高齢ドライバーによる自動車事故に社会の関心が集まっています。不幸な交通事故を少しでも減らすには、どうしたら良いのでしょうか? 3月からは、道路交通法も改正されて「認知症ドライバー」への対応が強化されています。まず、交通事故の実態についてですが、全国で発生した交通死亡事故のうち、65歳以上の高齢者が第1当事者(過失が重い側)の事故が全体の約3割という高い水準となっているようです。大北管内における状況は、交通事故131件、死亡者5名、負傷者172名高齢(65歳以上)ドライバー交通事故35件、死亡者1名、負傷者44名(H29年9月末現在)大町警察署で伺った話では、自分がどうして運転しているのかが分からなくなり遠方まで向かってしまったり、高速道路の走行中に急に一般道路と勘違いして逆走してしまう事例があるようです。本人は運転操作は長年の習慣で覚えていても、なぜ自分がそうしているのかを忘れてしまうのですね。また、近年では、高齢の方を中心としたアクセルとブレーキの踏み間違えによる悲惨な事故が多数報道されています。実際、認知症の兆候が出ていても、それを自覚していない人がほとんどで、その人たちがハンドルを握って運転していても、外見上では判断がつきません。改正道路交通法について・・今回改正された要点は、75歳以上の運転者に対して、認知機能の低下で起こしやすい違反行為(信号無視や一時不停止など)をした時には必ず認知症の検査を受けなければならなくなったことと、現在でも行われている免許更新時の認知症検査も含めて、これらの検査で認知症の恐れがあると判断されたら必ず医師の診断を受けなければならなくなった事です。以前よりも認知症のチェックが強化されたものになりました。政府や自治体、警察は65歳以上の高齢者の運転免許「自主返納」を勧めており、大町警察署で平日に本人が申請すると「運転経歴証明書」の交付を受けられます。ご家族が同伴する場合等、日曜日の窓口を開設している免許センターや、代理人による自主返納申請が可能なこともあるようですので問い合わせてみてください。本人の納得や交通の利便性を考えると、なかなか踏ん切りのつかない事ではありますが、悲惨な事故を起こす前に、家族で話し合ってみるなどの意識を持つ事が大切ですね。返納した後の移動手段や、本人の「生きがいや楽しみ」を車の運転以外にも見いだせるように支援していくことが重要となりますが、既存のサービスとしては、白馬村では平成28年4月から自主返納した方に、乗合タクシー「白馬ふれ愛号」の利用券を33枚(11枚綴りを3冊)交付しています。申請した方は30名(H29/9現在)で、更に周知していく必要を感じています。タクシー券の申請窓口は、白馬村役場健康福祉課ですので、公安委員会発行の「申請による運転免許の取り消し通知書」と印鑑を持参してください。ご本人にとって、生活に必要不可欠である部分をご家族や地域と一緒に考え、良い方法を見出していくことができればと思っています。『現役ドライバーからの卒業』大町警察署管内で、特殊詐欺が疑われる不審電話が相次いでかかってきています。電話の内容は、家族や警察官、公的機関の職員を名乗り?お金を取りに行く。?現金を振り込んでほしい。?キャッシュカードの番号を教えてほしい。などと、現金を受け取ろうとしたり、個人情報などを聞き出そうとしたりします。 特に、大北地域では、息子や孫を騙り、未公開株を購入させようとする手口が多いです。他にも、身に覚えのない請求がメール等で届き、コンビニ等でギフトカードの購入を要求する「架空請求詐欺」も多発しています。このような電話やメールがあった場合は?相手を安易に信用しない。?お金や通帳等を絶対に渡さない。?ギフトカードの番号を教えない。?個人情報を教えない。?知人や家族に相談する。?相手の連絡先に連絡しない。などに気をつけましょう、怪しい場合は警察まで通報をお願いします。特殊詐欺に注意! お問合せ 白馬村地域包括支援センター 電話:72-6667 Fax:72-7001 お問合せ 白馬村役場 総務課(白馬村防犯協会) 電話:72-7002 白馬交番 電話:72-2009 大町警察署 電話:22-0110