ブックタイトル広報はくば11月号

概要

広報はくば11月号

16特定健診健康福祉課白 馬 村 の 健 康 Vol.74知りたくなったら健診へ！自分のからだのコト…知りたくない？平成29年度の白馬村の健診は終了しました。人間ドックの補助申請は年中受付中です。次回「糖尿病体験談～神経障害～」につづく今回は糖尿病の3大合併症の1つ「糖尿病性神経障害」についてお話します。神経障害は、最も初期の段階からみられる合併症といわれています。網膜症（失明）や腎症（透析）と比べ、軽視されがちですが、放置しておくと足の壊疽（えそ）や突然死の原因にもなります。高血糖状態が続くことにより、代謝の異常が発生したり、血流が悪くなり神経細胞に栄養等がいきわたらなくなってしまうことが、主な原因と考えられています。〈神経障害によって起こる症状の例〉□　めまい・立ちくらみ□　下痢・便秘□　異常な汗・ほてり□　手足のしびれ□　手足のむくみ□　物忘れ□　物が見えづらい神経は全身に張り巡らされているので、その影響は全身に現れます。しかし、このような症状があったとしても、糖尿病による神経障害ではないこともあります。女性では更年期障害の症状と似たものも多くありますし、神経障害による痛みだと思っていたのが実は別の原因であったりします。反対に神経障害に気付かず、痛みを年のせいだと思い込み、市販の鎮痛剤を用い続け、神経障害そのものを悪化させてしまうことがあるのも事実です。　ご自身の健診結果を見て、血糖値（又はHbA １ｃ ）の値が基準値を超えている方、超えそうな方は、症状を早めにみつけて適切な検査・治療を受けるように心掛けましょう。シリーズ「今なぜ糖尿病なのか？」③そもそも糖尿病って？今回のテーマ「糖尿病性神経障害って？」お問合せ　白馬村役場健康福祉課健康づくり係　電話：85-0713危険！「歳のせい？」と見落としやすい！