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概要

広報はくば1月号

新年村民の皆様、新年明けましておめでとうございます。日頃から、村政全般にわたり温かいご理解とご支援を賜り厚く御礼申し上げます。冬季シーズン序盤は、順調な降雪に恵まれました。シーズンを通し、国内外からの多くのお客様にお越しいただき、賑わいのある白馬村になること願っております。さて、昨年を振り返りますと2月に30年ぶりとなる、「ながの銀嶺国体」が開催され、全国から総勢10700名もの選手、役員、お客様をお迎えし、大成功に終えることができ、協力いただいた全ての皆様に感謝申し上げます。4月には、任期満了に伴う、白馬村議会議員一般選挙が行われ、当選した12名の皆様とともに、これからの村づくりに向けて取り組んで参ります。7月から9月にかけ、7年ぶりとなるJR の「信州デスティネーションキャンペーン」が「世界級リゾートへ、ようこそ。山の信州」をキャッチフレーズに開催されました。天候不順ではありましたが、国内外から数多くのお客様をお迎えすることができました。8月には、地方創生人材支援制度により総務省の藤本元太氏が副村長として就任しました。任期は2年間でありますが地方創生を始めとした、様々な事業に鋭意取り組んでいただいております。9月には、ふるさと納税の使い道として白馬高校の取り組みが評価され、「ふるさと納税の健全な発展を目指す自治体連合」より表彰を受けました。これは村民の白馬高校を存続させたいという思いと、日本全国の白馬ファンの方々のお力があってこその出来事と心より感謝しております。11月には、白馬と東京において白馬ファンとの交流会を開催し、外部目線ならではの新鮮かつ有意義なアイデアをいただき、改めて白馬村へのご支援ご協力に感謝するとともに、生の声を聞くことの大切さと、村外の皆様にも支えられていることを再認識致しました。白馬村に大きな被害をもたらした神城断層地震から3年が経過した11月22日には、未曽有の災害の記憶を風化させないという信念の基、北アルプス地域振興局とともに防災シンポジウムを開催し、村内外より約200名の皆様にご参加いただきました。被災当時のお話や体験を聞くにつけ平穏無事な生活が何よりも尊いものであることを改めて感じ、防災・減災についての思いを新たにしたところです。こうして顧みると、様々な出来事があった1年でしたが、全国的に人口減少・超高齢社会への対応が急務とされる中、白馬村はインバウンド効果もあり、外国人観光客や村の一員として活躍している外国人住民は増加傾向です。一方、少子高齢化による担い手不足が、各地区の課題として地区懇談会でも挙げられております。昨年度、策定した白馬村第5次総合計画の基本理念は「白馬の豊かさとは何か~多様であることから交流し学びあい成長する村~」となっています。インバウンド効果がある反面、典型的な中山間地域が多く残る当村において、第5次総合計画を実行に移す1年であったと実感しています。私たちは、先人が築いた、類まれな環境と景観の中で、自然の恩恵にあずかる生活をしています。そして白馬の環境、景観は世界中の人々をも魅了しています。多様な価値観はありますが、現代を生きるものとして、この環境は守るべきもの、後世に引き継がなければならない唯一無二の財産として、新年の思いを新たにしております。今年はオリンピックイヤーです。1998年に世界各国から選手やお客さまをお迎えしたことが、今日の白馬の選手育成やインバウンドに繋がっております。お隣、韓国平昌オリンピックで、わが白馬村出身の渡部選手が大活躍できるよう皆様の応援をお願い致します。今年1年が皆様にとって素晴らしい年になりますようお祈り申し上げまして、新年のご挨拶と致します。白馬村長 下川 正剛2