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概要

広報はくば1月号

新年村民の皆様、明けましておめでとうございます。健やかに、希望をもって新年を迎えられたこととご拝察申し上げます。2期目の年頭にあたり、改めて責任の重さを実感し、“明るく元気な村づくり”に邁進する覚悟でございます。先人から受け継いだ山岳景観や自然環境は世界中の人々を引き付けることで、今日の白馬村を形成しています。村民一人ひとりが“白馬の豊かさ”を感じ、あたたかいおもてなしの心を持つことで、世界水準の観光地としての地位を確立できるように村づくりを進めてまいります。昨年を振り返りますと、2月に15年ぶりのノルディックコンバインドワールドカップを開催し、渡部暁斗選手が独走で優勝しました。その後の平昌オリンピックでは銀メダル獲得、さらには23季ぶりに日本人としては2人目の同種目ワールドカップ個人総合優勝を達成し、日本のスポーツ史に輝かしい記録を刻みました。7月には、妊娠・出産期から18歳までの切れ目ない子育て支援の実現を目指して「子育て相談支援センター おひさま」を開所しました。専門スタッフが、妊娠や出産、子育てに関する様々な悩みの相談に応じ、幅広く子育てをサポートしています。8月には、大町市源汲において新ごみ焼却施設「北アルプスエコパーク」が開設し、長年の課題でありました、広域体制による、ごみの受入が始まりました。民間事業になりますが、10月には、岩岳山頂に「ハクバ マウンテンハーバー」がオープンし、連日多くのお客様で賑わいました。これはグリーンシーズンの誘客や、本年4月に発足予定の白馬村・小谷村・大町市による地域連携DMO化に向け、大きな弾みとなったところです。12月には、関係者をお招きして、学校給食センターの完成披露式典を行いました。未来を担う子どもたちは基より村民の食育拠点として、本年4月の本格稼働に備え、スタッフとともに準備を進めています。他にも様々な出来事があった1年でありましたが、白馬村第5次総合計画の基本理念「白馬の豊かさとは何か」~多様であることから交流し学びあい成長する村~を自問自答しながら、公共の福祉実現のために、住民、職員とともに取り組んだ年だったと実感しています。いよいよ、今年は、平成に終わりを告げ、新しい時代が始まり、東京2020年オリンピック・パラリンピックまで1年余りとなります。どのように時代が変わろうとも、行政が果たすべき役割や日本人としての「おもてなしの心」には、長野オリンピックの開催地として、いささかの変化もありません。基礎自治体である村と地域コミュニティの要である自治会が、それぞれ知恵を出し合うことが、人口減少社会を乗り越える第一歩であります。地域役員懇談会で出された課題の解決のために、集落支援員制度の活用もしながら、よりよい村づくりに取り組んで参ります。最後になりましたが、観光産業を核とする白馬村においては、自然の恩恵、とりわけ山と雪の恵みに心から感謝し、今年1年が皆様にとって素晴らしい年になりますようお祈り申し上げまして、新年のご挨拶といたします。白馬村長 下川 正剛2