ブックタイトル広報はくば2月号

概要

広報はくば2月号

10本年1月中旬、神奈川県横浜市内において、改元による銀行法改正を口実にした特殊詐欺（キャッシュカード手交型詐欺）が多数発生しています。この詐欺の内容は、全国銀行協会を騙る封書に『元号の改元による銀行法改正について』と題する文書が同封されており、同文書には、「2019年5月1日からの改元による銀行法改正に伴い、「個人情報記入書類の変更・新規作成」「キャッシュカード紛失・盗難によるATM の不正操作防止」のため、全金融機関のキャッシュカードを不正操作防止用キャッシュカードに変更する。」等が記載されています。「銀行名・支店名・口座番号・暗証番号」を同封の「キャッシュカード変更申込書」に記入させ、返信用封筒により、キャッシュカードを送付させて騙し取るものです。今後、長野県内にも同様の詐欺が発生する恐れがあります。警察から被害防止のためのお願い・ 全国銀行協会がキャッシュカードを送付させることは絶対にありません・ キャッシュカードの暗証番号は安易に他人には教えないようにしましょう・ 現金やキャッシュカードを送付させる文書が届いた場合には、詐欺を疑い、家族や警察に相談するようにしましょう全国銀行協会を騙った封書送付による詐欺事案の発生！！お問合せ　大町警察署　生活安全課　電話：22-0110　　　　　白馬村役場　総務課消費者行政係　電話：72-7002子育て耳より情報№17子育てに役立つ様々な情報をお伝えしていきます。今回は子育て支援課より「思春期 ～普通・微妙・別に～」についてです。「思春期」と聞くと、ティーンエージャーの時期と思いがちですが、小学校の中学年あたりから助走は始まっています。それに伴って、親子間のコミュニケーションも変化してきます。　「今までは学校や友達の事をよく話してくれたのに、最近はなんだか無口。面倒くさそうで無愛想になった」「うぜえ」「どーせ、俺（私）は…」「きちんと片づけができていたのに最近、部屋や机の上は物で散乱」「周りの目をすごく気にするようになった」…急に、何で！？不機嫌だったり、イライラしていたりと思春期特有の態度は、体内変化に要因があります。性ホルモンや成長ホルモンといった様々な脳内物質の分泌が活発になると、体調も不安定になりがちです。感情中枢も刺激を受けて、イライラしたりだるくなったりと、本人もどうしたらいいのかわからないくらい、心も体も不安定な状態なのです。子どもの段階 ～ 子どもでも大人でもない段階（思春期）～ 大人の段階心の成長にも順番があります。① 子どもの段階の心の特徴◯ 嫌なことは翌日には忘れてしまうことができる。◯ 周りの大人に気軽に話すことができる。◯ 親や先生の意見に賛成できる。② 思春期の心の特徴◯ 嫌なこと辛いことが忘れられなくなる。　・悩みを持つようになる◯ 親にも話せないことが出てくる。　・秘密を持つようになる◯ 大人の行動、発言に疑問を感じるようになる。　・ 反抗的な態度や言動がでてしまう中高学年ともなると勉強も難しくなり、委員会・係活動等、率先して動かなくてはいけません。家に帰ると様々な習い事に宿題、塾とてんこ盛り。子どものイライラの矛先が身近な家族に向けられるのも仕方がないのです。さらに、自我の発達により、自分と他の人との間で大きく感情が揺れ動く体験をするのもこの時期です。友達と自分を比較して、自分の実力を実感することで自信をなくしたり、自尊心が低下したりすることもあるでしょう。少し先を想像する力もついて、様々なことへの不安を感じるようにもなります。また、体の変化にも戸惑う時期です。“知識”をつけることで、なぜおこるのか、なぜ気分が晴れないのか、それが成長の一過程であり、生理的な現象であることが分かり、不安はかなり解決されることでしょう。親は、わが子の変化に戸惑いがちですが、思春期は子どもの成長、将来の自立のために、とても大切な時期です。それまでの子育てをシフトする機会でもあり、親離れ子離れの時期でもあります。この変化を感じたら、それまでの対応を見直すことで、よりよい親子関係に発展しますように、子育て支援課でも陰ながらサポートさせていただきます。次回は支援ルームからです。