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概要

広報はくば2月号

【複合化する機能について】     山内委員 既存の公共施設の老朽化による複合化と言うと前向きな要素が感じられない。「子育て支援に力を入れていく」という村の方針・姿勢が大切ではないか。あれもこれもはできないので、子育て支援施設を重点とすると雨天時の観光対策等については両立が難しいと思われる。     糸賀会長 ワークショップの意見から村の財政を考慮して受益者負担のような提案も見受けられる。村外の利用者も見込まれることから、観光客も含めて何かしらの形で料金を徴取することも検討するべきと考える。異文化交流や地域の価値観を知る場所になれば人が集うのではないか。ただし、地元の人が利用できなければ本末転倒であるため、何かしらの差別化が必要。     多田委員 「節約型」の施設とするのか、運営費・維持費を生み出す「稼げる施設」とするのか、財政的に厳しいからこそしっかり検討するべき。     岡田委員 子育て施設と図書館だけでは利益を生めないし独自性も出ない。持続性を高めるために利益を生み出すことを考えると、独自性は必要。 移住者や観光客が多く関係のあるオーストラリアを中心に、アーティスト・イン・レジデンス* なども含めて大使館等と協議して芸術面でも連携できないか。* アーティスト・イン・レジデンス 各種の芸術制作を行う人物を一定期間ある土地に招聘し、その土地に滞在しながらの作品制作を行わせる事業     山内委員 マンガは活字よりも伝えやすい場面がある上に、家族で足を運んでもらったり、交流を生み出すためのツールになる。マンガに限らず交流のための媒体は多様にあるため、海外の方の嗜好も含めて白馬に合ったものを選択すれば良い。 白馬には豊かな自然、スポーツ・アウトドア、多様な住民、歴史、観光といった特徴がある。今後デジタル化・ネット社会が加速していくが、リアルとバーチャルの融合、頭でっかちにならない実体験が強み・売りになるのではないか。     糸賀会長 図書館は利用者の年齢層が広く、リピーターが多いのも特徴である。外国人との交流を考えた時には、海外の新聞や雑誌、書籍を置くことも考えられる。また、言語の壁を超える手段として、音楽・芸術・スポーツ等がある。 スポーツは既に盛んであるため、アートを関連づければ裾野が広がるのではないか。 図書館の利用者は多種多彩で、子育ては地域に需要があるため、次世代の人材を育てるという観点では良い組み合わせであると思う。 地域の人たちが白馬のことを学べる場や企画が継続されることで人材が育ち、交流が生まれ、情報も発信できる。コミュニティカレッジの拠点となってほしい。 1月17日(木曜日)に第3回となる有識者会議を開催しました。 事務局から、既存の公共施設として子ども・子育て支援施設との複合化を基本方針とすること、子ども・子育て支援施設整備の方向性、他町村の図書館複合施設の建設・運営事例、ワークショップで出された意見等を資料として配布・説明したうえで、有識者の皆様に議論していただきました。 議論の内容を抜粋してお伝えします。 (会議資料・会議録は行政ホームページに掲載してありますので、ご参照ください)第3 回有識者会議の様子図書館等複合施設の建設に向けた検討(6)第3回有識者会議を開催しました8