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概要

広報はくば3月号

 2月13日(水曜日)に第4回となる有識者会議を開催しました。 これまでの議論を振り返りながら、基本構想に盛り込む要素について、有識者の皆様に議論していただきました。議論の内容を抜粋してお伝えします。*会議資料・会議録は行政ホームページに掲載してありますので、 ご参照ください。     冨山委員 地域の資料について、保存期間や保存場所が明確になっていない。新たな図書館複合施設では、資料の活用まで含めて検討してほしい。     糸賀会長 スキーや山岳、長野冬季五輪等に関する資料は、白馬を知る上で貴重な資源となる。     中澤委員 音楽・楽譜は世界の共通言語であり、新たな交流を生み出すことも期待されるため、活用を検討してほしい。     糸賀会長 音楽やアートなどを通じた言葉の壁を越える交流は、新たな施設でも積極的に試みてほしい。     山内委員 人口規模等から、図書館で1200 ㎡、子育て支援施設で800㎡程度とのことであるが、マンガ図書館やアートスペースなどで村外から人を呼び込もうと思うと、さらに500㎡程度は必要となる。     糸賀会長 あらゆる機能を取り入れる選択肢もあるが、全てが中途半端な施設になる可能性もあるため、機能の取捨選択は慎重に検討する必要がある。     大日方委員 海外からのお客様も含めて、多くの人が利用する「駅」の機能も活用できるあり方を検討してほしい。     糸賀会長 駅の中に図書館の分館を設置する自治体も増えてきている。駅で本を借りたり返したりすることを希望する利用者も考慮しても良いのではないか。     松沢副会長 予算規模・施設規模を踏まえて「利用しやすい図書館機能」を基本に考えなければならない。その上で、村内外の人々が集まるコミュニティ機能も考えていくことが望ましい。     糸賀会長 複合施設の柱となる「交流」という観点において、図書館程最適な場所はない。本や雑誌、新聞を読むために多世代が集まる。音楽やアートも交流手段となる。交流を生み出す仕掛けと席の配置も重要である。     奥田委員 複合施設の整備によって、村として何を目指すのか。     糸賀会長 図書館として「知る」、「学ぶ」ということが主体となるはずであるが、本を借りて返すだけの所ではなく、館内でしっかり「調べ」、充分な満足感を持ち帰っていただく「滞在型の施設」を目指さなければならない。     岡田委員 コンセプトの設定は重要。ワークショップで出されたインキュベーション(創業支援)機能や、アート分野では芸術祭やフェスティバルの開催を検討してほしい。 さらに、司書や学芸員などの専門家を育成すること、東京五輪に合わせて駅舎等を活用したPRイベントなどを展開できれば、潜在的な人材の掘り起こしや村民と観光客の顔の見える関係づくりにつながるのではないか。第4回有識者会議の様子図書館等複合施設の建設に向けた検討(7)第4回有識者会議を開催しました6