ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

広報はくば1月号

新年明けましておめでとうございます。皆様には健やかに、希望をもって新年を迎えられたことと拝察申し上げます。2019年は、平成の時代に終わりを告げ、新時代「令和」が幕を開けました。「令和」には、「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」という意味が込められているそうです。世界各地からお客様をお迎えする当村にとって、第5次総合計画の基本理念である「多様であることから交流し学びあい成長する村」を具現化する時代が来たと感じております。昨年は、自然災害が全国各地で猛威を振るいました。お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。長野県内でも、台風19号により、河川の氾濫、堤防の決壊など大きな被害を受けた自治体がありました。被災された皆様が一刻も早く、元の穏やかな生活を取り戻すことができるよう、心より願っております。当村は、平成26年神城断層地震の際、多くのボランティアの皆様にご支援を戴きました。災害時相互応援協定に基づき、被災した飯山市への職員派遣や、社会福祉協議会を中心としたボランティア活動を実施しましたが、個人団体でも支援に携わっている方もいると聞いております。困った時はお互い様の精神で、今後も官民で助け合っていければと思います。近年の自然災害の要因の一つとして地球温暖化が挙げられます。世界各地で、取り組みが行われていますが、当村は、環境保全を目的とする地球温暖化対策として、国民運動「COOL CHOICE 賢い選択」を推進し、白馬村の豊かな自然環境の保全に努めております。また、地元白馬高校の生徒から、村に「気候非常事態宣言」を求める住民署名を戴き、昨年12月に白馬村気候非常事態を宣言致しました。雪の恩恵を受け、生活している白馬村にとって地球温暖化は非常に重要な課題です。今後、村民一人ひとりが、このことを認識し、小さなことから始めることが、温暖化対策への第一歩だと感じています。今年度は、第5次総合計画後期基本計画の策定が始まります。人口減少時代にあった政策と国連が提唱する「持続可能な開発目標SDGs」を意識した施策をどう展開するか、官民で考える年になります。国内に目を向けると、いよいよ2020年東京オリンピック・パラリンピックが始まります。日本中が「おもてなしの心」で世界各国の皆様をお迎えし、アスリートの熱い戦いに感動する年になります。白馬村も聖火リレーの会場地となりますが、長野オリンピック開催地として大声援を送りましょう。最後になりましたが、観光産業を核とする白馬村においては、自然の恩恵、とりわけ雪の恵みに心から感謝し、今年1年が皆様にとって素晴らしい年になりますようお祈り申し上げまして、新年のご挨拶といたします。白馬村長 下川 正剛2