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概要

広報はくば2月号

12 白馬村でも、毎年ペアレントトレーニングの講座を開催しています。講座に参加して是非ポジティブ支援のスキルを学んでみませんか。 次回も子育て支援課からです子育て耳より情報№ 29? 自尊感情(セルフエスティーム)=自分を大切に思う気持ちを大切に ?子どもの自尊感情を高めるのは大好きなお母さんやお父さんからの褒め言葉が一番です。自分の子どもの行動が気になるとつい、できていないことや良くないことに目がいき、注意して直そうとします。しかし、子どもは1日中よくない行動やできないことばかりではなく、できることや良い行動もたくさんあります。困ったことやよくないことに注目するより、その子のよいところやできていることを見つけて褒めていく「ポジティブ支援」をしていると子どものよい行動が増えていきます。生活の中で苦手なこと、不得意なものがあり、それらのことで、失敗したり、叱責を受けたりすると自分に自信がなくなり、無気力になり、できることもできなくなります。子どもが安心して、自己実現を果たすためにはマズローの欲求の段階の下層①~④をしっかりさせる必要があります。① 生理的欲求(食事・睡眠など生命維持のための欲求)不眠で眠れなかったり、偏食で食事が食べられなかったり、慣れない場所でトイレができなかったりすると、安定して過ごすことが困難になります。環境を調整して安定した生活を送ることが必要です。② 安全欲求(恐怖・危険・虐待・苦痛からの回避)叱責や注意が多いと、いじめられたと感じ被害意識が強くなり、些細なことで怒りやすくなります。不安が強いとこだわりや感覚過敏は増幅するので、安心できるように、周囲が穏やかに接することが大切です。③ 所属・愛情欲求(大切にされたい、自分の居場所があり、人と関わりたいという欲求)親がわかりやすく説明したり、良いところを褒めるようにすると、情緒が安定して進んでお手伝いをしたり、笑顔が増えます。④ セルフエスティーム欲求:自尊感情(認められたい、自分を分かってほしい、自分を大切にしようという欲求)100%できたときだけ認め、褒めると、どうしても認められない場面が多くなります。課題に取りかかり始めたときや、25%、50%でもできているところを褒めると安定して課題に取り組めるようになります。できないときは休憩したり、助けを求めたりすることを教えましょう。また、「○○だから嫌なんだね」「○○だからできないんだね」と、子どもの気持ちに共感して認めましょう。分かっている人が周囲にいることで、子どもは安心して困難なことに立ち向かえます。⑤ マズローの理論によれば、人はセルフエスティームが高められて初めて、知的好奇心、学習意欲が生まれ、努力して自分を高めようとします。家庭で自分の安心できる居場所があり、お母さんや家族に認められ、褒められて育つと、自尊感情が高くなり、家庭外でも他者とのやり取りの中で認められ褒められることを好み、自分のできることを増やすために努力する子に育っていきます。[引用図書『ABC フレームでわかる!気になる子の「できる」を増やすポジティブ支援[幼児編]』前田卿子著] エンパワメント研究所【 マズローの欲求の階層図 】⑤ 自己実現欲求④ セルフエスティーム欲求③ 所属・愛情欲求② 安全欲求① 生理的欲求54321お問合せ 白馬村役場 子育て支援課 電話:0261-85-8101