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概要

広報はくば7月号

5お問合せ 白馬村役場 建設課土地利用・建築係 電話:0261-85-0724シリーズ 白馬村立地適正化計画①持続可能なコンパクトなまちづくりこれからの白馬村は、人口減少や少子高齢化が進みます。また、村の財政も厳しさを増し、行政サービスや村の活力が低下する恐れがあります。このことから、村全体の都市構造を見直し、コンパクトな村を目指すための取り組みをまとめた計画の策定を進めています。今回から6回のシリーズで立地適正化計画についてお伝えしていきます。これからのまちづくり人口の急激な減少と高齢化が進んでいくなかで、高齢者や子育て世代が安心できる健康で快適な生活環境を実現しつつ、現在の生活の「質」を維持することは、今後の大きな課題です。こうした中、医療・福祉施設、商業施設や住居等がまとまって立地し、村民がこれらの生活利便施設等に公共交通を利用してアクセスできるなど、福祉や交通なども含めて都市全体の構造を見直し、『コンパクトシティ・プラス・ネットワーク』のまちづくりを進めていくことが重要です。計画の意義と役割立地適正化計画は、居住機能や医療・福祉・商業、公共交通等のさまざまな都市機能の誘導により、都市全域を見渡したマスタープランとして位置づけられる市町村マスタープランの高度化版です。居住や都市の生活を支える機能の誘導によるコンパクトなまちづくりと地域交通との連携により、『コンパクトシティ・プラス・ネットワーク』のまちづくりを進めます。民間施設の整備に対する支援や立地を緩やかに誘導する仕組みを用意し、従来の制度と立地適正化計画との融合による新しいまちづくりが可能になります。計画で定める内容計画の中では、都市機能の集約を誘導する「都市機能誘導区域」と病院や診療所、商業施設などの居住を誘導するための「誘導施設」、住宅などの集約を図る「居住誘導区域」の設定を予定しています。この計画は、建物の建築を規制するものではなく、長期的視野に立って緩やかに誘導するための指針となる計画です。なお、この居住誘導区域や都市機能誘導区域から外れた地域は、居住を制限するものではなく、今と変わらない地域のコミュニティが維持できるよう取り組む予定としています。計画の策定と実現に向けて計画の策定や計画の実現には、様々な機関との連携が必要です。そのために、役場内の全ての課はもちろん、民間事業者、交通事業者等の様々な関係者が参画する委員会を設置するなど、多様な連携により都市が抱える課題とその解決方法を共有して、取り組んでいくことが必要です。次回予告8月号では、白馬村における都市の課題と計画の必要性、計画策定のプロセス等についてお知らせします。立地適正化計画のイメージ(出典:国土交通省HP)関係施策連携のイメージ(参考:国土交通省HP)※ コンパクト・シティ・プラス・ネットワーク…住宅や商業施設、医療、福祉施設等の生活サービス施設がまとまって立地し、住民が公共交通や徒歩等により、これらの施設に容易にアクセスできるまちづくりの考え方※マスタープラン…基本方針