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概要

広報はくば9月号

2ごぞんじですか? 白馬のすいどう(第1回)水道水はどこから届くの?普段何気なく使用している水道。その用途はさまざまで、水分補給のためだけでなく、料理・洗濯・お風呂・洗面と日常生活には欠かすことのできない、あって当たり前のライフラインとなっています。知っているようで、あまり知られていない上下水道事業。今回は、白馬村の「水源」や、この水源で取り入れられた水が、どの地域に届けられているかお伝えします。「水源」とは…水道水の出発点を「水源」といいます。白馬村の水源は3つあり、一つ目は、平川上流の源太郎【げんたろう】水源(井戸水)、二つ目は松川上流の二股【ふたまた】水源、三つ目は楠川【くすがわ】水源(湧き水)となります。ほとんどの方が、川に流れている水をくみ取り利用されているとお思いですが、川に流れている水を利用しているのは、二股水源のみです。その取り入れた水を、浄水場【じょうすいじょう】で水の汚【よご】れなどを取り、消毒【しょうどく】をしてみなさんが安心して飲める水にしています。うちはどこの水?それでは、この3つの水源からそれぞれ取り入れ、きれいで安全にした水道水はどの地域にとどけられているのでしょうか。①源太郎水源神城地区や北城の南側のエリア。嶺方地区にも源太郎水源の水が届けられています。②二股水源八方・和田野・どんぐり・大出・蕨平地区など。③楠川水源北城の松川以北の地域や、野平地区。村内のほとんどの道路には水道管【すいどうかん】がうめられており、水道水はこの水道管を通って、みなさんの家庭や学校などに届けられています。水道管の総延長は?道路などにうめられている水道管をすべてつなぎ合わせたとき、その長さはどれくらいになるでしょうか。答えは、201.2kmです。白馬村から201.2kmとなると、どのくらいになるのか調べてみました。直線で言うと東京や名古屋までとほぼ同じ距離になります。土の中にかくれているので、目にすることができないのですが、浄水場から各ご家庭まで届ける管があるから、私たちは蛇口【じゃぐち】をひねっただけでおいしい水をいただくことができるのです。白馬の水は軟水です水には主にカルシウムイオンとマグネシウムイオンが含まれていて、水1リットル中に溶【と】けているカルシウムとマグネシウムの量を表わした数値を「硬度【こうど】」といいます。WHO(世界保健機関)では、硬度が120 mg / リットル以下を「軟水【なんすい】」、120mg/リットル以上を「硬水【こうすい】」として分類しており、カルシウムとマグネシウムが多く含まれている水が硬水と呼ばれています。白馬の水道水の硬度は45mg /リットル前後で軟水に、エビアンは304mg/リットルであり、ヨーロッパの多くの水は硬水に分類されています。日本のほとんどの地域は軟水であり、硬水と比較して癖がなく、ほのかな甘みとやわらかさを感じる口当たりです。お子さんと一緒にお読みください源太郎は5つの井戸から取水している