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概要

広報はくば10月号

10シリーズ 白馬村立地適正化計画④持続可能なコンパクトなまちづくり白馬村では、村全体の都市構造を見直し、人口減少や少子高齢化に対応したコンパクトな村を目指すための取り組みを示す「立地適正化計画」の策定を進めており、この計画について6回のシリーズでお伝えしています。4回目となる今回は、誘導施設、居住誘導区域等についてお伝えします。都市機能誘導区域と誘導施設生活に必要な医療・福祉・商業などのサービスを効率よく提供できるようにしていく区域である都市機能誘導区域を白馬駅周辺、及び神城駅周辺の2ヶ所に設定することを前回の記事でお伝えしました。この2 ヶ所の都市機能誘導区域は、いずれも周辺地域住民が日常的に利用する機能の維持・強化を図る区域であるため、医療・福祉・生活関連商業施設など日常生活に必要とされる施設を、都市機能誘導区域に誘導すべき施設(誘導施設)とします。これに加え、白馬駅周辺の都市機能誘導区域では、村民の生活を支える主要拠点として必要な行政・文化・教育などの機能を持つ施設も誘導施設とします。居住誘導区域居住誘導区域とは、人口減少の中にあっても一定エリアにおいて人口密度を維持することで、生活サービスやコミュニティが持続的に確保されるように居住を誘導していく区域です。都市機能や居住が集積している都市の拠点及びその周辺や、都市の拠点に公共交通で比較的容易にアクセスできる場所などに設定することとされています。白馬村立地適正化計画では、都市機能誘導区域の周辺、及び信濃森上駅・飯森駅・南神城駅の周辺に居住誘導区域を設定します。具体的な区域は、現在の人口密度、駅からの距離、生活サービス施設からの距離、法令等による宅地開発の規制状況、災害の危険性などを考慮して設定します。なお、別荘地や、白馬のまちづくりマスタープランで観光市街地や観光の街と位置づけられた場所は、定住とは異なる一時的な滞在や観光施設の集積を図ってきた地域であり、その多くが駅や生活サービス施設から離れていることも踏まえ、居住誘導区域には含めないこととしています。ただし、居住誘導区域に含まれなかった地域についても、今後、まちづくりという考え方から除外するわけではなく、地域のコミュニティの維持への取り組みを行っていきたいと考えています。また、都市機能誘導区域内への誘導施設の誘導や、居住誘導区域内への居住の誘導のために講じる施策や実施する取り組みについては、次号以降でお伝えする予定です。<白馬駅周辺の誘導施設>・子育て支援センター ・小学校 ・中学校・文化会館※4 ・公民館※5 ・図書館 ・役場・診療所※1 ・福祉施設※2 ・商業施設※3 ・金融機関(郵便局・農業協同組合・銀行・信用金庫)※1…内科、外科、整形外科のいずれかを有する診療所※2…高齢者福祉施設のうち通所型・訪問型施設・小規模多機能施設※3… 延べ床面積150㎡以上の食料品・生活用品を取り扱う店舗(観光客向けの土産物店等を除く)※4…ウイング21を指す※5…白馬村公民館条例に記載のあるもの都市機能誘導区域・区域別の誘導施設<神城駅周辺の誘導施設>・診療所※1 ・福祉施設※2 ・商業施設※3・金融機関(郵便局・農業協同組合)