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概要

広報はくば10月号

白馬村役場に薪温風機(薪ファーネス)を導入しました長野県地域発元気づくり支援金活用事業 白馬村は、山岳部、まとまった農地、里山の自然等、多様な生き物を育む環境に恵まれた地域で、特に北アルプス北部(白馬岳周辺)は高山性の植物を中心に固有種や貴重種が生息していますが、環境の変化とともにその生息範囲を狭めています。 一方で、適切に管理されていない森林の増加は、近年の野生鳥獣による農作物等への被害の一因ともなっています。 適切な計画のもとでの木質バイオマス活用を進めることによって、森林環境を健全に保つための適切な森林管理につながり、本村の豊かな自然と生物多様性の保全に貢献すると期待できます。 木は地中の水と大気中の二酸化炭素を吸収し光合成を行って成長するため、燃料として使用しても、CO2の排出はプラスマイナスゼロとみなされます。(カーボンニュートラルという)。 化石燃料の代替として木質バイオマスを利用すれば、これまで排出されていた二酸化炭素を削減することができ、地球温暖化防止へ貢献することができます。 白馬村は美しい自然環境に恵まれていますが、手入れの行き届かない森林が増えています。 地域の木材を活用することはこうした森林の整備促進とそれによって森林の持っている治山治水効果等の多面的な機能をまもることにつながっています。 これは白馬村の基幹産業である観光業の基盤にもなるものです。 特定の国や地域に偏って産出される化石燃料(石油、石炭等)と違って、木質バイオマスは身近な地域の資源です。 木質バイオマスを活用することは、エネルギーを地域で安定的に供給できることによる安全安心なエネルギー確保、林業・林産業の活性化、観光施設への導入など観光産業との連携による基幹産業の付加価値創出、地域内における資源はお金の循環へつながることと期待されます。生物多様性の保全地球温暖化の防止地域の森林をまもる地域の活性化薪や木材などの木質燃料を燃やし、燃焼庫外部の空気層にファンで空気を送り、暖まった空気をダクトで室内に送風する暖房機です。木質エネルギーへの注目度が高い北米やヨーロッパで利用が進んでいます。・森林資源活用の拡大 カナダ・SBI社の薪温風暖房機「ツンドラ」・適切な森林設備の促進・人材育成による供給体制強化・所有者の森林に対する意識醸成と森林整備の促進・観光分野との連携と自然資源活用による付加価値化〔役場に導入された薪ファーネス〕お問合せ 白馬村役場 総務課 電話:0261-72-70026