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概要

広報はくば1月号

14子育て耳より情報 №40包括支援センターだより“今”考えたい終末期のこと「体罰の禁止が法定化されました」児童相談所への児童虐待の相談件数は増加の一途をたどっており、子どもの命が失われる痛ましい事件が続いています。この中には、保護者が「しつけ」と称して暴力・虐待を行い、死亡に至るといったケースもあります。こうしたケースを踏まえ、2019年6月に成立した児童福祉法等の改正法において、体罰が許されないものであることが法定化され、2020年4月1日から施行されています。体罰等によらない子育てを社会で応援しましょう今回の法律改正による体罰禁止は、親を罰したり、追い込むことを意図したものではありません。そして、大きな目的としては子育てを社会全体で応援・サポートし、体罰によらない子育てを社会全体で推進することを目的としています。次回は子育て支援ルームからです・言葉で3回注意したけど言うことを聞かなかったので、頬を叩いた・友達を殴ってケガをさせたので、同じように子どもを殴った・宿題をしなかったので、夕ご飯を与えなかった何が体罰? 子どもを傷つける行為とは?冗談のつもりで「おまえなんか生まれてこなければよかった」など、子どもの存在を否定するようなことを言った。やる気を出させるという口実で、きょうだいを引き合いにしてけなしたなどしつけとは、子どもの人格や才能などを伸ばし、社会において自律した生活を送れるようにするために、子どもをサポートして社会性を育む行為です。子どもと向き合い、社会生活をしていくうえで必要なことを、しっかりと教え伝えることです。ただし、たとえしつけのためだと親が思っても、身体に何らかの苦痛や不快感を意図的にもたらす行為や罰の場合は、どんなに軽いものであっても体罰に該当し法律で禁止されています。しつけと体罰は何が違うの?しつけ子ども自身を伸ばし、自立できるようサポートする体罰苦痛や意図的な不快感をもたらす行為(罰)去る11月28日に多目的ホールにおいてリビングウィル講演会を開催しました。会の第1部は北アルプスあづみ病院の在宅支援課臨床顧問の千葉医師に「お看取りとは?在宅医療とは?」と題し、私たちがいずれ直面する終末期を自分らしく自己決定しながら歩んでいく為に今からできる事を考えましょう…と故郷岩手や若くして他界した童話作家宮澤賢治の作品紹介も交えてメッセージを頂きました。第2部では北アルプス広域消防署武田和男署長と北アルプスあづみ病院がん化学療法看護山田藤香認定看護師にそれぞれの職場においての対応や実際の現場において起き得る感情にどう向き合うかなどの臨場感溢れる話をお聞きしました。コロナ禍において人を集めての会は、私たちもためらい感染対策に注意しながらの開催でしたが、アンケートからは‘今’だからこそ自分事として考える機会になったという意見が多くありました。新型コロナウイルスの流行により、命の重さや大切さ、ひいては自分や家族の「最期の時」について思いをめぐらせた方も多いのではないのでしょうか。今後もこのような会に参加したいという沢山の意見に向けて、次回の企画時には感染が収束していたら良いなと願っています。お問合せ 白馬村教育委員会 子育て支援課子育て支援係 電話:0261-85-8101お問合せ 白馬村地域包括支援センター 電話:0261-72-6667