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概要

広報はくば1月号

新年明けましておめでとうございます。皆様には健やかに、希望をもって新年を迎えられたことと拝察申し上げます。昨年は、記録的な雪不足に加え、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により白馬村の経済にも大きな打撃をもたらしました。現在は、ウィズコロナ(コロナウイルスとの共存・共生)という言葉の中で新しい生活様式での日々が送られていますが、いち早く収束することを願うとともに、今できる対策については積極的に取り組んで参りたいと考えています。また、近年は自然災害が全国各地で多く発生しています。この自然災害の要因の一つとして地球温暖化が挙げられます。世界各地で取り組みが行われていますが、当村は、環境保全を目的とする地球温暖化対策として、国民運動「COOL CHOICE 賢い選択」を推進し、白馬村の豊かな自然環境の保全に努めております。そして一昨年の12月には「白馬村気候非常事態」、昨年の2月には「ゼロカーボンシティ」を宣言し、現在その具体的な行動計画について策定作業を進めているところです。雪の恩恵を受け生活している私たち白馬村民にとって地球温暖化は非常に重要な課題です。今後、村民一人ひとりが、このことを認識し、小さなことから始めることが、温暖化対策への第一歩だと感じています。現在策定中の白馬村第5次総合計画後期計画ですが、基本構想は前期計画を踏襲し、前期計画の検証を行いながら、後期計画への反映を行いました。また、住民に対してわかりやすい計画とするため、白馬村総合戦略と統合することとしました。計画の基本理念に謳われているとおり、白馬村には世界中の人々を惹きつける自然環境があり、多様な価値を持っていて、その土地の暮らしに根付いた歴史や文化も各地域に残っています。そして、移住された方や訪れた方も含めた白馬を愛する多様な立場の人たちがいます。社会変化の影響を受けやすく、これまでも多くの変化に柔軟に対応してきた白馬村だからこそ、今後村内外からの「多様性」から「学びあう」ことを意識し、様々な分野で「白馬の豊かさ」を発見しながら成長していく必要があります。計画期間となるこの5年間、白馬に集うみなさんが「白馬の豊かさとは何か」を問いつづけることによって、激しい社会変化にもお互いに知恵を出し合い、手を携えながら乗り越える、そして、一人ひとりが「豊かさ」を感じながら成長することができる村づくりを推進する所存であります。最後になりましたが、観光産業を核とする白馬村においては自然の恩恵、とりわけ雪の恵みに心から感謝し、コロナウイルス感染症の収束と、今年1年が皆様にとって素晴らしい年になりますようお祈り申し上げまして新年のご挨拶といたします。白馬村長 下川 正剛2