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概要

広報はくば2月号

12シリーズ 白馬村立地適正化計画⑦持続可能なコンパクトなまちづくり白馬村では、村全体の都市構造を見直し、人口減少や少子高齢化に対応したコンパクトな村を目指すための取り組みを示す「立地適正化計画」の策定を進めており、この計画についてシリーズでお伝えしています。7回目となる今回は、誘導施策と数値目標についてお伝えします。誘導施策誘導施策とは、都市機能誘導区域への都市機能の誘導、及び居住誘導区域への居住の誘導を促進するために講ずる施策です。区域内の居住環境を向上させるための施策のほか、都市機能誘導区域への移動手段の確保という観点から、公共交通に関する施策も含みます。誘導施策には、国などが直接行うもの、国などの支援を受けて白馬村が行うもの、白馬村が独自に行うものがあり、これらを組み合わせ効果的に展開し、12月号でお伝えした届出制度の適正な運用と併せて、都市機能及び居住の誘導を図っていきます。(1)都市機能誘導区域◎都市機能の集約・強化 ・ 課税の特例措置や補助制度の活用による誘導施設の整備促進 ・ 民間事業者への補助・低利融資制度の活用促進による誘導施設の整備促進 ・ 居住誘導区域外の誘導施設・公共施設を統廃合する際、及び新規立地の際の、都市機能誘導区域内への誘導と適正配置 ・ 空き家、空き店舗、未利用公有地の誘導施設用地としての活用の促進 ・ 快適な歩行空間を整備し、回遊性やまちの魅力を向上させることによる、誘導施設の集約が図られる環境づくり◎都市の賑わいの再生 ・ 都市機能の集約と土地の有効な利活用による白馬駅周辺の魅力向上 ・ 景観計画(策定中)に基づく、地域の魅力の向上と土地の有効な利活用による白馬駅周辺の賑わいの再興(2)居住誘導区域◎居住人口の維持 ・ 区域内への住宅建設時の初期投資への補助等、転居や移住への支援 ・ 住宅への再生可能エネルギー導入などへの補助上限のかさ上げなど、区域内の住宅建設時の付加価値向上◎居住環境の維持・向上 ・ 都市基盤(道路・上下水道など)の重点的な整備 ・ 景観計画に基づく地域の魅力と居住環境の向上◎安全性の確保 ・ 区域内で災害のおそれのある箇所への重点的な災害対策 ・ 災害のおそれがある区域に関する詳細調査を踏まえた防災指針の策定による、安全なむらづくり誘導施策(3)共通事項◎公共交通ネットワークの利便の向上 ・駅周辺の歩行空間の安全性確保 ・ 区域内を優先エリアとした、公共交通による移動手段の確保・維持 ・ JR大糸線、デマンド型乗合タクシーの利便性向上