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概要

広報はくば3月号

2館報はくば Vol.502エドヒガンの枝変わり種で、昭和49年10月に村の天然記念物に指定されました。花が大きく紅色が濃く、樹齢400年を超える名木です。貞麟寺開山のお手植え樹と伝えられ、この桜が満開の頃、麻を蒔く時期と目されたため、古来「麻おまきいとさくら蒔糸桜」とも言われていました。境内にはこの木の実生の桜が植えられ、咲き競いながら花をつけています。深空地区国道東側にある十郎様は、小さな祠の周りの木立をそのまま残した中にオオヤマザクラとカスミザクラが並んで生育しています。昭和52年3月に村の天然記念物に指定され、平たんに広がっているナラやカシワの雑木林に両種の桜が混生する自然林です。地区の皆さんにひっそり見守られ、昔をしのぶよすがになっています。村の文化財めぐり特集⑤(桜編)・貞麟寺のシダレザクラ・深空十郎様のオオヤマザクラ・カスミザクラ・八方薬師堂のエドヒガンザクラ庭園内オオヤマザクとカスミザクラ貞麟寺シダレザクラ深空 十郎様 津島社八方薬師堂エドヒガン 倒枝(令和2年5月)本種は村内にも自生する野生の桜の一種で、昭和52年3月に村の天然記念物に指定されました。開花時期が比較的早く、明治以前には日本の桜の主流でした。エドヒガンの多くは自然林に生えているので、20?30年で雑木として薪炭用材として使われてきました。八方薬師堂(お堂)の信仰に支えられ、保護されてきたものといえます。樹齢約300年と伝えられ、令和2年5月に一部が倒木し、北側の枝に支えを設置しました。