副学籍による交流及び共同学習について

副学籍と目的

白馬村では、令和3年に「副学籍による交流及び共同学習実施要綱」を定め取組みを始めました。副学籍とは、ノーマライゼーションの理念に基づく教育を推進する観点から、特別支援学校に在籍する児童生徒が居住地の小、中学校の児童生徒と一緒に学ぶ機会の拡大を図る等交流及び共同学習を進めるとともに、特別支援学校の児童生徒に対する必要な教育的支援を居住地においても行うための仕組みです。

副学籍の取り組みで目指すものは、特別支援学校と小、中学校の子どもが、共に「学び」共に「育つ」ことができる体制づくりを進め、仲間意識を育てることにあります。特別支援学校に在籍する児童生徒には、自分の暮らす地域の子どもたちと触れ合い、活動する場を広げ、「社会で自立できる自信と力」を育むことを目指します。また小、中学校の児童生徒には、特別支援学校に在籍する子どもたちをはじめ、障害児に対する理解を深め、心の障壁をつくらない「心のバリアフリー」を育むことを目指します。このため、特別支援学校の小学部、中学部に在籍する児童生徒の障害の状態や教育的ニーズに基づき、交流の目的や内容、時間設定等について調整し、取り組みを進めるものです。

※ノーマライゼーション: 障害をもつ者ともたない者とが平等に生活する社会を実現させる考え方。

副学籍による交流教育実施の流れ

 

  • 白馬村教育委員会は交流推進のための必要書類を在籍校あてに送付します。
  • 在籍校は、保護者に制度の説明をします。
  • 保護者は、居住地の小、中学校に副学籍を置き、交流を希望する場合は在籍校に申し出ます。
  • 在籍校は、希望の意向を教育委員会に連絡します。
  • 教育委員会は、居住地の小、中学校を副学籍校に指定します。
  • 副学籍校と在籍校は、交流教育の実施について協議し、計画書を教育委員会に提出します。
  • 副学籍校と在籍校は、交流計画に基づき交流教育を開始します。

 

この記事に関するお問い合わせ先

教育課 教育係

〒399-9393
長野県北安曇郡白馬村大字北城7025
電話番号:0261-85-0738 ファックス:0261-85-0723
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更新日:2023年06月23日