水質検査計画
基本方針
- 水質検査地点は水道法で検査が義務付けられている給水栓(蛇口)と、原水(水源)で行います。
- 検査項目は義務付けられている水質基準項目、検査することが望ましいとされる水質管理目標設定項目を行います。
- 検査頻度については水道法に基づき、毎日行う毎日検査、毎月行う省略項目、全項目試験は年4回、また、水源の種類によってそれぞれの状況において定めます。
水道事業の概要
概要
- 給水区域:22.8平方キロメートル
- 給水人口:8,363人(令和5年3月31日現在)
- 普及率:99.5%
- 一日最大配水量:1日あたり11,308立方メートル
- 一日平均配水量:1日あたり 3,429立方メートル
水源の名称及び種別
号 | 名称 | 種別 | 配水能力 | 処理方法 |
---|---|---|---|---|
1 | 源太郎水源 | 深・浅井戸 | 1日あたり9,050立方メートル | 塩素消毒のみ |
2 | 二股水源 | 表流水 | 1日あたり8,650立方メートル | 急速ろ過・後塩素処理 |
3 | 楠川水源 | 湧水 | 1日あたり3,800立方メートル | 塩素消毒のみ |
採水場所
蛇口(浄水)
水源系統ごとに1地点を選定して(3ヵ所)検査を行います。
毎日検査は各配水水系に末端で行います。(図1参照)
号 | 水系 | 地区及び場所 |
---|---|---|
1 | 源太郎水系 | 嶺方 公衆トイレ散水栓(全項目ほか) 毎日検査:沢渡・飯田・白馬町・嶺方(4地点) |
2 | 二股水系 | 八方 公衆トイレ散水栓(全項目ほか) 毎日検査:白馬町(1地点) |
3 | 楠川水系 | 落倉 公衆トイレ散水栓(全項目ほか) 毎日検査:落倉・新田(2地点) |
水源(原水)
水源ごとに(3ヵ所)検査を行います。
水質検査項目と検査頻度
- 毎日検査では、色・濁り・残留塩素(消毒の残留効果)を実施します。
- 蛇口(浄水)の水質検査は(別表1)の水質基準項目(51項目中のNo.42・43を除いた項目)を実施します。
- 水源(原水)の水質検査は(別表1)の水質基準項目(51項目中のNo.21~31と42・43を除いた項目)を実施します。
- 井戸水と湧水はクリプトスポリジウムの指標菌検査(嫌気性芽胞菌)と大腸菌最確数(MPN)を実施します。
- 表流水はクリプトスポリジウムとジアルジアを実施します。
- 臨時の水質検査は水源に異常があったとき、水質悪化、その他に必要があると認められたとき、直ちに実施し、安全性が確認されるまで行います。
- 令和6年度より浄水を対象に有機フッ素化合物(PFAS)の調査を実施します。
水質検査方法
- 毎日検査(色・濁り・残留塩素)は配水系統ごと末端のお宅へ委託します。(7ヵ所・7件)
- その他の水質検査は水道法第20条登録機関に委託します。
- 飲料水検査のISO9000取得検査機関
- 水質検査基準全項目を迅速(3日)に自社分析できる機関
- 緊急時に1時間以内に対応可能で、豪雨・地震等災害による検査機能の損害に備えており、実績がある機関
災害等緊急時における協定
令和5年4月1日付で当村における災害時及び水質事故発生時等に対応するため、「水道水質に関する協定」を(一社)長野県薬剤師会と締結しました。
これにより地震等災害により検査体制に支障を生じた場合は、長野県内の薬剤師会検査センターとの連携体制で対応し、またさらに広域的な災害時には、近県の検査機関と連携するなど包括的な協力要請ができることになりました。
その他
- 水質検査計画は水道法施工規則により事業年度前に作成し、お客様に対して情報提供を行うものです。
- 水質検査結果を公表し、その結果の状況等について総合的に検討し、自らの判断により次年度の水質検査等の内容を定めます。
- お客様のご意見もいただき、今後の水質検査計画の参考とさせていただきます。
資料ダウンロード
別表1(水質基準項目) (PDFファイル: 159.9KB)
令和5年度水質検査結果 (PDFファイル: 604.7KB)
令和4年度水質検査結果 (PDFファイル: 603.3KB)
令和3年度水質検査結果 (PDFファイル: 415.9KB)
更新日:2024年05月08日