船山遺跡
区分
長野県重要埋蔵文化財
指定年月日
昭和53年6月16日
場所
白馬村大字北城蕨平
船山遺跡は、平川扇状地の末端、標高701メートルに位置し、この独立丘全体が、およそ5,000年から6,000年ほど昔の縄文時代前期当時の集落の跡です。
縄文時代には丘の側面に住居が営まれていたらしく、平成4年の村誌編纂のための発掘調査でも東側のテラス上に、丘によりかかるように営まれた住居址が検出されています。
この遺跡からは、滑石製の玦状耳飾や管玉、その他の完成品の出土は少なく、原石や未完成品、欠損品、さらに研磨用の碇石、穿孔用の石錐などの加工具が多いことが、製作地であったことをうかがわせます。

更新日:2022年01月05日