絵馬(大宮神明宮)

区分

村指定 有形文化財

指定年月日

平成13年12月20日

場所

白馬村大字神城三日市場

黒馬・白馬の「曳馬国」二点があり、両面ともほぼ同じ大きさ(56cm×88cm)です。

檜の板の三枚剥ぎで作られていますが、黒馬を描いた面は、下部の剥ぎ板一枚が欠損しています。
両面とも奉納者、紀年名がありませんが、この地域の土豪であった沢渡氏の中興の英主と仰がれた沢渡九八郎盛忠(永禄3年(1560年)~慶長12年(1607年)によって奉納されたものではないかと推定されています。

また、両面とも図柄、絵の具、剥落程度、板の素材など全体から受ける印象が同じであることから、同時期に同一の絵師によって描かれたことも、ほぼ間違いありません。
線描は確かで美しく、気品をもそなえた名作といえるでしょう。県内絵馬の中にあって最古の部類に属するものとして、評価も高くなっています。

大宮神明宮 絵馬

曳馬図(白馬)慶長年間

大宮神明宮 絵馬

曳馬図(黒馬)慶長年間

備考

二面

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更新日:2021年03月16日