観音原 西国・坂東・秩父百番観音像
区分
民俗資料
指定年月日
昭和52年6月1日
場所
白馬村大字北城新田
百番観音とは、西国三十三番、坂東三十三番、秩父三十四番を総称して言うものです。
北側に坂東三十三体、西側に西国三十三体、南側に秩父三十四体を配し、中央に弘法大師像を安置しています。
江戸時代末期の文久年間に近郷近在の人たちによって造立され、西国・坂東・秩父の霊場の石体が完全な形で保存されており、仏教文化史上また庶民信仰の姿と歴史を知る上で貴重なものと言えます。
また、石質が良い上に、彫像が素晴らしく、高遠石工の手になったものと伝えられています。
この石仏公苑には、他の馬頭観音などと合わせて187体の石仏が立ち並んでおり、その規模・内容は、松本~糸魚川間のいわゆる塩の道にあって、随一の場所といえるでしょう。
秩父三十四体の一部
坂東三十三体の一部
備考
観音像100基
更新日:2021年03月16日