八方尾根鎌池湿原
区分
村指定 天然記念物
指定年月日
平成11年12月24日
場所
白馬村大字北城八方
八方尾根の標高1,680m付近、黒菱平平坦地にある、東西約150m、南北約300mの楕円形の湿原です。
鎌池周辺は、超塩基性岩(蛇紋岩)地に発達した高層、中間湿原であり、蛇紋岩が風化されて土壌層の発達は悪く、母岩の含有成分による特殊条件により、植物の垂直分布上、本来標高の高いところに生育する高山植物の異常な下降現象が観察され、そこに生育する植物には固有種を含め、注目すべきものが多いです。
また、貴重な両生類や高山性のトンボや蝶類の昆虫の生息地となっています。

ホソバタマミクリ群落

モリアオガエルの白い卵塊

鎌池湿原風景
更新日:2021年03月16日