小丸山遺跡出土物
区分
村指定 有形文化財
指定年月日
昭和60年1月24日
場所
白馬村歴史民俗資料館
小丸山遺跡は、白馬村神城北谷地にある丘陵、小丸山の上にある弥生時代後期の遺跡です。
弥生時代、神城地区には湿原の周辺にいくつかの集落ができ、大北地方の弥生時代遺跡の一中心地となっています。
小丸山遺跡は、採土のため竪穴住居址の約1/3を失った昭和52年の時点で、白馬村教育委員会により緊急発掘調査が行われました。
その結果、埋甕の炉を持つ弥生後期の住居址と、ベニガラで塗彩された様々な土器、磨製石斧、滑石製紡錘などの遺物が検出されました。
遺物は、およそ一軒の家の道具のセットとして良い資料となり得る点から、一括遺物として保存されることになりました。

小丸山遺跡住居址(S52発掘調査にて発見された竪穴住居)

磨製石斧(長さ25.5cm)
更新日:2021年03月16日