唐松沢氷河

唐松沢氷河は、唐松岳頂上から北東斜面の谷(高度1,750~2,280m)に位置し、唐松岳山頂付近や岩岳山頂などからも目視が可能です。

2018年6月に白馬村、新潟大学、立山カルデラ砂防博物館、白馬山案内人組合等による「唐松沢氷河調査団」を結成し、唐松沢の氷河調査を実施しました。

調査結果を記載した論文が日本雪氷学会誌「雪氷」に2019年10月1日に受理され、唐松沢雪渓が氷河であることが学術的に確認されました。

調査方法

  • セスナ空撮による質量収支観測
  • 地中レーダー測定による氷厚観測
  • GNSS測量機による流動観測

調査結果

最大氷厚:約35m

平均氷厚:約25m

長さ:約1.1km

調査期間(29日間)における観測地点の中での最大流動値:約25cm

上記流動箇所の最大速度(推定):約2.95m/年

流動量と氷厚との比例関係を確認

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更新日:2021年03月11日