白馬村図書館等複合施設の整備方針について
今後の図書館等複合施設の整備方針
これまで検討してきた図書館等複合施設について、今後の整備方針を決定しましたので、お知らせします。
検討経過
令和4年度:官民連携調査の実施
これまでの検討経過を踏まえ、施設規模3,000平方メートル、事業費約25億円の計画で民間事業者の意向を調査したところ、官民連携手法による施設整備・運営に参入意欲を有する民間事業者が複数ありましたが、官民連携手法の採用による経費削減は期待できない結果となりました。
令和5年度:事業規模の縮減
令和4年度の官民連携調査結果と村の財政状況を踏まえ、施設規模や事業費の削減を検討し、以下のとおり計画を見直しました。
複合施設の規模(床面積) | 概算費用 | ||
図書館 | 700平方メートル | 建築工事費 | 13.8億円 |
子育て支援 | 500平方メートル | その他整備費 | 6億円 |
その他・共用 | 1,100平方メートル | 施設整備費計 | 19.8億円 |
合計 | 2,300平方メートル | 維持管理運営費 | 6,700万円/年 |
※その他整備費には、設計監理・敷地造成・外構・什器備品・既存施設解体撤去等の費用を含みます。
施設整備費の財源内訳 | |
国の交付金・補助金 | 6.2億円 |
地方債(借入金) | 9.3億円 |
一般財源 | 4.3億円 |
合計 |
19.8億円 |
検討結果
上記の複合施設としての整備計画について、今後の村の大型事業や公共施設の管理計画、基金残高(貯金)や公債費(借入金)の状況、繰上償還の実施等を含めて総合的に試算した結果、施設整備時の一時的な支出増加や将来的な負担が財政に与える影響が大きいと判断し、既存施設が老朽化している子育て支援施設を先行して整備し、図書館については一定の財源を確保した上で追って整備することとなりました。
検討の中では、上記の複合施設としての整備計画の他に、図書館と子育て施設の施工年度を分けて建設することにより、財政負担の平準化を図る整備方法や子育て施設を先行して現在地または西側に建設する整備方法について財政シミュレーションを繰り返し行いました。
これまで長年にわたり検討を重ね、多くの方からご意見や期待をお寄せいただいてきましたが、複合施設として同時に整備できなくなったこと、新たな図書館の整備を先送りする結論に至ったことは残念ではありますが、災害等の有事も想定した上で安定的な行財政運営を確保しながら、最終的には図書館も含めた複合的な機能を有する施設として整備する方針ですので、ご理解とご協力をお願いします。
先行して整備する子育て支援施設の事業概要
整備予定地:子育て支援ルーム西側農地(木流公園北隣)
事業期間:令和7年度設計、令和8~9年度建設工事、令和10年度既存施設解体撤去
延床面積:約1,000平方メートル
概算事業費:10億8千万円
【終了】整備方針に関しての住民説明会を開催します
これまでの検討結果や、今後の整備方針等に関する説明会を次のとおり開催いたします。
- 日程 令和6年4月26日 金曜日
- 時間 第1回 午後1時30分から / 第2回 午後6時30分から
- 会場 白馬村保健福祉ふれあいセンター 2階 学習室
当日は聞こえに不安のある方のために要約筆記がつきます。
お気軽にご参加ください。
整備方針に関しての住民説明会を開催しました
上記で開催のお知らせをした、これまで検討してきた図書館等複合施設の今後の整備方針についての住民説明会を開催しましたので、お知らせします。
■開催日 令和6年4月26日 昼の部 午後1時30分から 夜の部午後6時30分から
■会場 白馬村保健福祉ふれあいセンター2階 学習室
■白馬村参加者 村長・副村長・教育長 教育委員会関係課職員
■住民参加者 45名
■質問・意見
今回の説明会の中でいただいた質問や意見は、具体的な建設時期に関することや、工事車両の影響などについての質問、新しい施設を建てずに既にある学校等の公共施設の有効活用や、現図書館の利便性向上などについての意見をいただきました。
これに対して、時期については、今年度実施する新たな財源確保の取組みの効果により、ある程度の方向性が見えてくることや、学校や民間施設の活用の課題について回答を行いました。
今回いただきましたご意見は、先行して整備する子育て支援施設や、将来的に建設を予定する図書館整備において参考とさせていただきます。
更新日:2024年05月16日