村長ブログ(令和7年2月14日)
2月に入っても大雪の日が続き、白馬村はここ数年にないほどの降雪量となっており、村内各所に雪の山や雪の壁が出来ています。
お車の運転等にはくれぐれもご注意ください。
また、特別豪雪地帯住宅除雪支援事業については、こちらをご参照ください。
3日は、12月に収録したYouTube番組「首長と〇〇やってみた」が公開されました。
長野五輪のジャンプ台で村長がアナウンス!?観光と農業の村を支えるDX事例とは?|第6回 首長と○○やってみた【白馬村・丸山俊郎村長】
撮影時間は3時間と短時間だったのですが、お天気にも恵まれ、とても効率的に各所を回ることができ、行政施策とともに村内各所を楽しくご紹介することが出来ました。
撮影にご協力いただきました皆様、ありがとうございました。
また、5日には、NAGANOの暮らしと旅の情報マガジン「KURA」にインタビューが掲載されました。
NAGANOの暮らしと旅の情報マガジン「KURA」 持続可能な観光まちづくりで、世界が認めるHAKUBAへ|白馬村・丸山俊郎村長 インタビュー
今後も皆様と力を合わせて、持続可能な観光まちづくりに取り組んでまいります。
7日は、白馬村のプロマウンテンバイク選手の北林力さんが、白馬のマウンテンバイク文化の発展と自然環境の保全のためにと、ご自身のサポーターズクラブ会費の一部を白馬村に寄附してくださいました。
北林選手はアジア選手権優勝の経歴があり、2026年アジア競技大会での優勝とロサンゼルスオリンピックの出場を目指し、世界で戦っています。
頂戴しました寄附金を大切に、マウンテンバイクの更なる振興と森林整備に役立ていきたいと思います。
北林選手、サポーターの皆様、大変ありがとうございました。
9日は、キー局の取材を村長室にて受けました。
このところ白馬村のインバウンド人気で取材の依頼が多くありますが、「第2のニセコ」や「ラーメン3,000円・牛丼2,500円」といった言葉ばかりを強調するような内容のものも見られ、取材を受けるかどうかの判断は大変迷うことろです。
取材を受けなければ受けないでそうしたパワーワードだけを発する過剰報道やネガティブな報道になることもあり、受けたら受けたで切り取り編集で十分に内容が伝わらず誤解をされることもあり、非常に難しいところですが、行政の立場としてディレクターと十分に事前協議して正確な情報を公平に発信していただくことをお約束いただいた上で取材を受けております。
まず「第2のニセコ」という言葉をどういう趣旨で使っているのかを正確に伝えていただきたいと報道担当者には伝えています。
多くは、インバウンド客で賑わっていて景気が良いという意味合いであるかと思いますが、ニセコの中でも倶知安町のヒラフ坂のように日本のスキーブームの際に日本人オーナーが多く運営していた旅館やペンションがあった場所が現在は多くが外国系企業のコンドミニアムになっている状況のことを言っていると捉える方もいます。
また地価の上昇率についても、率であって額でないことや、白馬村では長野オリンピック前の国内スキーブームの後半頃が観光中心エリアで最も地価公示価格が高くなっていた時代があり、その後スキーブームの終焉とともに大きく値下がりしたところ、再びインバウンド需要の拡大とともに上がって来ており、一部地域で高額で取引がされているという状況であるということを報道する必要があり、ここ数年の状況だけを切り取っても、正確な課題の所在や解決に必要なことが何であるかが把握できないため、そこまでを含めた発信をしていただきたいと伝えています。
さらに、これまでも幾度となく税制の課題として政府に要望して来ています「相続税の時価評価」についても、相続税そのものについて言っているのではなく、生活地域と一体になった地方のエリアに周囲の不動産取引状況によって変わる時価評価を適用することが問題であるということで、生活や環境のために所有している土地に対して売らなければその価格にならない時価で税を課すことが相続税本来の趣旨に合っておらず、加えて地方創生を推進する政府の政策と整合性が取れないものであることを報道して欲しいと伝えています。
当然に報道時間の尺がありますので、全てを伝えることは出来ないと思いますが、可能な限り正確な報道をしていただき、広くその課題を知っていただいて解決のための動きに繋がることを期待しています。
10日は、沖縄県の恩納村の長浜村長はじめ職員の皆様が白馬村役場にお越しくださり、懇談いたしました。
恩納村は、沖縄の中でも大型ホテルが多く建ち並ぶ人気のビーチリゾートで、白馬村と同じくリゾートエリアで地価の高騰が生じています。
不動産価格が高いことから役場の職員も半数ほどが村外から通っており、少子化も大きな課題になっているそうで、今後の住宅施策推進に向け取り組んでいます。
また、昨今は大型ホテルや民泊施設が多く出来、し尿施設の処理が追いつかないといった課題が生じているとのことでした。
白馬村は現在はそこまでの状況にはなっていませんが、住民が経済・社会・環境面において安心して暮らし続けられる地域であるために、恩納村の事例を参考にして出来る対策を講じるとともに、両者で共通する課題解決に向けて引き続き情報共有し、国への必要な要望などを共同で進めていきたいと考えています。
恩納村の皆様、村長室にお越しいただき有り難うございました。
12日は、白馬村の自然環境を未来に残し続けていくための生物多様性回復プロジェクト「はくばいきものラボ」のガバメントクラウドファンディング(GCF)の寄附受付を開始しました。
「はくばいきものラボ」は、「姫川源流」と「親海湿原」を始めとする村内の自然環境の変化を受けて、白馬村では生物多様性の回復に向けて立ち上げられたプロジェクトで、白馬村民、村外住民、専門家、民間企業、行政など多様な人たちが集まり、みんなで学び、現場に手を入れ、変化を観察し、そこからまた学びと、いきものに関わりながら生物多様性の回復を目指します。
ガバメントクラウドファンディングは、地域のプロジェクトから寄附先を選ぶ、クラウドファンディング型のふるさと納税で、ふるさと納税の控除の手続きは、通常のふるさと納税と変わりません。
ふるさとチョイスGCFサイトよりお申込み可能ですので、皆様のご協力をお願いします。
ふるさとチョイスGCF いきものの集まる源流域を守りたい!地域住民参加型の生物多様性回復プロジェクト
13日は、長野県町村会の40回定期総会が開催されました。
冒頭で、前回会議から今回までで新たに県内の町村長になられた方の紹介があり、小布施町の大宮町長と宮田村の天野村長が紹介されました。
ご当選おめでとうございます。
大宮町長は県内の最年少36歳の町長で、天野村長は46歳です。
私が白馬村長に就任したのは47歳で、その時は県内に40代首長が私を含め4名でしたが、現在私も50歳となり、30代の大宮町長含め私より年下の首長が5名県内におります。
時代の変化の早さを痛感しており、私自身いつまでも若手ではありませんが、これまでの経験を生かしながらも職務に慣れることによってチャレンジ精神をなくすことのないよう、変化に柔軟に対応していく努力を今後もしていきたいと感じています。
少子高齢社会を迎える中で、県内自治体で連携して、住民の皆さんが元気に生きがいを持って暮らし続けられる社会の実現を目指してまいります。
ここ数日ようやく晴れ間も見えるようになって来ました。
今シーズンはまだまだ雪が豊富にありますので、ぜひスノーフィールドの魅力満載の白馬にお出掛けください。
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長野県北安曇郡白馬村大字北城7025
電話番号:0261-72-7002 ファックス:0261-72-7001
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更新日:2025年02月14日