村長ブログ(令和4年12月28日)
コンスタントな降雪で、素晴らしいゲレンデコンディションの12月下旬。
17,18日の週末は、白馬ジャズフェスティバル2022が開催され、大勢の皆様にご参加・ご協力頂き、誠にありがとうございました。
一足早いホワイトクリスマス気分を皆様と味わいながら、ジャズの暖かい世界観を皆で共有し楽しめたことを大変嬉しく思います。
世界で活躍するアーティストと、白馬の地で定期的にお会い出来る環境の有り難さを改めて感じています。
週明けの月曜日には、SyncMOF株式会社(シンクモフ)様より、大気中のCO2回収剤として脚光を浴びている最先端材料の「MOF(Metal Organic Framework)」を寄贈して頂きました。
温暖化の原因ガスとされるCO2は、大気中に僅か0.04%しか含まれていませんが、このMOF活用により、そのようなごく微量のCO2のみを回収することが可能です。
また、このMOFは、日本政府において本年採択された「CO2の分離回収技術開発プロジェクト」で用いられる最先端材料で、日本のCO2回収はMOFを用いて行われます。
同社技術は、本年9月2日の日本経済新聞でもノーベル化学賞受賞候補の新素材MOFを使ったCO2回収技術として紹介されています。
▶日本経済新聞 旗手たちの原点(6) 工業ガス 10万種から自在 SyncMOF 大企業50社の注文相次ぐ
同日は、白馬高校の生徒による、高校生ホテルが開催され、私もお客の一人として体験させて頂きました。
高校生たちが、緊張しながらも一生懸命おもてなしする姿を、嬉しく拝見いたしました。
地域の皆様のご協力で、高校生たちも貴重な経験が出来ており、大変有り難く思っております。
こうした地域における実践的な教育は、社会に出てすぐに役立つ要素が非常に多いので、白馬高校がこうした取り組みを継続的に行えていることは、とても有意義であると感じます。
21日には、駐日シンガポール大使のピーター氏が村長室にお越し下さいました。
今月より実証実験として運行していますAIオンデマンド乗合タクシー「白馬ナイトデマンドタクシー」は、地域の課題解決のための長野県新規事業「チャレンジナガノ」に応募し、地域外企業とのマッチングによる新規事業創出の機会が得られ、令和4年度よりスタートした新しい取り組みです。
これまで定時の大型バスで運行していました観光客向けナイトシャトルを、オンデマンド形式にすることにより、より効率的で省エネかつお客様に便利な仕組みを構築します。
このAIオンデマンドシステムが、シンガポールに本社を置くSWAT Mobilityが開発したシステムである事から、今回シンガポール大使が視察も兼ねて会いに来てくださいました。こうしたイノベーションで先進国と連携出来る事を有り難く思います。
翌22日には、元フリースタイルモーグル日本代表の上村愛子さんが村長室にお越しくださり、絵本「ゆきゆきだいすき」を寄贈くださいました。
絵本「ゆきゆきだいすき」は、地球温暖化と雪の関係について子どもたちに考えてもらおうと、上村さんがアンバサダーを務める一般財団法人冬季産業再生機構の「SAVE THE SNOW」プロジェクトの第1弾として企画・発行された絵本です。
気候変動問題への対策に取り組む白馬村にとって、雪の大切さや守っていく事の重要性を、子ども達や多くの人に知って頂けるこうした本があるのは、非常に有り難く思います。
寄贈いただいた絵本は、図書館等の公共施設で活用させていただきます。
27日には、「米食味分析鑑定コンクール国際大会」で【特別優秀賞】を受賞された、白馬農場さんがご報告に来てくださいました。
5000を超えるお米の中から、特別優秀賞に選ばれるという素晴らしい功績を上げられ、農業の振興に力を入れている白馬村としても、大変嬉しく思います。
受賞を心よりお祝い申し上げます。
28日(本日)は仕事納めとなります。
午前中には、横山副村長の退任式が行われました。横山副村長には、副村長として4年間、白馬村役場職員としては36年間の長きに渡り、村政運営に多大なるご尽力を頂きました。
心より感謝申し上げます。
新年はまた新たな体制で、職員皆で力を合わせて村政運営に取り組んで参ります。
この1年間、白馬村に関わって頂きました、全ての皆様、大変ありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎えください。
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更新日:2023年01月16日