村長ブログ(令和5年5月16日)

5月。白馬村は新緑が大変美しい季節を迎えております。

平川鯉のぼり
5月景色

 

1日は、先月訪問した友好都市レッヒ村の交流報告会を実施しました。

訪問メンバーと共に行った様々な交流活動の他、リゾート視察の様子を報告致しました。

加えて、昨年11月に白馬村の中学生・高校生のスキーチームがレッヒでスキー合宿を行い、レッヒの皆様に大変お世話になったため、本人やコーチからその様子が報告されました。

友好交流がこうした形で、生徒たちの実際のスポーツ練習の環境づくりに貢献したのは、大きな実績であり、これまで交流を続けて来てくださった皆様に感謝申し上げるところです。

 

報告会の模様は、ユーテレでも今週から放送されます。

友好都市レッヒ村の交流報告会
友好都市レッヒ村の交流報告会

 

ゴールデンウィーク後半は、「グリーンハクバ」のイベントが目白押しでした。


3日は、グリーンシーズンの幕開けを祝う「オープニング打ち上げ花火」が開催され、会場でご挨拶させて頂きました。
澄み渡った春の夜空を、美しい花火が彩り、会場からは大きな拍手と歓声が上がりました。
オープニング打ち上げ花火
オープニング打ち上げ花火

 

翌日4日は、「塩の道と春の白馬里山絶景ウォーキング」が開催され、私も塩の道祭りの伝統的な衣装である代官の姿に扮し、参加致しました。

当時の実際の代官の年齢は、私と同じくらいだったのでしょうが、時代劇などで比較的高齢の方が着用される衣装であるため、私が着ると不似合いな気もしましたが、皆様が一緒に写真を撮ってくださり嬉しく思いました。

今後は塩の道にちなんだ武田信玄や上杉謙信の鎧兜の衣装なども喜んで頂けるのではないかとも思っております。


大変良い天気に恵まれ、残雪美しいアルプスと春の花咲く長閑な里山を、古道の歴史に触れながら皆様と歩くことが出来、価値ある1日となりました。

ご参加頂きました皆様、誠に有難うございました。

塩の道と春の白馬里山絶景ウォーキング
塩の道と春の白馬里山絶景ウォーキング

翌5日は、子どもの日ということで、ヴィクトワールシュヴァルブラン村男3.世と一緒に村内各所を周り、お子さん達に村男バージョンのブラックサンダーを配り、お祝いをしました。

子どもの日
子どもの日

早朝から夕方まで、村内の人気スポットを巡り、大勢の皆さんとお会いすることが出来ました。

沢山の笑顔をありがとうございました。

 

ゴールデンウィーク最終日に予定されておりましたゲレンデのゴミ拾い「クリーンアクト」は雨天のためキャンセルとなりましたが、ワインマルシェなども大勢の方で賑わい、良いゴールデンウィークとなりました。

子どもの日
子どもの日

 

ゴールデンウィーク明けの10日には、臨時議会が開かれ、議員任期後半の議会構成が決定されました。

後半の2年間も、それぞれのお立場で住民の代表としてご活躍されますことを、祈念申し上げます。




12日には、三重県の熊野市でB&G海洋センター中部ブロック連絡協議会の総会が開催されました。

熊野市の少し南の和歌山県太地町が白馬村の姉妹都市であるため、総会前の時間に太地町を訪れました。

昭和59年、私が小学生の時に太地町との姉妹都市提携が締結されましたが、小学生同士が実際に行き来する交流は私の卒業後から始まったため、今回が私にとって初めての太地町訪問でした。

まず驚いたのは、海が本当に綺麗だということ。

私がかつて頻繁に訪れていたオーストラリアの景色と非常に似ており、美しい海岸線や海の色に感動を致しました。

太地町
太地町

 

捕鯨の歴史について役場の職員の方から詳しく教えて頂き、大変勉強になると共に、その歴史と文化の深さに非常に興味を持ちました。

捕鯨については、文化の違いからオーストラリア等からのご指摘もありますが、太地町は西オーストラリアのBroom市と友好都市でもあり、Broom市民からは捕鯨文化についての理解を十分得られ、私自身も今回その約400年前から続く地域文化についてより理解を深められ、敬意の念が込み上げました。

異文化について、相手のことを深く知り正しく理解して、相互に信頼を深め合うことの大切さと、そうした機会を持てる友好交流の重要性を実感致しました。

太地町
太地町

 

太地町では、行政で行っている様々な福祉事業を視察致しました。

自動運転の電動カートの試乗。

限られた範囲ですが、住民は無料で利用が可能です。

白馬村でも以前自動運転の実証実験を試みましたが、豪雪地帯であったり坂が多いなどの問題もあり、なかなか進んでいませんが、技術の日進月歩により実現できることを期待しております。

 

太地町では、この他にも無料の循環バスが走っており、高齢者をはじめとした住民の移動手段が充実しています。

自動運転の電動カート
自動運転の電動カート

こちらは太地の認定子ども園。

白馬村の保育園も今年度から認定こども園になったので、多世代での空間作りや、食事のアレルギー対応のエリア分けなど色々と参考になる部分が多くありました。

財政規模や構成が異なるので、白馬村で同じことをすぐに実行するのは難しいですが、よりよい住民福祉を目指し、取り入れられる部分は参考にさせて頂きたいと思います。

太地の認定子ども園
太地の認定子ども園

 

午後の熊野市でのB&G海洋センター中部ブロック連絡協議会総会では、この度、副会長を拝命致しました。

B&G財団には、子どもの頃に「少年の船」で私自身非常にお世話になっており、小学校の時には沖縄に同プロジェクトで行かせて頂き、人生初の飛行機と大型船に乗る経験をし、中学で行かせていただいたグアムは私にとって初の海外でした。

当時自分にこうした新たな世界を見せてくれたB&G財団の行う活動に、今回中部ブロック副会長として貢献できますことはとても光栄であり、未熟ではありますが、精一杯努めさせて頂きたいと思います。

総会後は、現在白馬村も進めております「子ども第3の居場所」について、各自治体の取り組み事例を発表し、白馬村も現在進行している状況をお伝え致しました。

「多様であることから交流し、学び合い成長する村」を理念としている自治体として、こうした児童福祉がB&G様の協力で達成していけることを大変ありがたく思います。

B&G海洋センター中部ブロック連絡協議会総会
B&G海洋センター中部ブロック連絡協議会総会

 

白馬村は、田に水が張られ、残雪のアルプスが映る美しい水鏡が見られる季節となります。

月末には「白馬連邦開山祭」や「ヤッホーフェスティバル」も開催され、賑やかになりそうです。

ぜひ山も里も美しい春の白馬にお出掛けください。

5月の白馬
5月の白馬

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更新日:2023年05月16日