村長ブログ(令和5年11月16日)
11月に入り、ゲレンデにも降雪があり、冬の足音が急速に近づいてまいりました。
グリーンシーズンも多くの皆様にお越しをいただき、誠にありがとうございました。
2日は、フィリモネ・ワガバザ駐日フィジー共和国大使が村長室にお越しくださいました。
フィジーと白馬では規模が違いますが、主産業が同じ観光と農業であり、コロナ禍での観光業や、温暖化による影響、農業や輸出入産業についての情報交換をさせていただき、今後の交流についてもお話しさせていただきました。
これまでは国際音楽祭を通じた交流がありましたが、さらに若者や学生同志の交流や、スポーツを通じた交流も図っていきたいとのお言葉をいただきました。
3日文化の日は行事が盛りだくさんでした。
午前中は、令和5年度の白馬村表彰式が開催されました。
自治功労・教育功労・社会事業功労・保健衛生功労・公共福祉功労の各分野で本村に多大な貢献をされました12名の方々へ表彰状を贈呈させていただき、また貴重なご寄贈を頂戴しました2社様に感謝状をお贈りさせていただきました。
心よりお祝いと感謝を申し上げます。
午後は、文化祭会場において、上村愛子さんの白馬村観光大使就任式を行いました。
これまでも、数多くのメディア等で活躍する中で白馬の魅力を発信していただいておりましたが、今回観光大使という形で正式にお引き受けいただけましたことを、大変有り難く思い、心より感謝申し上げます。
今後更に白馬の大自然やアウトドア、スポーツの魅力に加え、環境の大切さや、出身校でもある白馬高校の取り組んでいる話題のプロジェクトなども、多くの皆さんに伝えていただき、興味や関心を持っていただけると嬉しく思います。
続いて、9月末に行った「いこいの杜秋の家族写生大会」の表彰式を行いました。
どの絵も先生の教え通りにキャンパスいっぱいに元気よく描き上げており、とても生き生きとした作品でした。
ご家族で一緒に絵画を楽しみ、表彰式にも参加され、とても和やかな雰囲気のイベントとなりました。
ご参加いただきました皆様ありがとうございました。
6日は、治水砂防協会姫川支部の研究視察で、木曽と多治見に行きました。
日本一の高さのある越百川第三砂防堰堤や四ツ目川の遊砂工を視察し、国土交通省の職員の方から当該地域の地勢やその砂防施設の果たす機能を聞いて、私どもの地域とは違った特性やそれに合った砂防施設のあり方を学ぶことが出来ました。
昨今、線状降水帯の発生により、いつどこで土砂災害や洪水被害が発生するか分からない状況があり、事前防止のための新たな対策と万が一災害が発生した場合の対応を、今後さらに検討していく必要があり、そのための知識習得や情報収集の機会となりました。
翌日7日からは、上京し4日間東京で各種全国大会に参加しました。
7日は、初めての開催となる「B&G子ども第三の居場所サミット」に出席しました。
様々な個性を持つ子どもたちの居場所は、現代社会において不可欠の場所となってきており、白馬村においても子ども第三の居場所の設立がB&G 財団の協力により予定されています。
兵庫県明石市の前市長である泉氏の講演は、非常に熱量が高く、いかに子育て支援が大切か、それにどれほど本気で取り組んで来たかが強く伝わる、大変勉強になる内容でした。
「多様であることから交流し学び合い成長する村」を基本理念とする白馬村としても、しっかりと取り組んでいかなくてはいけない事業であることを、改めて感じました。
8日から10日にかけては、安全安心の道づくりや治水事業促進、災害復旧事業促進の全国大会が連日開催され、事例の紹介や国への要望の決議がなされました。
住民の生命と財産を守り、安心して暮らせる地域づくりのため、国土強靭化の推進を引き続き図っていくことを強く求めるよう、全国各地の首長が意識を共にし、国会議員にも要望活動を連日行いました。
また、今回の東京出張の間、菅義偉前総理にお会いできる時間をいただけ、白馬村のベスト・ツーリズム・ビレッジ選出のご報告と、先のBBCニュースで世界の観光地5つに選ばれたことをご報告しました。
菅前総理は、官房長官時代にも総理大臣時代にも、インバウンド施策を強力に推進してくださり、白馬村のことを以前から注視してくださっていたので、今回の受賞や報道を非常に喜んでくださいました。
世界水準の持続可能なマウンテンリゾートの実現に向け、今後課題となる事項につき共有させていただき、地方自治体では解決できない法整備やインフラ整備、環境、就労ビザ問題につき、国として検討していただきたい内容についてお話しいたしました。
BBCニュース(The world's best tourism villages in 2023)
13日には、県税功労者等知事表彰の伝達式があり、白馬村が市町村表彰で感謝状を県知事より賜りました。
県内では市町村表彰は5団体で、白馬村は令和4年度における個人県民税の現年分収入歩合やその上昇率、未済額の縮減率の順位が大幅に上昇したことから、多大な貢献をしたことで表彰を受けました。
受賞に際し、心より御礼申し上げますとともに、皆様の税へのご理解に感謝申し上げます。
15日は、再び上京し、全国町村長大会に加え、この度新たに設立されることとなった全国若手町村長会設立総会に出席いたしました。
全国町村長大会には、岸田首相はじめ、総務大臣やデジタル大臣も出席されてご挨拶され、少子高齢化対策としてのDXの推進につき力強くお話しされ、私どもの地域でも将来を見据え更に進めていかなくてはいけないと感じました。
全国若手町村長会は、全国の49歳までに就任した町村長で構成された新たな組織。
近年、市長をはじめ全国で若手の首長が多く誕生してきておりますが、市長は全国青年市長会が昭和の時代からあるのに対し、町村長会ではそうした組織がありませんでした。
地域住民の幸せや持続可能な地域づくりのために、若手町村長同士が共に本音で研鑽し、先の見えない時代の中で、世界に開かれた知見やネットワークを活用し、地域の課題解決や活性化に取り組むことを目的とし、今後の活動に取り組んでまいります。
間もなく冬シーズンの到来です。
今年も白銀の世界で皆様にお会い出来ますことを楽しみにしております。
この記事に関するお問い合わせ先
総務課 総務係
〒399-9393
長野県北安曇郡白馬村大字北城7025
電話番号:0261-72-7002 ファックス:0261-72-7001
お問い合わせはこちら
更新日:2024年01月16日