村長ブログ(令和6年3月18日)
3月に入り、例年にないほど良い降雪があり、ゲレンデコンディションがシーズンの真っ只中のように蘇りました。
まだまだウィンタースポーツが楽しめそうで、大変嬉しく思います。
1日は、白馬高校の卒業式に出席いたしました。
3月は卒業・卒園式のシーズンですね。
この春、卒業・卒園される生徒・園児の皆さん、おめでとうございます。
長らく苦しめられた新型コロナウィルス感染症が5類へと移行し、社会・経済も一気に動き出した本年度。
未来へと羽ばたく皆様の旅立ちを、心よりお祝い申し上げ、皆様の洋々たる前途が、健やかに、幸多く、そして思いやりに満ちたものになりますことを祈念しております。

同日は、能登半島地震の災害支援として、石川県に派遣される職員の激励式を執り行いました。
2月に引き続き、大北地区の他市町村職員とともに、長野県合同災害支援チーム「チームながの」の一員として石川県羽咋市に派遣し、被災家屋の調査と、罹災証明書の交付事務支援にあたります。
被災者の生活再建に直結する重要な業務。被災者の気持ちに常に寄り添い、正確で丁寧な支援に当たっていただきたいと思います。
2日は、法政大学が内閣府支援プロジェクトとして行った白馬バレーの地域創生のためのグループワークの発表会に参加しました。
2グループに分かれ、現在の白馬バレーの持つ課題を地域住民や事業者と話すことにより洗い出し、その解決に向けた取組を検討し発表しました。
観光の繁閑の差が大きいこと、食事の場所が足りていないことをそれぞれ課題としてあげ、それに向けた大学生らしい解決法を提案してくださいました。
小谷村長と共に、講評を述べさせていただきましたが、こうして若い世代がこの地域に魅力を感じ、興味を持ってくださっているのを大変嬉しく思います。
3日は、第51回全国岩岳学生スキー大会の開会式に参加いたしました。
今年は暖冬のため2月下旬に雪が少ない状態になったので、開会式は室内での開催でしたが、当日から良い降雪があり、大会は非常に良いコンディションで行われました。
今年も全国の元気な学生たちにお越しいただけましたことを大変嬉しく思い、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
4日は、白馬高校において、この度ニュージーランドに海外語学留学に向かう生徒の皆さんの結団式が執り行われ、参加いたしました。
コロナ禍でこうした活動が数年間できずにおりましたが、再び若い世代の対面での国際交流が活発化して、白馬高校らしい特色が出せるようになってまいりました。
グローバルな視野と、多文化共生のマインドを身につけるため、果敢にチャレンジしていただきたいと思います。
生徒の皆さんにとって実り多き留学となることを祈念しております。
6日から、令和6年第1回白馬村議会定例会が始まりました。
3月定例会はいわゆる予算議会。
来年度の予算につき、審議がなされる議会です。
令和6年度予算では、白馬村第5次総合計画の基本理念を実現させるための事業に加え、社会環境の変化や脱炭素社会の実現に向けて、ゼロカーボンビジョンの推進、デジタルトランスフォーメーションの推進、子育て支援の推進、農地の保全と地産の推進、支え合う福祉と健康の村づくりの推進、「世界水準」を意識した観光の村づくりの推進の6点を重点的かつ積極的に取り組むべき分野として予算編成を行いました。
また、予算編成作業にあたっては、一般財源の枠配分方式を用いて歳出の圧縮を行うとともに、財政健全化判断比率の上昇を食い止めるため、地方債の新規発行額は、これまでに引き続き元金償還額以下に抑える方針としました。
住民福祉を充実させるとともに、地域が将来に渡って持続していけるよう、限られた財源を適正に配分するとともに、今後さらに住民福祉を充実させられるための財源確保につながる事業にも取り組んで、引き続き健全な財政運営に努めてまいります。
9日は、【第48回白馬五竜・47スノーフェスティバル】に来賓としてお声掛けいただき、ご来場の皆様にご挨拶をいたしました。
まとまった降雪により、最高のゲレンデコンディションの中でスノーフェスティバルが開催されましたことを、大変嬉しく思い、心よりお祝い申し上げます。
3月とは思えない寒さの中での開催でしたが、多くのお客様にお越しいただき大変賑いました。
主催者はじめ関係者の皆様、お越しいただきました皆様に厚く感謝申し上げます。
15日は、白馬村内両小学校の卒業式が挙行され、私は白馬南小学校のほうに参列しました。
日差し降り注ぐ美しき日。
今年度150周年を迎えた歴史ある学び舎を卒業する児童たちの成長した姿と、在校生の温かな歌、そして胸に沁みる校長先生の式辞に、心洗われ、感動いたしました。
ご卒業おめでとうございます。

同日は、内閣官房のデジタル田園都市国家構想実現会議事務局の吉川事務局長が、チャレンジ長野・チャレンジ白馬の取組の視察にお越しくださいました。
昨シーズン、チャレンジ長野の取組として新たに始まった、観光客用のAIナイトデマンドタクシーは、予想以上の成功を収めました。
そして、今シーズンはさらにパワーアップして、チャレンジ白馬の取組として、台数の追加や住民用料金設定、レストラン予約機能を追加し、多くの皆様にご利用いただきました。
そうしたデジタルを活用した取組の成功例として、デジタル田園都市国家構想実現会議事務局のトップに視察にお越しいただけたことは、大変光栄であり、当該プロジェクトにご尽力いただいた皆様と、ご利用いただいた方々に厚く御礼申し上げます。
そして、この4月からはいよいよ長年待望されていた住民の足ともなる公共交通を、この技術を活かして実現することにチャレンジいたします。
これまで主に高齢者や自動車運転免許を持たない移動制約者の買い物・通院などの交通確保と社会参加を図るために運行していた、デマンド型乗合タクシー「ふれ愛号」と、このAIを活用した「ナイトデマンドタクシー」をドッキングさせて、好きな時間に行きたい場所へ行ける新たな交通体系を実現します。
4月からの2ヶ月間は無料のお試し期間。
新たなチャレンジですので、最初は課題やトラブルもあると思いますが、行政と住民が一体となって取り組み、長年切望されてきた公共交通の実現を図ります。
生産労働人口が減少していく時代において、しっかりと地域福祉が実現できるように、デジタルの力を活用し、時代の変化に合わせて持続可能な地域を作り上げていく柔軟な姿勢が地方自治体に求められています。
私たちにとっても大きなチャレンジ。
国の太鼓判をいただいたプロジェクトの進化版として、住民の皆様と共に取り組んでまいります。
まだまだ白馬村では春スキー・スノーボードが存分にお楽しみいただけます。
現地でふるさと納税し、リフト券や宿泊券、お食事にも使えるチョイスペイを利用して、お得に滞在をお楽しみください。
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総務課 総務係
〒399-9393
長野県北安曇郡白馬村大字北城7025
電話番号:0261-72-7002 ファックス:0261-72-7001
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更新日:2024年03月18日