村長ブログ(令和6年12月16日)
前回のブログを掲載した直後にまとまった降雪があり、村内一部のスキー場が11月30日から一部営業を開始し、2024-2025シーズンの良い幕開けを迎えました。
12月1日から、今年度より運行を開始した白馬村公共交通「ふれAI号」が、より住民の皆様のニーズに合った運行形態となりました。
具体的には、自宅前乗降者の要件を緩和し、より自宅前の乗降を必要とする住民のニーズに応え、ユニバーサルデザインの街づくりを意識した形態となりました。
詳しくはこちらをご確認ください。
3日は、AW・ウォーター株式会社と防災協定を結びました。
この協定は、村内で災害が発生または発生する恐れのある場合において、AW・ウォーター株式会社様の製品やウォーターボトル等を優先的かつ円滑に提供を受け、上水道が止まるような事態が発生した場合に清潔で安心な水の供給をし、避難生活の早期安定を図ることを目的としています。
災害が頻発化する昨今、避難所の充実は重要な課題であり、本協定を締結させていただけたことを大変ありがたく思い、AW・ウォーター様に心より感謝申し上げます。
4日は、白馬高校で【自ら考えるホテル経営・未来プラン学習プロジェクト】の一環で、「これからの白馬の地域づくりと観光ビジョン」について、講師を務めました。
白馬村では来年度が、次期総合計画及び次期観光地経営計画の策定年度となっており、現在のそれらと、今後の人口減少社会に向けて次期計画をどのように策定していくのか、生徒の皆さんの意見も伺いながら私の考える将来像をお話ししました。
人口減少社会はマイナスな側面が挙げられることが多いですが、プラスの側面もあり、これから人口減少社会を生きていく生徒たちにとって、希望ある未来を創っていくためには、プラスの側面についてより多く話題共有したり、マイナス面をいかに前向きにプラスにしていくかという議論が重要と考え、そうした視点も交え、特に自然豊かで多様な人たちが集う白馬村には今後プラスとなる側面が多くあること、またそれをプラスにしていくために必要なこと等を共有しました。
生徒たちからの質問は、私も行政の仕事をする前には疑問に思っていたことも多く、同じ目線で講義できたのではないかと思います。
貴重な機会を作っていただきました学校関係者の皆様に感謝申し上げます。
5日は、白馬村子ども第三の居場所【はくばの そらいろ】の開所式を行いました。
子どもたちの個性を大切に、将来その人らしく自立し、幸せに暮らしていける力を育む、家庭でも学校でもないもう一つの安心安全な居場所が、B&G財団の助成により白馬村に誕生しました。
開所にあたり、多大なるご尽力を賜りましたB&G財団様はじめ関係者の皆様、また運営にお力添えいただきますNPO法人Kumoi様に心より感謝申し上げます。
~白馬の豊かさとは~
多様であることから交流し学びあい成長する村
地域の宝である多様な子どもたちが、それぞれの個性を大切に、ハクバブルーの澄んだ空色のキャンパスにその人らしさを伸び伸びと描いていって欲しいと願っています。
地域の皆様には、末長く温かく大切に見守っていただきたく、お願い申し上げます。
7日は、ウイング21で【第10回はつゆきコンサート】が開催されました。
「はつゆきコンサート」は、地域ゆかりの演奏家の演奏機会を確保することや地域住民が音楽に触れる機会を確保することを目的に、ウイング21ホール友の会を中心に開催しています。
今年は節目となる10回目の開催となり、ピアノ、クラシックギター、ソプラノサックス、吹奏楽、声楽など7組の方にご出演いただきました。
各演奏者の方々の演奏前には、プロフィール等の紹介の時間があったのですが、私の高校時代の同級生が出演しており、紹介の際に高校に入学して最初に私と隣の席になったエピソードなどが紹介され、驚くと共にとても懐かしく思いました。
この「はつゆきコンサート」で演奏を聴かせていただくと、白馬の賑やかな冬の始まりの前の、少しの静寂な時間の安らぎをいつも感じます。
開催いただきました関係者の皆様、演奏いただいた皆様、大変ありがとうございました。
同日は、8月末に開催予定であった【白馬駅前ストリートフェス】が台風で中止になったところ、その時にライブ演奏をしてくださる予定であった「大事MANブラザーズ 立川俊之」さんが、特別に白馬にお越しくださり、ライブをしてくださいました。
今回はクリスマスにちなんだ演奏も多くあり、子どもたちにとっても非常に良い機会となり、役場の多目的ホールが素敵なショーステージとなって感激しました。
「それが大事」のナンバーでは、盛り上がりも最高潮となり、私も世代ですので、サビの歌詞を会場で一体となって熱唱して改めて心に噛み締め、感慨深い気持ちになりました。
私は演奏前に、駅前無電柱化プロジェクトの意義や進捗状況などをお話しさせていただくと共に、「大事MANブラザーズ 立川俊之」さんのプロフィール紹介をさせていただきました。
白馬駅前は、無電柱化プロジェクトが現在進行中で、この事業は白馬駅前周辺の街路灯整備や、公募したデザインのマンホール設置、県道白馬岳線の愛称募集など、いくつかの目玉プロジェクトと一体となって、白馬駅前の活性化を促進するとともに、電車を降り立った瞬間から雄大なアルプスの景色が見られる世界水準のマウンテンリゾートを目指す白馬村にとって大変価値ある事業となっており、防災減災の観点からも重要です。
皆様には、ぜひこうしたイベントを通じて、無電柱化の促進に興味を持ち、応援いただけますと幸いに思います。
8日は、タウンミーティング(子育て・教育関係)を開催しました。
このミーティングは、次期白馬村総合計画並びに子育て支援や学校教育施設施策において、村民の皆様と課題共有や意見交換をし、施策に反映して住民主体のまちづくりを実現していくための場です。
当日は、あいにくの大雪となりましたが、グループワーク形式で行い、テーマに沿って熱心に話し合いが行われました。
今後も各分野においてタウンミーティングを開催予定ですので、ぜひ興味があるテーマについてはご参加をお願いします。
9日からは、白馬村議会定例会12月議会が始まりました。
今回の一般質問では、最近活発化する白馬村の土地取引について、住民生活への影響といった課題も質問にあがり、白馬村行政として対応ができる部分とそうでない部分などを答弁しました。
インバウンドの増加と共に投資が活発となり、日本各地の人気リゾート地で同様の課題が発生しており、村としても既存住民に不利益を被るものについて可能な課題解決を図るため対応してきているところですが、どうしても地方自治体では解決できない部分も多く、これまでも国に要望してきておりますが、引き続き取り組んでまいりたいと思います。
白馬村では、一昨年、私の就任後最初の議会で景観条例を可決いただき、昨年より景観行政団体となって県から村に景観行政に関する業務が移管され、白馬村独自で高さ制限を設けましたが、昨今の状況を見ておりますと、景観が魅力である地域としてはこのタイミングで当該条例を制定したことを有意義であったと感じるところです。


12日は、対日理解促進交流プログラムJENESYSの事業に参加の皆様が、白馬村役場にお越しくださいました。
バングラディシュ、インド、ネパール、ブータン、パキスタン、モルディブ、スリランカの各国から青年の皆さんがお越しになり、観光とともに、白馬村のエネルギー政策などを勉強されました。
ネパール以外の皆さんは、雪に覆われた山の景色を見るのが初めての方ばかりで、とても綺麗で感動したと挨拶で仰ってくださいました。
異なる環境の国の青年同士が、文化交流するとともに、それぞれの地域のエネルギー政策について勉強し合い、今後各国の施策に役立てていってくださることを期待しています。
引率くださいました関係者の皆様、ありがとうございました。
12月に入ってからもコンスタントに良い降雪があり、ゲレンデコンディションは非常によく、早くも全てのコースが間もなくオープンすると見込まれます。
白馬村ふるさと納税では、スキー場リフト券や宿泊券も返礼品としてございますので、ぜひ活用いただきお得に滞在を満喫ください。
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更新日:2024年12月16日