令和2年(2020年)02月 地域おこし協力隊活動報告
毎月の活動報告を広報誌「広報はくば」に掲載しています。
2月8日、9日にPBL合宿を行いました。「楽しい暮らしを自ら作る」というテーマで、落倉集落にある巨大倉庫”Hakuba 4 Diamond”にて信州大生と白馬高生とで自分たちが楽しめる空間を考えました。
初日はチームビルディングを兼ねて、かまくら・雪だるま作り、辰野で活動されている“◯と編集社”の山下実紗さんにお話をしていただきました。2日目はチームごとにさらに深掘りし、最後は絵に描いて発表しました。
高校生は何事においても生かすも殺すも自分次第ということに気付いてくれたのではないでしょうか。信州大学キャリア教育・サポートセンターの皆様、Hakuba 4 Diamondの皆様、山下さん、ご協力いただきありがとうございました。
スノーリゾートから気候変動を考える3日間として、岩岳スノーフィールドにて実施されたグローバル気候マーチを撮影し、長くスノースポーツを楽しむため、より良い自然環境づくりをしたいという白馬高校の生徒達や参加者の熱意を情報発信しました。
地域おこし協力隊として3年目、年度末を迎えるのも最後となりました。今までに経験したことがない、暖かく積雪量の少ない冬となりました。
今年度の活動を振り返ると、「平成から令和へ」元号も変わり、自転車に対しての取り組みも、地域から県全体へと変わったように感じます。これからは自転車が観光面での利用だけではなく、健康や環境負荷軽減の一つの活動となるように住民の方や観光をはじめとした来訪者に向けて取組みを進められたらと思っています。
白馬高校寮では、一大イベントである「卒寮生を送る会」が1月末に行われ、ミニ運動会と称したアイデア溢れる様々な競技を学年ごとに競い合いました。企画運営は2年女子が中心となり、12月から着々と構成を考え、苦労の甲斐あって大成功を収めました。卒寮生へは、記念品と歌を贈呈。初めて親元を離れた子達が3年間の寮生活を終えた姿はとても凛々しく感慨深いものでした。
3月からは新2年生を中心に新たな寮の形を開拓していきます。まだまだやることが盛りだくさんですが、新入生受け入れの準備を一つずつ着々と進めていきます。
今年度は森林整備推進士、地域林政アドバイザーの取得、大北林研グループへの参加、狩猟免許の取得と地域資源と正面から向き合う一年となりました。次年度はより発展した内容で地域貢献、情報発信に勤しみたいと思います。
先日、長野県の関係人口創出事業である「信州つなぐラボ」現地報告会に参加しました。地方で活躍の場を求めている都市部の人材が、地域の方と協働して「関係人口」の創出方法を研究し、「関係人口」を呼び込む実践活動を行う事業です。事業終了後、交通費や滞在費の補助がなくなった状態で、いかに都市部の人材を呼び寄せるかが課題です。特に都市部から時間的に離れた地域では、ほかの地域と同じことをやっても単純に滞在時間の勝負になってしまい圧倒的に不利です。地域の暮らしや地域の良さを伝えていくこと、またその場所を残していきたいという思いのある地域づくりが必要だと実感しました。
更新日:2020年03月13日