村長ブログ(令和6年4月15日)

令和6年度がスタートいたしました。

1日は、辞令交付式が行われ、訓示を述べました。

辞令交付式
白馬デマンドタクシー

今年度は新たに取り組む事業が数多くあります。

その中でも、今月からお試し期間が始まりました「白馬デマンドタクシー」については、長年住民から切望されていた地域公共交通を、これまでの実証実験やAIの技術を活用し、安全性を確保しながら実現していく、白馬村にとって大きなチャレンジとなる事業です。

この仕組みは住民の皆さんにご利用いただく中で、より白馬村の実情にあった公共交通となるよう、住民と行政とが一緒に課題を解決しながら育てていただくものでありますので、職員各位にも仕組みをしっかりと熟知していただきたいと伝えました。

これまでの「白馬ふれ愛号」は1日8便の時間設定のある、いわゆるセミデマンド方式で、予約をしてから最大1時間ほどの待ち時間が生じていましたが、今後は予約に応じて僅かな待ち時間で利用できるフルデマンド方式へと発展します。

そのため、予約状況によっては到着時間が10分ほど遅れる場合もあり、以前より幅広く希望した時間での利用が可能となりますが、少し待ち時間が生ずる場合も考えられます。

 

 

既に利用者の皆様からは、こうした状況はじめ利便性等につきご意見やご要望をいただいておりますが、利用することによりAIを育て、改善をし、そうしたご意見・ご要望に応えられるようにしていくものになりますので、住民の皆様のご理解とご協力を宜しくお願いいたします。

停留所についても、今後も実情に合わせてよりニーズに適した場所にしていきたいと考えておりますが、公共交通であることから、公共交通会議を経て運輸局への届出が必要になり、時間が掛かる場合やご希望に添えない場合もございますのでご了承ください。

また、訓示では、住民の皆さんからの期待や要望が強いこうした課題に対し、「難しい」と出来ない理由を並べるのではなく、どうすればそれを実現できるのかを考え、未来ある白馬のために力を合わせて取り組んでいける職員を目指して欲しいと伝えました。

 
しろうま保育園入園式
しろうま保育園入園式

2日は、しろうま保育園の入園式を挙行しました。

認定こども園となって2回目の入園式。
北アルプス白馬三山が正面に見える施設は、いつ見ても本当に素敵です。

毎日元気に通い、お友達や先生と沢山遊んでくださいね。

 
モーグルのオリンピックメダリストの皆さん
モーグルのオリンピックメダリストの皆さん

同日は、白馬村で開催されました「ワールド・モーグル・キャンプ」にゲスト参加していたモーグルのオリンピックメダリストの皆さんが、白馬村役場に報告にお越しくださいました。

今シーズン日本人男子初の種目別総合優勝を果たした堀島行真選手は、クリスタル・グローブをお披露目してくださいました。

また、平昌五輪金メダル・北京五輪銀メダル獲得のミカエル・キングスベリー選手、北京五輪男子金メダリストのウォルター・ウォルバーグ選手、女子金メダリストのジャカラ・アンソニー選手も、今回のキャンプでの子ども達との交流や今後の目標などについてお話しくださいました。

こうした貴重な機会を作ってくださった主催者の皆様、スポンサーの皆様、お越しくださった選手の皆様に心より感謝申し上げます。

 
白馬北小学校入学式
白馬中学校入学式

3日は白馬幼稚園の入園式、4日は白馬村内の両小学校と中学校の入学式が執り行われました。

幼稚園の入園式や小学校の入学式は、可愛いさを終始感じるホッコリした雰囲気ですが、中学校ともなると徐々に成年に近づいているのを感じさせる初々しさの中にも凛とした雰囲気のある式典でした。

新入生代表のあいさつも素晴らしく、また学校長が式辞で英語のキーワードを大きく紙に書いて表示したり、それに続いて始業式の挨拶をプロジェクターを用いて行うなど独創性を感じました。

中学校は組織についても新たな取組をされるとのことで、白馬村役場もこの4月から組織や場所などを新たにいくつか改変していますが、改めて時代の変化とその早さを実感しました。

こうした変化の激しい時代において、柔軟に対応し課題を解決していくための知識や能力を身に付けるとともに、他者との違いを受け入れ、思いやる気持ちを育んでいっていただきたいと思います。

ご入園・ご入学おめでとうございます。

 
白馬高等学校入学式
白馬高等学校入学式

5日は、白馬高等学校の入学式に出席しました。

今年は普通科と国際観光科合わせて55名の生徒が入学し、これまでと同様にデュアル実習やフィールドワークなど特徴的なカリキュラムを生かした学校運営が行われます。

また、学校に隣接する公営塾は、基本的な勉強から英検等を取得するための基本コース、特進クラスもある大学受験に向けた受験コースに加え、アウトドアスポーツや環境も学べる地域クラスも追加され、さらに魅力的になりました。
国際山岳リゾート白馬で、一人ひとりが持っている素晴らしい個性と能力を磨いて、さらに伸ばし、世界で活躍できる人物に成長していただきたいと思います。


同日は、白馬中学校の教職員向けに、以前役場職員向けに行ったホスピタリティ研修を、教職員バージョンにして実施しました。

生徒の多様性が個性として尊重され、さらに生徒が幸せに学べる学校となるよう、教職員お一人おひとりが今まで以上に素晴らしい対応をしていくことが出来るきっかけになれば幸いに思います。


 
白馬八方尾根スプリングフェスティバル
白馬八方尾根スプリングフェスティバル

7日は、この時期の恒例となりました「白馬八方尾根スプリングフェスティバル」にお声掛けいただき、ご挨拶いたしました。

これまではウサギ平テラスで開催されていましたが、音楽イベント要素を組み合わせてオークリーテラスでの開催となり、新たな雰囲気で春のゲレンデを楽しめるイベントでした。

トークショーと抽選会には、白馬村の村民栄誉賞を受賞した3人でもある、上村愛子さん、渡部暁斗選手、渡部善斗選手が出演し、ヴィクトワール・シュヴァルブラン・村男3世も加わって、春の暖かい陽気の中、お客様と楽しい時間を過ごしました。

お越しいただきました皆様、開催にご尽力いただきました皆様ありがとうございました。

 
セキュアでユビキタスな資源・エネルギー共創拠点に係る連携・協力に関する協定
セキュアでユビキタスな資源・エネルギー共創拠点に係る連携・協力に関する協定

8日は、白馬村と名古屋大学の未来社会創造機構で、安全・安心でいつでもどこでも簡便に確保できる資源・エネルギー「セキュアでユビキタスな資源・エネルギー共創拠点にかかる連携・協力に関する協定」を締結しました。

この協定は、白馬村の未だ利用されていない自然エネルギーと、大気中の二酸化炭素を回収する技術を融合させ、利用可能な燃料として使用することができる実証実験事業を、本村を拠点として実施するもので、文部科学省「共創の場 形成支援プログラム」に採択された事業に基づくものです。

この実証事業の実施により、白馬村がこれまでに掲げた「ゼロカーボンビジョン」の実現や、関係計画における行政の取り組みの進展、及び各個別施策の具現化を進めるうえでの大きなステップとなることに期待するとともに、こうした動きが、地球規模の社会・環境課題解決の好事例の一つとなり、世界へと発信できる契機となることを期待しています。

本連携協定締結にあたりご尽力・ご協力いただきました皆様に心より感謝申し上げます。

 
青鬼棚田

また、同日放送されましたNHK「にっぽん縦断 こころ旅」で、俳優の火野正平さんが自転車で全国を旅した中から、絶景ナンバーワンが発表され、【白馬村 青鬼集落】が見事第1位に輝きました。

先人の代から、当該地域の景観や文化保全、農業振興にご労苦いただいております皆様に深い敬意を表します。

スノーリゾート

10日は、スノーリゾート受け入れ観光地協議会の総会が開催されました。

本協議会は、JR西日本が企画し、旅行会社がスノー商品として販売する事業に対し、受入観光地として協力し、旅行商品への情報提供と各地域の活性化を目指すことを目的とし、スノーリゾート商品を販売する旅行会社と提携旅館・ホテル等が所在しているところの市町村、観光協会、観光団体、スキー場運営会社等で構成されており、自治体としては、白馬村のほか、妙高市、飯山市、糸魚川市、山ノ内町、野沢温泉村、小谷村がメンバーになっています。

スノー商品ということでありますが、近年はグリーン期のプロモーションも積極的に行っており、特にJR西日本様が企画していることから、先月の北陸新幹線敦賀延伸のこのタイミングは非常に良い機運であり、今後の更なるオールシーズンマウテンリゾートとしての発展に向け、関連自治体や団体と強固に連携を図っていければと思います。

大出吊り橋
白沢峠

暖かい日が続き、一気に春めいてまいりました。
白馬村内各所の桜もいよいよ見頃を迎えました。

残雪と芽吹きの美しい春の白馬へ、ぜひお出かけください。

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更新日:2024年04月15日