村長ブログ(令和7年10月1日)
9月に入り、上旬は真夏のような暑い日もありましたが、下旬になって一気に気温が下がり、例年の白馬の秋らしい穏やかな風景が広がっています。
9月議会定例会は、2日に開会し18日まで行われました。
いわゆる決算議会で、令和6年度の各会計の決算につき原案のとおりお認めをいただきました。
令和6年度の白馬村一般会計・特別会計/公営企業会計の白馬村監査委員による決算審査意見書は、こちらをご覧ください。
令和6年度 白馬村一般会計・特別会計/公営企業会計 決算審査意見書
「意見及び要望」の項目にもありますが、皆様方のお陰で財政における各指標や数値が大きく改善されてきており、健全財政が図られておりますことを大変有り難く思います。
行財政運営の健全化は私の公約でもありますので、引き続き業務の効率化や生産性の向上を図り、費用対効果を意識した引き締め財政の中で住民福祉向上へ最大の効果を上げられるよう努めてまいります。
住民の皆様はじめ、これまでコスト削減や新たな財源の獲得に取り組んで来てくださっている職員の皆様、白馬村にご支援くださっております皆様、大変なチェック作業をいただいております監査委員の皆様に、感謝申し上げます。
5日は、第36回【白馬村敬老会】を開催いたしました。
約300名の皆様にご出席いただき、会場に足を運んでくださった方々の元気なお姿を拝見でき、大変嬉しく思いました。
今年は戦後80年の節目の年ですが、戦後の復興から登山ブームや一大スキーブームを経て、長野冬季オリンピックが開催され、その後はスキー産業の衰退期や神城断層地震、一昨年の黒豆沢土砂災害など、決して平坦ではない道のりを乗り越え、現在の白馬村がありますのは、先輩がたの並々ならぬご努力と地域愛の賜物であり、深く敬意を表し感謝申し上げます。
皆様がいつまでも元気でご活躍されますことを心より祈念申し上げます。
大北駅伝大会
BMW Motorrad Days
白馬国際クラシック
村民運動会
6日、7日の週末は、「大北駅伝大会」「BMW Motorrad Days」「白馬国際クラシック」「村民運動会」とイベントが目白押しでした。
大変良いお天気に恵まれ、秋晴れの空の下、それぞれのイベントを楽しむ住民の皆様や参加者の皆様の笑顔があふれ、温かい気持ちに包まれた週末でした。
9日は、白馬南小学校で、白馬村が脱炭素の取組で連携協定を結んでいる名古屋大学による「サイエンスアカデミー」が開催されました。
白馬南小学校の児童たちに、名古屋大学の学生の方々が、実験道具を使って、二酸化炭素や温暖化について分かりやすく教えてくださり、大変有意義な機会となりました。
児童たちは、空気中の成分や光合成、温室効果ガス、二酸化炭素濃度が増えるとどうなるのかなどについて、見て触れて学び、脱炭素の必要性を理解しました。
8月の大阪・関西万博での連携事業の展示に続き、白馬村にとって非常に貴重な機会を作ってくださった名古屋大学の皆様に厚く御礼申し上げます。
教育における大学や研究機関との連携は、これまでも白馬高校などで実施して来ていますが、引き続き白馬らしい魅力ある教育環境づくりを推進してまいりたいと思います。
同日は、ヒップホップの全国大会で好成績を修めたMHSヒップホップダンススクールの皆さんが、村長室にご報告に来てくださいました。
MHS hiphop dance schoolは白馬村を拠点に活動する幼児から高校生までのメンバーが所属するダンススクールで、観光イベントや様々な行事に出演いただいており、非常にスタイリッシュなパフォーマンスを披露してくれています。
現在小学5年生のメンバーで結成されている「FTY」の皆さんは、昨シーズン終わりに開催されたダンスコンテスト3rd by Soulm8ファイナルの小4以下チームで優勝し、低学年で結成された「A3Z」の皆さんは、昨年末に開催された2nd by Soulm8ファイナルの小4以下チームで低学年ながら3位の快挙を達成しました。
MHS hiphop dance schoolの皆さんの活躍を大変嬉しく思い、心よりお祝い申し上げます。
12日と15日は、敬老のお祝いのため、今年100歳になる白馬村内の皆様に、賞状とお祝いをお届けしました。
白馬村で今年100歳になられる方は7名いらっしゃいます。皆様のご長寿に心よりお祝い申し上げます。
お祝いに伺ったことを皆様本当に喜んでくださり、私も大変幸せな気持ちになりました。
特別養護老人ホーム「白嶺」の敬老会では、100歳超の方々と白寿を迎えた方々、米寿を迎えた方々のお祝いもし、介護老人保健施設「白馬メディア」と「かたくりの郷」の敬老おたっしゃ会でも、皆様のご長寿をお祝いしました。
これからも心豊かに元気に過ごされますことを祈念申し上げます。
14日、15日は、「2025白馬サマージャンプ大会およびサマーノルディックフェスティバルスペシャルジャンプ記録会」のプレゼンターを務めました。
女子の部では、地元出身の宮嶋林湖(みやじまりんご)選手が連日優勝を果たしました。
地元選手の活躍を大変嬉しく思い、心よりお祝い申し上げます。
男子の部でも2日間とも内藤智文選手が優勝したほか、葛西紀明選手や竹内択選手といったベテラン勢が表彰台に立ち、皆様の活躍に元気をいただきました。
入賞された皆様おめでとうございます。
応援いただきました皆様、競技運営にご尽力くださいました皆様、ありがとうございました。
20日は、「青鬼神社例大祭宵祭り」に参加しました。
白馬村の唯一の無形文化財「火鑚り(揉み)の神事」が執り行われるお祭りです。
外は雨降りで湿度が高く、火起こしには相当の時間が掛かるものと思われましたが、参加者の皆様や地域の皆様、役場職員のチームワークで、例年よりも大幅に短い時間で火がつきました。
重要伝統的建造物群保存地区でもある青鬼集落のこのお祭りは、本当に幻想的で、世代を越えて受け継がれる伝統や文化の大切さや温もりをいつも感じさせくれます。
こうした地域財産を村としても大切にし、後世に伝えていきたいと思います。
22日は、白馬村内の観光等組織の役割分担に関する連絡調整会議を行いました。
白馬村には観光関連の組織がいくつかありますが、そのうち行政組織である観光課、DMOである白馬村観光局、白馬バレーツーリズム、そして白馬村商工会について、役割を明確にし連携を強化することを目的に、各組織の定款や規則等に基づいて、それぞれの組織の役割や実施事業を整理していただきました。
観光産業においては、昨今の状況や来年から宿泊税導入ということもあり、より住民にとっても来訪者にとっても快適で過ごしやすい環境づくりの視点が重要となっており、そうした観点も踏まえた役割や職務の整理が必要と考えており、また、議会からも以前提言書として観光関連組織の役割の明確化や連携強化についてご意見をいただき、私も公約で同様のことを掲げていることから、このタイミングで開催をしました。
それぞれにまとめていただいた職務や事業内容につき、重複するものがないかといったことや必要性の有無などを意見交換しました。
今後は、さらに各組織と精査し、より現状に即した持続性ある観光地経営に資する施策を推進していける体制を構築し、組織連携を強化してまいりたいと考えております。

25日は、全日本中学校陸上競技選手権に出場した白馬中学校の田中翠人選手が、村長室に報告にお越しくださいました。
田中選手は、7月に開催された長野県中学校総合体育大会の男子400mで、全国出場の参加標準記録をクリアし、全中への出場権を見事獲得しました。
8月に沖縄で開催された全日本中学校陸上競技選手権では、疲労骨折をしている状態での出場でしたが、最後まで走り切り大健闘をされました。
雪国白馬から陸上種目で全中に出場する選手が近年誕生しており、恵まれた環境と子どもたちの頑張りを大変誇りに思い、支えていただいている皆様に感謝申し上げます。
ご活躍、誠におめでとうございます。
白馬中学校 総合発表会 音楽会
26日は、白馬南小学校の音楽会が開催されました。
学年ごとに児童の人数が異なりますが、それぞれに趣向を凝らして、個性を生かした独創的な合唱や合奏をしており、まさに音を楽しむ素晴らしい音楽会でした。
20日に開催された白馬中学校の合唱コンクールもそうでしたが、先生方による合唱もあり、児童・生徒たちととても距離が近く良好な環境にあるのを感じました。
また、小学校も中学校も最高学年は、仲間や先生への思いもひとしおで、歌いながら涙を流す場面もあり、見ているこちらも感動し、豊かな心で育っていることを大変嬉しく思いました。
いつも健やかな成長を支えてくださっている先生がたや保護者の皆様、教育委員会、地域の皆様に心より感謝申し上げます。
27日は、「白馬村子育て支援ルームお別れ会」を行いました。
50年前に中部保育園として建てられた施設。
沢山の子供たちやご家庭を見守り続けたこの施設も、50年の歳月を経て老朽化が進み、この度、解体して同じ場所に新たな施設を建設することが決まりました。
お別れ会には、子育て支援ルームに通っていた親子連れの方々や、私と同じように子どもの頃に保育園に通った方、当時の職員の方々など、この施設に関わった多くの皆さんが参加してくださり、大変嬉しく思いました。
オープニングセレモニーの後は、施設で利用していて必要なくなった子育てに関する用具などを無料で欲しい方にお譲りし、多くの親子連れの皆様に喜んでいただくことが出来ました。私の公約でも子育てや教育関係物品の交換会開催を掲げていますので、こうした機会を作れたことを嬉しく思い、担当課や職員の皆様に感謝するところです。
お別れ会の最後には、みんなで「ありがとう」の言葉と共にシャボン玉を飛ばし、感謝の気持ちを分かち合いました。
新たな施設は、更に子育て支援しやすい環境に加え、多世代が交流できる空間も整備し、多くの人たちが集い交流するとともに、地域で子ども達を育てる「こどもまんなか社会」の更なる推進を目指します。
これまで本施設において、地域の子育てに多大なるご尽力をいただきました皆様に、心より感謝申し上げますとともに、新たな施設の建設・運営にも引き続きご理解ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
28日は、「白馬村の未来を考えるフォーラム」を開催しました。
白馬村では、今後10年間のまちづくりの基本方針を定める「第6次総合計画」を今年度策定しています。
この10年間を振り返りますと、白馬村では神城断層地震やコロナ禍を乗り越え、年間を通じ国内外から多くのお客様にお越しいただくようになり、特に国のグローバル施策の進展とともに海外からの来訪者や移住者も増加しました。賑わいを取り戻し、様々な可能性も感じられるようになってきた一方で、村民の暮らしや地域コミュニティに目を向けますと課題も多い状況にあります。
豊かな自然環境や来訪者を温かく迎え入れる村民の人柄、多様でありながらも白馬を愛する想いといった「白馬村らしさ」は、時代が変わっても大切にしていくべきものと考えており、そのような状況も踏まえ、「わたしたちの白馬村と豊かな暮らしのあり方」と題して、「社会的共通資本」について皆さんと一緒に学び、考える場を設けさせていただきました。
「社会的共通資本」を提唱した宇沢弘文さんの長女であり、その思想を広める活動をされている占部まり様を講師にお招きし、社会的共通資本の考え方とこれからの地域社会についてご講演いただくとともに、長野県の総合5か年計画「しあわせ信州創造プラン3.0」においても「社会的共通資本」の考え方が取り入れられていることから、長野県新田副知事にもご登壇いただき、県としての考えなども伺いながら、豊かな地域社会のあり方を一緒に考えました。
すべての人びとがゆたかな経済生活を営み、すぐれた文化を展開し、人間的に魅力ある社会を持続的・安定的に維持することを可能にするような社会的装置である「社会的共通資本」について、講演では様々な視点からのご説明をいただきましたが、どの内容も現状の白馬にとって非常に重要な考え方であり、大変勉強になりました。
また、副知事を交えた鼎談では、講演内容や長野県の5か年計画を伺う中で、現在の白馬村の状況に照らし合わせて課題に感じる点や、村民の皆様からアンケートやワークショップを通じていただいてる意見などを元に、私からお二人にご質問させていただき、ご意見やアドバイスをいただきました。
この模様は後日ユーテレ白馬で放送予定ですので、ぜひご覧いただき、住民の皆様一人ひとりに白馬村の未来につき考えていただければと思います。
大変お忙しい中、白馬村までお越しいただきました占部様、新田副知事に心より御礼申し上げますとともに、ご参加いただきました皆様に感謝申し上げます。
さて、今年11月から白馬村・小谷村で運用を予定しておりますデジタル地域通貨の名称が「アルプスPay」に決定し、今月から加盟店の募集が始まりました。
このデジタル地域通貨は、地域内での購買促進・消費喚起による地域経済の活性化、キャッシュレス決済の手数料負担軽減、村民割引の普及、各種給付金・プレミアム商品券等の給付事務効率化・迅速化、ボランティアポイント・ふるさと納税返礼ポイントの拡充等を目的としています。
多くの事業者の皆様に加盟店登録いただきたく、ご理解とご協力をお願いします。
この記事に関するお問い合わせ先
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更新日:2025年10月01日