村長ブログ(令和8年2月)
今年の2月は、例年に比べて気温の高い日が多く、早くも雪解けが進んでいます。
ゲレンデの積雪量も例年より少なくなって来ていますが、そうした中でも多くのお客様にお越しいただけていることを有り難く思うところです。
2月もスポーツに関するイベントや大会が多くありましたが、中でも4年に一度の冬季オリンピックは、日本選手団の活躍が連日報じられ、日本中に沢山の感動を与えてくれました。
白馬村出身の2名の選手が日本代表となったことから、村ではパブリックビューイングを開催し、多くの村民が集まり選手たちへ声援を送りました。
スキーフリースタイルの近藤心音選手は、残念ながら公式練習中の負傷により出場が叶いませんでしたが、本番直前まで出場を試み、最後まで諦めないその姿勢は多くの人々に挑戦する勇気を与えてくれました。
そして、ノルディック複合の渡部暁斗選手は、個人ノーマルヒル、個人ラージヒル、団体スプリントの3種目に出場し、連日パブリックビューイングを開催し、現地に赴いた応援団と中継を結び、ライブ配信を行うなど、新たな手法により白馬村から声援を送りました。
遠くイタリアの地まで、白馬村のみんなのエールを届けてくださったスキークラブのお二人に心より感謝申し上げます。
結果は、個人ノーマルヒル11位、同ラージヒル19位、団体スプリントでは6位入賞という素晴らしい成績を収められました。
最後の種目となった団体スプリント競技終了後、「季節外れの桜は咲かせられなかったが、最後の花びら1枚が散っていくまで皆さんに見ていただけた。道半ばで散っていった桜が、この先を行く若い選手たちの道しるべになってくれたら本望です。」と語られた言葉が、大変印象に残っております。
最後まで力の限り走り抜き、全力を出し切ったオリンピック・ラストランであったと思います。長年にわたり私たちに夢と感動を与えてくださった渡部選手の活躍に、心からの敬意と感謝を申し上げます。
大会関係では、今年も「全国学生岩岳スキー大会」が開催され、23日に基礎スキーの部の開会挨拶に伺いました。
今シーズンは降雪量が少ないため、コース整備にも苦労したと伺いましたが、多くの皆様のご努力により大変素晴らしい大会環境が整えられました。
心より感謝申し上げますとともに、選手の皆様には、この恵まれた環境に感謝し、これまでの練習の成果を存分に発揮いただきたいと思います。
26、27日には、80回記念となる「白馬八方尾根リーゼンスラローム大会」が開催され、開会挨拶と表彰式プレゼンターを務めました。
日本一の草スキー大会と称されるこの大会は、国内で最も歴史ある大会で数多くの有名選手を輩出しています。
今回の記念回は80年の歴史の偉大さを感じる機会が多くありました。
白馬村の友好都市であるオーストリアのレッヒからも、世界大会に出場経験のある選手やスキー連盟の役員の方々がお越しになり、記念大会を盛り上げてくださいました。
オーストリアから日本に伝えられたスポーツであるスキーを通じ、こうした国際友好交流が続いていることを嬉しく思います。
ここ数年は、シーズン初めに白馬村から中高生のスキー部員数名がレッヒに行き、非常に充実した環境で練習をさせていただいており大変有り難く思っております。今回は、以前お世話になった生徒がそのお礼を述べる機会もありました。
大会に参加された選手の皆さんは、リーゼンコースを独りで存分に滑ることのできる競技環境が素晴らしいと口々に称され、それぞれの目標に向かって生き生きとレースに臨まれていました。
最高齢出場者は89歳。まさにスキーは生涯スポーツであり、健康増進にも多世代交流にも非常に適したスポーツであることを実感しました。
ご参加いただきました皆様、運営にご尽力いただきました皆様、ありがとうございます。
同週は、第38回全国高等学校選抜スキー大会(ノルディック種目)が白馬クロスカントリー競技場スノーハープで開催され、私は他の公務のため伺うことは出来ませんでしたが、全国各地から多くの高校生選手が参加し、若さ溢れる熱戦が繰り広げられました。
こちらも雪不足によりコース造成には大変なご苦労があったと伺っており、自衛隊の皆様はじめ運営関係者の皆さんの多大なるご尽力に心より感謝申し上げるところです。
スキー国際交流イベントとしては、8日から14日まで「国際ロータリースキーフェローシップ」が白馬村で開催され、歓迎会とさよならパーティーに出席しました。
日本での開催は2回目で、世界各国から100名を超える参加者が集い、スキーを通じた国際交流が図られ、国境を超えた絆が深まりました。
さよならパーティーでは、白馬高校国際観光科の生徒による留学経験の発表が英語で行われ、その堂々たる姿に会場からは大きな拍手が送られました。
ミラノ・コルティナ・パラリンピック開催を前に、パラリンピック出場経験者を招いた交流会も行われ、白馬の地において、世界各国のメンバーで支え合う奉仕の精神と連帯を確認し合いました。
その他、スポーツ関係では、箱根駅伝に出場した花岡寿哉選手が報告にお越しくださいました。
花岡選手は、正月に行われた第102回箱根駅伝に東海大学の主将として花の2区に出場し、各校の強豪や海外出身選手が集う中、見事に走り切り襷を繋ぎました。
私たち白馬隊の沿道の応援が走りながら見えて力になったとのことで、現地まで応援に行った甲斐があり、嬉しく思いました。
箱根駅伝後も、「全国都道府県対抗男子駅伝競走大会」に、長野県代表としてアンカーで出場し、順位を4つ上げ、区間7位の活躍を果たしました。
大学4年間の素晴らしい活躍に心からお祝い申し上げますとともに、箱根駅伝を私たちにとって身近なものに感じさせてくれ、多くの感動を与えてくださったことに感謝申し上げます。
24日には、花岡選手の小中学校時代の同級生でもあります白馬村観光大使でタレントの国本梨紗さんに、「白馬村一日村長」をお務めいただきました。
私から委嘱状をお渡しし、役場職員の前でご挨拶いただいた後、公務を体験いただきました。
文書決裁などの他、新たに始まった白馬オリジナルデザインの「結婚証明書」と「特製記念写真パネル」の紹介、デジタル地域通貨「アルプスPay」の紹介、「白馬村マナー条例」の周知・啓発、道の駅の商品PR活動などを行っていただき、一日村長として行政の取組や白馬村の魅力発信にご尽力いただきました。
今後は、一日村長をふるさと納税の返礼品とするなど、多くの皆様に白馬村の魅力を知っていただくとともに、こうした機会を通じ、行政の仕事への関心を持っていただければと思っております。
国本村長ありがとうございました。
「アルプスPay」をまだインストールおよび利用者登録していない方は、こちらを参照いただき、ぜひご利用ください。
同日は、アメリカ大使館領事部が村長室にお越しになられ、旅行者の安全についての意見交換をしました。
今シーズンは、バックカントリーによる事故など山での遭難が多発しており、そのうち海外からの旅行者によるものも多くあります。
米国大使館とも更に連携を強化し、旅行者への注意喚起をしていく旨、確認し合いました。
皆様におかれましては、「Hakuba Valley Safety Tips ~安全上の注意事項〜」をご確認いただき、遵守いただくとともに、旅行者への周知・啓発をよろしくお願いいたします。
スポーツ以外の行事としては、10日に都内で「白馬ファン交流会」を開催し、私も参加させていただきました。
コロナ禍を経て数年ぶりの開催でしたが、白馬ファンコミュニティ立ち上げサポーターやふるさと納税として寄附をいただいている個人・企業の皆様など約60名にご参加いただき、白馬産のお米などを味わいながら交流を楽しみました。
こうした交流会を通じ、村や参加者同士の関係性を育むことで、今後の移住や地域活動への参加、ふるさと納税等による継続的な支援につなげていきます。
ご参加いただきました皆様、誠に有り難うございました。
また、12日には、白馬北小学校5年生の児童たちにお声掛けいただき「収穫感謝祭」に参加し、児童たちが田んぼで育てて収穫した餅米を使って作ったお昼ごはんを一緒にいただきました。
定番のきな粉やゴマの他、五平餅、お汁粉、カレーとチーズ味、チョコレート味に加え、デザートには餅米を使ったトルコアイスと、大変バラエティーと独創性に富んでいて、見ているだけで楽しい気持ちになりました。
澄んだ空気と清らかな水で育まれた餅米そのものが美味しいのはもちろんなのですが、塩味や甘さの味付けのバランスが絶妙で、さらにチョコレートなどしっかりと中まで練り込んで味が染み込んでいて、大変美味しくいただきました。
食事の最中には、それぞれのメニューごとに担当した児童たちから、内容や工夫した点の説明があり、さらにその後は、田んぼで餅米の作り方を指導してくださった地元農家の方と田んぼを貸してくださった方に感謝状が贈られました。
また今回は感謝祭ということで、過日ニュースでも大きく取り上げられました白馬北小学校の老朽化した小ジャンプ台の復活プロジェクトにおいて、ご支援くださった保護者の方々にも児童から感謝状が手渡され、ありがとうに溢れる素晴らしい感謝祭となりました。
大変有意義な会にお声掛けいただき、また美味しいお昼ごはんを作ってくださり、本当に有り難うございました。
*許可を得て撮影しています。
最後に、「観光地経営ビジョン」答申のご報告です。
白馬村のこれからの10年間の目指すべき観光地の将来像や実現に向けた基本戦略などを定める「白馬村観光地経営ビジョン」の答申を、17日に受けました。
このビジョンは、観光庁の定める「日本版持続可能な観光ガイドライン(JSTS-D)」に準拠して策定され、策定のための観光地経営会議の委員には、これまでと同じ各観光関連組織の代表に加え、国連世界観光機関「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」で認められた白馬村の価値である「山岳」「民宿」「農業」「スキー」「里山文化」の分野の視点を踏まえた代表や住民代表にも加わっていただきました。
JSTS-Dでは、住民も含めた観光に関わる多くの分野のステイクホルダーで計画を策定することとしており、これに準拠した形となっています。
加えて、同ガイドラインでは、環境・社会・経済のバランスを保ち、持続可能な観光地経営を推進する役割を担うサステナビィティコーディネーターが必要であるとしており、白馬村では脱炭素等環境施策の専門人材であるGX統括監を任用していますが、当該統括監がJSTS-D指標理解研修の合格に加え、JSTS-Dの基となる世界持続可能観光協議会の国際基準(GSTC)のプロフェッショナル認証の試験にも合格し、十分な知識を習得したことから、サステナビィティコーディネーターを委嘱し、会議のアドバイザーに加わっていただきました。
観光についての議論は、立場や視点、トレンド等により、様々な意見があることから、行政として明確・具体的な方針を示すことが難しい側面があるため、客観的な指標や国際的な指針、国のガイドライン等に則り、国や県の施策との整合性を図ることが重要です。今回策定に携わっていただきました観光地経営会議メンバーには、有識者の先生はじめ国や県の専門委員会に携わっていらっしゃる方も多くおられ、前述のように客観的な基準に忠実に準拠して策定いただきました。
既に全国的にも先進的なビジョンとして、取材等の依頼も多くあり、策定にご尽力くださいました皆様がたに心より感謝申し上げるところですが、ビジョン実現に向けては、観光事業者や村民の皆様、訪れる方々等、関係する全ての皆様の協力や、ビジョンに準拠した事業実施が不可欠です。
公表後は、多くの皆様にご確認いただきご協力くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
また、この度、「観光事業者向けガイドライン」を策定し、観光地経営ビジョンを基に、魅力的な観光地域づくりを推進するために、地域の観光事業者が共通して取り組むべき義務や推奨事項を明らかにし、持続可能で質の高い観光地経営を実現するための指針として定めました。
先述の「白馬村マナー条例」や「Hakuba Valley Safety Tips」の遵守や周知・啓発など、具体的な取組事項を掲げておりますので、観光関連事業者の皆様におかれましては、ご覧いただき実施・順守のほど、お願いいたします。
白馬村観光事業者向けガイドライン (PDFファイル: 1.9MB)
Guidelines for Tourism Businesses in Hakuba Village (PDFファイル: 2.1MB)
この記事に関するお問い合わせ先
総務課 総務係
〒399-9393
長野県北安曇郡白馬村大字北城7025
電話番号:0261-72-7002 ファックス:0261-72-7001
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更新日:2026年03月02日