村長ブログ（令和5年11月1日）

10月後半は三段紅葉が見ごろを迎え、村内はどこも絵画を切り取ったような美しい景色となりました。

16日は、斑尾高原で関東国道協会長野県地区協議会総会があり、荻原健司長野市長が会長として議事進行をし、私は監事を拝命しているため監査報告をいたしました。

また、午後は長野市で長野県町村会定期総会があり、初めて公式の場で、この夏新たに原村の村長に就任された牛山貴広村長にお会いしました。

現在長野県には荻原市長はじめ元オリンピアン首長が3名おり、牛山村長もそのお一人。そして現在の県内最年少首長でもあり、深い郷土愛とバイタリティの持ち主です。

私は昨年の8月8日が初登庁でしたが、牛山村長は今年の8月8日が初登庁で、丸一年私が先輩ですが、お互い40代就任新人村長として、切磋琢磨しながら地域を創り上げ、信州を盛り上げていきたいと思います。

18、19日は、先のブログで報告致しました、UNWTO国連世界観光機関の第25回総会で行われた「ベスト・ツーリズム・ビレッジ表彰式」ならびに「ベスト・ツーリズム・ビレッジ国際会議」に参加するためウズベキスタンのサマルカンドに行きました。

詳細はこちらをご覧ください。

21日は、ウイング21で「第23回白馬村青少年育成村民大会・第36回白馬村社会福祉大会」が開催され、中学生による意見発表、社会福祉表彰、湯浅誠さんによる講演等が行われました。

中学生からは、戦争や平和、ヘルプマークと助け合い、SNS等での誹謗中傷と言葉の力などに関する意見を発表いただき、全ての大人にも聞いていただきたいと思うほど、考えさせられる意義のある内容でした。

また、社会福祉協議会から、長年にわたり白馬村の社会福祉に貢献いただいた個人や団体を表彰し、寄附を頂いた団体に感謝状を贈呈しました。ご尽力に心より感謝申し上げます。

講演では、社会活動家の湯浅誠さんから「居場所だらけになったら白馬の子どもたちはどうなるか」と題して、社会の変化とともに居場所のあり方が変化していることや、子ども食堂の役割や、地域の中に居場所をつくる意義などをお話いただき、居場所の大切さを参加者全員が共有しました。

ご参加・ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

24日は、スケートボードの永原悠路選手が村長室にお越しくださり、今シーズンの活躍を報告してくださいました。

全日本オープン2連覇
WST パリ五輪予選 10位
アジア大会 準優勝
世界選手権 7位

パリ五輪に向けて、非常に素晴らしい活躍をされたことに、非常に感激し、嬉しく思いました。

持たせていただいた先のアジア選手権で獲得した銀メダルは、とても綺麗で重厚で。
白馬から世界で活躍するスケートボード選手の存在を大変嬉しく誇りに思います。

25,26日は、道路河川協会の総会と視察のため、富山県に行きました。

総会では、今年の夏に富山で発生した線状降水帯と、それによるかつてない被害を現地の方々からの生の声で伺い、これまでより更に踏み込んだ防災対策の必要性と、実際に発生した場合の対処について、多くを学ぶ機会となりました。

また視察で訪れた、日本一小さな村「舟橋村」では、子育て支援について、園むすびプロジェクトのお話を時間を掛けて伺い、先の「居場所づくり」の話と通ずる、非常に白馬としても今後の参考になる事例を聞かせていただきました。私どもとしても実施できることを、ぜひ実現してまいりたいと思います。

27日には、白馬村UNWTO国連世界観光機関ベスト・ツーリズム・ビレッジ認定 記念報告会・パネルディスカッションを、UNWTO駐日事務所後援のもと開催いたしました。

UNWTO駐日事務所代表で初代観光庁長官の本保芳明様からの祝賀ムービーを披露し、観光課職員が、この度受賞した国際認証制度の紹介とプロジェクトチームメンバーの紹介をしました。

ご協力いただきました有志ボランティアの皆様、動画作成にあたりそのコンテンツ利用を了承くださいました皆様に、厚く御礼申し上げます。

また、今回のベスト・ツーリズム・ビレッジ認定にあたり、頂いた表彰盾と認定書の披露の後に、白馬が大きく評価された山岳・スキー・民宿・農業・里山文化の各分野で代表する方や組織という観点から、白馬村歴史民俗研究家の田中欣一様、日本スキー発祥100周年委員会会長で白馬山とスキーの総合資料館顧問の丸山庄司様、白馬村農業委員会会長の松沢正猛様、白馬山案内人組合組合長の松澤幸靖様へ感謝状を贈呈させていただきました。
長年に渡るご功績に、深く敬意を表し感謝申し上げます。

第2部では、【持続可能な世界水準のマウンテンリゾートに向けて】をテーマに、白馬の友好都市であるオーストリア・レッヒ村の観光局長ヘルマン氏にも登壇いただき、パネルディスカッションを行いました。

白馬高校生や白馬インターナショナルスクールの生徒さんも参加してくださり、幅広い世代で白馬が世界に誇る素晴らしい価値について共有し、向上・保全していく意識が更に醸成されたと思います。
ご来場いただきました皆様、大変ありがとうございました。

29日は、白馬猟友会の総会にて祝辞を述べました。
今年は、熊の目撃情報が全国で相次ぎ、白馬村では幸い人的な被害は出ておりませんが、有害鳥獣の駆除など、日頃より猟友会の皆様に多大なるご尽力いただいておりますことに、心より感謝申し上げます。

また、全国的に猟友会のメンバーが減っている中、白馬村は新たに5名の方が加わるという嬉しいニュースがありました。誠におめでとうございます。

住民の皆様も、餌や匂いの元となるものを、外に置いたりしないようくれぐれも宜しくお願い申し上げます。

30日は、長野県町村会、社会環境部会に出席しました。
昨年までは建設部会に所属しておりましたが、今年から社会環境部会になり、今回は医師や看護師、介護士、保健師、また保育士の不足への対応について、待遇改善などにつき県の施策が報告され、それに対しての質問や意見・要望を述べました。
私の方からは、特に看護師と介護士、保育士について、待遇改善に加え、やり甲斐を感じられる環境づくりについて、意見を述べさせていただきました。

31日は、先日パワーリフティング世界選手権大会に出場された沖浦さんが、村長室に報告に来てくださいました。 4種目でメダルを獲得され、そのうち総合を含む3種目で優勝という素晴らしい結果を残されました。 メダルのうち2つは未来を夢見る子どもたちにプレゼントしたとのこと。 生涯現役を貫き、常に若者の見本でいないといけないという沖浦さんのお言葉に感銘を受けました。 ご活躍おめでとうございます。