村長ブログ(令和6年10月15日)

10月になり晴天の日が増え、山の上では紅葉が見頃を迎えています。

景色10月
白馬グリーンスポーツの杜

1日は、白馬村テニス大会の開会式に参列しました。
絶好の秋晴れのもと開催され、選手の皆さんはテニスを通じた親睦を深め、爽やかな汗を流していました。

会場となった白馬グリーンスポーツの森は、テニスやマレットゴルフ、キャンプ、BBQ、お子様が楽しめるアクティビティなど、魅力満載のレクレーション広場で、この時期はとても気持ち良い気候の中、白馬の自然をお楽しみいただくことができます。

 

 

 

長野県雪対策協議会総会
長野県雪対策協議会総会

2日は、長野県雪対策協議会総会が飯山市で開催されました。
雪の降り方が昔と変わって来ており、更に人手不足や物価高騰に直面する中で、除雪については非常に多くの課題を抱えております。
私は協議会の副会長を拝命しておりますが、そうした状況下で、県内の自治体が連携して課題解決に向けた取組や要望をしていく必要があり、本協議会の重要性を改めて強く感じました。

住民や旅行者の安心安全や快適な滞在を守っていけるよう、今後も他の自治体とも協働し取り組んでまいります。

 

 

姫川第二ダム周辺の河川清掃活動
姫川第二ダム周辺の河川清掃活動

3日は、姫川第二ダム周辺の河川清掃活動に参加しました。

このエリアは、白馬村の多くの河川が集まって流れ着く場所であることから、例年非常にたくさんのゴミが溜まります。
昨年に続き、有志の皆様や地域の皆様と共に、担当課で清掃活動を行いました。

プラスチックゴミや鉄くずなど、今年も多くのゴミが集まりました。

白馬村では、美しい村と快適な生活環境を守る条例が制定されています。
ゴミのポイ捨て等は絶対にしないようお願いします。

ご協力いただきました皆様、大変ありがとうございました。

 

 

地元国会議員と林野庁、長野県の担当者とのナラ枯れ視察
地元国会議員と林野庁、長野県の担当者とのナラ枯れ視察、意見交換

同日は、地元国会議員と林野庁、長野県の担当者にお越しいただき、白馬村のナラ枯れの現状について視察いただき、対応についての意見交換を行いました。

ナラ枯れは、日本古来の森林病害虫で周期的に発生しますが、白馬村では平成21年から27年に発生・終息し、令和2年に再発生しました。

村でもこれまで、危険箇所の被害木の伐倒燻蒸や、未然防止のための樹幹注入などを行い、昨年は2000万円の補正予算を組んで、景観に影響する被害木の伐倒も大規模に行いましたが、今年は更に被害が拡大しました。

林野庁や専門家によると、被害そのものや広がるのを完全に防ぐ事は不可能で、とくに令和5年は全国的に一気に広がった地域が多く、更に今年は温暖化の影響でカシノナガキクイムシが活発化しており、被害が多く発生しているとのことでした。
対策としては現在自治体として行っている対策や各団体や管理者による森林整備作業が適切であり、住家や道路などに影響のある危険箇所の被害木の伐倒燻蒸や、被害に遭わないよう優先する樹木への樹幹注入、大径木になる前に切る森林整備等をしていくほかないとの事でした。

森林経営管理法では、森林所有者の責務として、自然的社会的諸条件に応じた適切な経営管理が明記されてますが、村では引き続き管理者や関係団体と協力をし、対策に取り組んでまいります。

白馬村における詳しいナラ枯れ被害対策については、白馬村行政公式ホームページをご覧ください。

 

 

4日は、以前取材を受けました白馬村の地価高騰における課題について、Yahoo!ニュースで記事が公開されました。

Yahoo!ニュース

ここ数年、白馬村の一部エリアで地価公示価格の上昇率が全国的にも高くなっており、ニュースになることが増えましたが、相続税路線価が上昇する場合に起こる地域での問題につき、記事にまとめてくださっています。

観光が賑わい経済が活性化するのは良いことですが、相続税路線価の時価評価が、古い制度の趣旨のままリゾート地に適用されていることにより、矛盾や弊害が生じています。これには地方自治体で出来る効果的な対策がほとんどなく、国が税制や売買などの制度や法の変更・改正をしなくては対処できませんが、要望が長年通らないため、こうした記事を通じて現状や問題点を知っていただくのも一つの手段と思っております。

村としても、いつまでも住み続けられる地域であり続けるようできる限りの取組を引き続き実施してまいります。

 

 

 

野平地区
野平地区

同日は、一本桜や棚田で有名な白馬の野平地区との地区懇談会を実施しました。
今年度最初の地区懇談会で、地区の皆様と地域課題を共有し、解決に向けて行政と地区で協働してできる施策等を話しあい、有意義な意見交換ができました。

今年度は白馬村全ての地区との地区懇談会が実施できるよう進めており、更なる住民参加の村づくりに取り組んでまいります。

 

 

大町市市政70周年記念式典
大町市市政70周年記念式典

5日は、お隣の大町市の市政70周年記念式典に参列いたしました。

市長がご挨拶で70周年の歴史を振り返るとともに、これからの更なる発展に向けた決意を話され、ご来賓の国会議員や県会議員、姉妹都市の首長らからお祝いが述べられました。

また記念公演として、長野県警音楽隊演奏会による演奏が披露され、会場は大変盛り上がりました。

70周年誠におめでとうございます。

 

 

明治安田生命保険相互会社様「私の地元応援資金」寄附金贈呈式

7日は、明治安田生命保険相互会社様の「私の地元応援資金」寄附金贈呈式がありました。

明治安田生命保険相互会社様には、毎年この寄附金をいただいており、今年は特に白馬村で昨年度黒豆沢土砂災害があったことから、手厚いご支援を賜り、大変ありがたく思います。

寄せられた寄附金は、村の健康増進事業の取組に役立ててまいります。

 

 

 

宿泊税に関する勉強会
宿泊税に関する勉強会

8日は、宿泊税に関する勉強会を開催しました。

白馬村では、コロナ禍を経て、改めて観光振興のための財源確保について検討して来ており、昨年度は、宿泊業のみに捉われない各種事業者で構成された財源検討委員会を立ち上げ諮問をし、有力とされる財源につき報告書を受け取りました。また使途については、観光地経営会議において検討いただき、提言書を受け取りました。

そして今年6月に、有力とされる財源につき、更に踏み込んだ検討をするため、それぞれの財源につき関係する事業者の団体の代表や有識者で構成される3つの専門部会を立ち上げ、検討を進めてまいりました。

そのうち、宿泊税部会では、長野県の動きを踏まえつつ、県が宿泊税を導入する場合に、村独自でも制度設計する可能性を視野に議論を進めてきたところ、今回県の方で宿泊客に課す長野県観光振興税(仮称)の骨子案を示したことから、今後さらに本格的に討議されていくこととなります。

これまで県の担当には白馬村の意向として、低価格帯の宿泊施設への配慮や、独自課税市町村への按分割合の増加などを要望して参りましたが、今回公表された県の骨子では、3000円の未満の免税点や修学旅行等の課税免除以外は一律300円、税収額のうち 1/3 は自由度の高い「一般交付金」として、1/6 は県が定める重点施策に活用可能な「重点交付金」 として、事業実施を希望する市町村の計画内容を踏まえ交付する旨が示されました。
一方で、白馬村のような独自課税を検討する自治体には、独自導入した場合に県の税額を150円に下げて自治体の自由度を認めていることから、これまで白馬村が検討委員会や部会を遅れを取らぬように立ち上げ、独自課税制度について検討して来たことが、改めて今後の白馬村や関係事業者にとって有益であったことが確認でき、委員の皆様はじめ、ご理解ご協力いただいて来ております皆様に感謝申し上げるところです。

説明会の詳細については、白馬村行政公式ホームページをご覧ください。

村民、村内事業者の皆様に観光振興財源の検討状況等についてご理解いただきたいため、今後も節目節目で説明会や勉強会等を開催してまいります。

 

 

全国道路利用者会議全国大会
青森視察

9日から、全国道路利用者会議全国大会のため青森に出張しました。

今年は地震や豪雨災害が各地で頻発しており、そうした中、命を繋ぐ道としての道路の重要性はますます高まっており、全国の関係者と思いを共有し、国へ要望をしてまいりました。

また視察では、六ヶ所村の再処理工場などを訪れ、使用済み核燃料の再処理の過程を詳しく学びました。
天然資源の乏しい我が国において、電力をはじめとしたエネルギー問題は非常に難しいものがあります。
エネルギー価格が高騰している現在、脱炭素を念頭に、水力や風力、太陽光をはじめとしたクリーンエネルギーの更なる創出に、国をあげて取組んでいかなくてはいけないと改めて強く感じました。

 

信州次世代“空”モビリティ体験フェスティバルin白馬
信州次世代“空”モビリティ体験フェスティバルin白馬

12日は、【信州次世代“空”モビリティ体験フェスティバルin白馬】が白馬スノーハープクロスカントリー競技場で開催されました。

長野県が策定した信州「空モビリティ×山岳高原イノベーション」創出ビジョン・ロードマップの実現のため、世界水準のオールシーズンマウンテンリゾートを目指す白馬村でこのイベントが開催されましたことを大変ありがたく思い、長野県阿部守一知事はじめ、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

空飛ぶクルマやドローンは、山岳エリアにおける物流の効率化や観光の魅力の向上が期待でき、災害対策の一助ともなります。電動のため、クリーンエネルギーを活用すれば、CO2削減効果も期待でき、まさにこれからの未来への大きな可能性を感じるイベントでした。
 

はくば あそびまなびフェス2024
はくば あそびまなびフェス2024

また、今回は今年で3回目となる「はくば あそびまなびフェス2024」を同じ場所で同時開催しました。

秋晴れの空の元、子どもたちの笑い声と参加者の笑顔が溢れ、とても幸せな気持ちになるイベントでした。
これから整備する子育て支援施設が、多くの皆様の笑顔の源になるよう、力を合わせて取り組んでいければと思います。

ご協力いただきました皆様、ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
 

 

白馬連峰遭難者慰霊祭

同日は、白馬連峰遭難者慰霊祭が細野諏訪神社にて執り行われました。

今年も残念なことに、白馬連峰で9名の尊い命が失われました。亡くなれた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆様に心よりお悔やみ申し上げます。

悲しい事故をなくすため、国・県・山岳関係者と一丸となって、引き続き北アルプスの安全対策に全力を尽くしてまいります。

皆様も、山に登られる際は、日帰り等でも天候状況には十分留意し、事前準備や装備を入念に行い、場合によっては中止やコース変更するなど、くれぐれも無理のない登山をされますようお願い申し上げます。

 

 

 

白馬村ソフトボール選手権大会
白馬村ソフトボール選手権大会

14日はスポーツの日。
白馬村ソフトボール選手権大会が、絶好のスポーツ日和のもと、開催されました。

白馬村役場からも職員チームが参加し、開会式のあとは私も応援をして盛り上がりました。

こうしたスポーツを通じて地域の絆が深まり、元気な白馬の活力の源となることを期待しております。

主催いただきました白馬村スポーツ協会はじめ関係者の皆様、ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。



間もなく里の紅葉も見頃を迎えます。
今年も見事な三段紅葉が見られるのを、今からとても楽しみにしています。

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長野県北安曇郡白馬村大字北城7025
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更新日:2024年10月15日