村長ブログ(令和8年9月)

9月は1日から16日間にわたり議会定例会が開かれました。いわゆる決算議会であり、令和7年度の各会計の決算につき、決算特別委員会においてご審議いただきお認めいただきました。

皆様のおかげで健全財政を堅持することが出来ましたことを、有り難く思います。

 

 

また、9月議会でご可決いただいた議案には、公約に掲げた案件がいくつかございましたので、以下に記載いたします。

 

 

自治基本条例
自治基本条例

「自治基本条例」の制定について、「白馬村自治基本条例」を9月議会に提出し、全会一致でご可決をいただきました。

本条例の策定に当たり、様々な機会を通じてご意見をお寄せいただきました関係者の皆様、そして地域の皆様にも、あらためて厚く御礼申し上げます。

「白馬村自治基本条例」は、本村における自治の基本となる条例として、今後の村政運営及びまちづくりの拠り所となるものであります。

国際化、移住者の増加、少子高齢化及び人口減少など、地域社会を取り巻く環境が変化する中にあって、村民、事業者、村議会及び行政等が、それぞれの役割を果たし、協働してまちづくりを進めるための基本的なルールを定めるものです。

北アルプスの豊かな自然のもとで先人の皆様が育んでこられた相互扶助の精神、地域に根付く歴史と文化、そして訪れる方々を温かく迎えてきた心を、次の世代へと確かに引き継いでまいります。

本条例は、令和8年9月30日、白馬村村制施行70周年の日に施行しました。

理解しやすいよう逐条解説も作成いたしましたので、ぜひ皆様には、地域の自治を担う一員としてご覧いただきたいと思います。

 

 

 

白馬村開発行為の調整等に関する条例
白馬村ではたらく保育士支援制度

「無秩序な開発の防止」の公約に関しましては、「白馬村開発行為の調整等に関する条例」の改正をご可決いただき、開発指導要綱の一部改正とともに、公表しました。

今回の改正により、これまで協議対象外だった一定規模以上の中規模なホテル・旅館等の建築事業が、事前協議・住民説明等の適用対象に追加されます。適切な土地利用の誘導および自然環境・景観との調和を図るため、皆様のご理解ご協力をよろしくお願いいたします。

詳細はこちらをご覧ください。

 

また、「保育人材の待遇向上」につきまして、「白馬村保育資格手当に関する条例」を提出しご可決いただき、来年度から新たに月額手当が支給されることとなりました。
この他にも、昨年度から今年度に掛けて新たな待遇向上の施策を複数実施してきており、継続して保育に携わる皆様が働きやすい職場環境づくりを実施してまいります。

 

 

オーストラリア大使館総領事
アメリカ大使館

定例会提出議案以外の公約関係でも、いくつか施策を推進してまいりました。

マナー条例の周知・徹底について、3日にオーストラリア大使館から総領事にお越しいただき、これまでの状況と今後の連携体制につき意見交換しました。
8月には上京の折に、アメリカ大使館にも立ち寄り、総領事と意見交換をさせていただき、新たに罰則が付いたマナー条例についての周知協力や掲示用のチラシの英語内容の確認を依頼し、快くお引き受けいただきました。
引き続き、関連機関と強固に連携し、住民にとっても旅行者にとっても、安心安全な地域づくりに取り組んでまいります。

 

 

白馬デマンドタクシー
脳の健康教室

また、白馬デマンドタクシーを更に便利で優しい交通手段にすることを公約に掲げましたが、村民利用のふれAI号の定期券の利用が10月から開始となります。

詳しくはこちらをご確認ください。

 

福祉関係では介護予防も公約に掲げていますが、今年度から開始した認知症予防にも資する「脳の健康教室」の第一期の最終回が24日に開催され、私も一緒に受講し、修了証を受講者の皆様にお渡ししました。

第二期も開催する予定でおり、10月2週目から開始予定です。お申し込みは包括支援センターにて受け付けております。

各種シニア向け情報は、今月改定されました「白馬村シニアガイドブック」をご参照ください。

 

 

村民運動会
村民運動会
子育て支援関係では、村民運動会の際に、職員が子ども用の遊具を会場に準備してくださり、私が具体的にお願いをした訳ではありませんが、オリンピック施設等を活用し子どもが遊ぶことの出来る機会を創出するとお約束したことを実行に移してくれました。大変有り難く思い、こうした職員の意識が醸成されていることを嬉しく思います。
 
 
白馬村文化大使
白馬村文化大使 民俗・日本思想史家の田中欣一さん

その他、具体的な公約として掲げた文化芸術の振興や継承のための「白馬村文化大使」の制定創設につきまして、白馬村特命大使設置要綱を整備し、「白馬村村制施行70周年記念式典・講演会」の中で、就任式を執り行い、第一号として、民俗・日本思想史家の田中欣一さんと、元ノルディック複合日本代表の渡部暁斗さんのお二人を任命させていただきました。

観光大使が、白馬村の観光振興や観光プロモーションを主な活動とする特命大使であるのに対し、文化大使は、白馬村が誇る価値ある歴史・文化・芸術・スポーツの振興と継承を目的として、それぞれの分野における代表的な存在として、その魅力を広く普及・発信していただく特命大使です。

田中先生は、塩の道沿線をはじめとする当地域の歴史・文化について長年にわたり研究を続けられ、公民館講座や塩の道祭りなど、村内外のさまざまな場面でその魅力や価値を語り継ぎ、地域文化の普及にご尽力されてきました。
これまでのご功績を踏まえ、白馬村の民俗・歴史・文化等について、広く普及し次世代へ継承していただくことをご期待申し上げ、文化大使を委嘱するものです。

渡部さんは、オリンピックでの数多くのメダル獲得をはじめ、ワールドカップ総合優勝、さらにはノルウェーのスキー界で最も権威ある「ホルメンコーレン・メダル」の受賞など、輝かしい功績を残されており、その活躍は皆様もよくご存じのことと思います。
一方で、白馬村が培ってきたスキー文化を、これからも将来にわたって大切に継承していくためには、雪のある環境を守るとともに、スキーをはじめとするスポーツの魅力を広く普及・発信していくことが重要です。
これまで、観光資源としての「白馬のスキー」は世界に広く知られてきました。これからは、観光資源としてだけではなく、「文化としての白馬のスキー」、さらにはスポーツ全体のさらなる普及・継承を図っていくことを目的として、文化大使を委嘱するものです。

それぞれの専門分野やこれまで培われてきたご経験を生かし、一層のご活躍を心よりお祈りいたしております。

 

白馬村村制施行70周年記念式典・講演会
白馬村村制施行70周年記念式典・講演会

「白馬村村制施行70周年記念式典」を、26日に協和ウイング白馬で開催しました。

多くのご来賓の皆様にご臨席を賜り、盛大かつ厳粛に開催できましたことを、大変光栄に思いますとともに、厚く御礼申し上げます。
この記念すべき日を迎えることができましたのは、村民の皆様をはじめ、ご来賓の皆様、そしてこれまで白馬村を愛し、支えてくださったすべての皆様のおかげであり、心より感謝申し上げます。

式典では、村政に多大なご貢献をいただきました功労者の皆様を表彰させていただきました。それぞれのお立場で村の発展に力を尽くしてこられた皆様のご功績は、本村の歴史に長く刻まれるものであり、深い敬意と感謝を表します。

 

白馬村村制施行70周年記念式典
白馬村村制施行70周年記念式典

今回の式典は、自治基本条例や第6次総合計画の趣旨にのっとり、子どもから高齢者まで幅広い世代の村民の皆様に出来るだけ登壇していただき、村民主体の温かみのあるステージにしたいとの思いから、職員とともに準備を進めてまいりました。

 

白馬村村制施行70周年記念式典・講演会
白馬村村制施行70周年記念式典・講演会

また、式典と併せて「記念講演会」も開催しました。

第1部では、新潟大学理学部教授の奈良間千之先生に「白馬の氷河と山の魅力」と題し、この7月に白馬沢が日本で10番目となる氷河に認定をされ、村内に4つの氷河がある稀少な環境について、氷河とはどういったものかやその調査の仕方を交え、専門的な視野からご講演いただきました。

第2部では、文化大使に任命させていただいた元ノルディック複合日本代表の渡部暁斗さんに「大雪に導かれて」と題して、雪とともに発展してきたスキー文化について、これまでの歩みやご自身の経験を交えながら語っていただきました。

改めて、雪や氷河のある環境の素晴らしさや貴重さを実感し、スキーの文化とともに大切に守り継承していくために皆で協力する必要性があることを70周年の機会に共有することが出来ました。

「白馬村村制施行70周年記念式典・講演会」開催にあたり、ご出演や運営にご尽力いただきました皆様、大変ありがとうございました。

おかげさまで、皆様のご協力に支えられ、記憶に残る素晴らしい一日となりました。

 

 

 

白馬中学校3年生の永原依弦(ながはらいずる)選手
白馬中学校3年生の永原依弦(ながはらいずる)選手

また、この「白馬村村制施行70周年記念式典・講演会」の前日25日にも、白馬村にとって嬉しいニュースがありました。

白馬中学校3年生の永原依弦(ながはらいづる)選手が、現在開催中の「愛知・名古屋2026アジア競技大会」のスケートボード男子パーク種目で金メダルを獲得しました。

4日には、出場のご報告に村長室にお越しいただき、金メダルを目指している旨を伺いましたが、見事に有言実行を果たし、アジアNo1に輝きました。
大変嬉しく思い、心よりお祝い申し上げます。

アジア大会直後に、パラグアイで開催のワールドスケート大会に向けて出発されたそうで、引き続きのご活躍を期待しております。

 

 

9月景色
「青鬼神社」の例大祭宵祭りの打ち上げ花火

続いて、私の携帯で撮った最近の白馬の写真を2枚。

1枚目は、野平地区から撮影した、金色の稲穂と白馬三山です。
今年も無事に実りの時期を迎え、澄んだ空気と清涼な水に育まれた美味しい白馬米が収穫されています。

ふるさと納税の新米の受付が始まっています。ぜひご賞味ください。

 

 

2枚目は、今回も花火の写真ですが、「青鬼神社」の例大祭宵祭りの打ち上げ花火で、地区の方が花火師の資格をとって打ち上げるという伝統的なものです。

青鬼神社の宵祭りでは、白馬村無形文化財である「火揉みの神事」が行われます。
祭神に奉納するために、聖なる火を起こして、それを灯籠や打ち上げ花火などに使用するものです。

今年は外気の湿度が高めでしたが、例年より早い時間で火を起こすことが出来、無事神事が執り行われました。
私たちの故郷の文化を大切に守り、未来へと受け継いでいきたいと思っています。

 

 

敬老の日の100歳のお祝い
敬老の日の100歳のお祝い

9月に「村民の方に声をかけられて嬉しかった出来事」は、敬老の日の100歳のお祝いの際に、「お忙しい中、来てくださってありがとうございます」と本当に嬉しそうに仰っていただけたことです。
毎年、100歳のお祝いをお届けした際には喜んでいただけますが、100歳という大きな大きな節目のお祝いを出来るというのはやはり大変貴重で、100歳を迎えられた方からの「ありがとうございます」という言葉には、何ものにも代え難い喜びを感じます。

ご健康とご長寿を心よりお祝い申し上げます。

 

 

白馬村村制施行70周年記念式典ロゴ

最後に、「9月のありがとう」についてです。
今月はやはり「村制施行70周年ありがとう」を、白馬村に関わってくださっていただいた全ての皆様にお伝えしたいと思います。

「共に生き 豊かさを育む 支え合いと幸せがめぐる Best Living Village」 の実現に向け、また新たな10年を、白馬を愛する皆様と共に手を携え、創り上げてまいりたいと思います。

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更新日:2026年10月01日