村長ブログ(令和7年10月31日)

10月景色
10月景色

10月は気温の低い日が続き、例年に比べ雨天の日も多くありましたが、紅葉が10年に一度の当たり年といわれるほど綺麗な彩りとなりました。

最終週には山頂に冠雪があり、今年も白馬名物の美しい三段紅葉の景色が広がっています。

 

 

しろうま保育園運動会

しろうま保育園

白馬南小学校運動会

白馬南小学校

2日は、しろうま保育園の運動会に、また25日には、白馬南小学校の運動会に参加しました。

保育園の運動会は他の公務もあったため、開会挨拶のみの参加でしたが、一日順延したことで大変良いお天気に恵まれ、絶好の運動会日和となりました。

白馬南小学校の運動会は、音楽会の時と同様に、創意工夫が感じられるとても創造性あるプログラムで、毎年行われる同じ競技にしても、趣向を凝らした異なるエッセンスが盛り込まれ、一人一人が輝く大変感動的な運動会でした。

児童の成長とともに、地域の温かさを感じられ、よい環境で真っ直ぐ育っていることを嬉しく思います。

私も一緒にユニークな振り付けのダンスに参加させていただいたり、借り物競走で呼んでいただいたりと、とても刺激的で楽しい時間を過ごすことができました。

誘ってくださった児童の皆さん、運営にご尽力いただいた先生がた、保護者の皆様、応援してくださった地域の皆様、大変有り難うございました。

 

 

総合的な学習特別授業
総合的な学習特別授業

中学高校関係では、今月はいくつか特別な行事がありました。

3日には、白馬中学校で総合的な学習特別授業が開催され、講師として登壇しました。

村行政の仕組みのうち、中学生からこれまでも質問の多かった村の財政について、なぜ白馬村は財政的に余裕がないのかを、その構造や経緯を分かりやすく説明しました。

その上で、中学生の皆さんに、地方交付税の算出に影響しない財源としてふるさと納税があるので、村民福祉をより充実させるためにふるさと納税を更に増やす方法を考えましょうと提案し、どういった返礼品があればいいかのアイデアをグループごとにディスカッションして発表していただきました。

一方で、財源がこれ以上ない場合に、どうしたら住民が幸せに暮らせられるかについても考えていただきました。

独創的なアイデアや実現可能性の高い案も多くあり、とても有意義な時間となりました。
また、生徒たちが財政の仕組みを知った上で、今ある資源を生かすことが大切で、それにより豊かに暮らせるということをよく理解してくれたことを大変嬉しく思いました。

 

 

白馬中学3年生と白馬村議会による中学生議会
白馬中学3年生と白馬村議会による中学生議会

24日は、白馬中学3年生と白馬村議会による中学生議会が開催されました。
昨年同様に本会議場において、中学生が一般質問をする形式で行いましたが、今回答弁は議会議員が行いました。

私は出張のため、開会挨拶を収録した形で参加しましたが、当日の様子を伺ったところ、生徒の皆さんから活発な質問が飛び交い、再質問においても鋭い角度からの質問も多くあったとのこと。

中学生が自身が暮らす村の未来に興味を持ち、積極的に質問・議論する姿勢を持ってくれていることを非常に有り難く思い、将来の活躍を期待するとともに、こうした機会を準備してくださった白馬村議会の皆様、中学校の先生方に、心より感謝申し上げます。

 

 

グローバル講演会
グローバル講演会

白馬高校では、16日にグローバル講演会を開催し、国際観光科設立10年の節目となる今年は一般参加も可能とし、ジャーナリストでフジテレビ解説委員の鈴木款さんをお迎えして、「フェイクニュースに騙されないために知った方がいいこと」をテーマにご講演いただきました。

インターネットやSNSが普及して、いつでも誰でもどこでも世界中の情報が得られるようになり、便利になった反面、偽情報や誤情報、切り取り動画や誹謗中傷記事などにより、偏った考え方を持ってしまったり誤った認識をしてしまうリスクも増えました。
時にそれは、詐欺にあったり、犯罪に巻き込まれたり、自らが人を傷つけたり、罪を犯したりすることに繋がってしまいます。

情報をどう入手し、どのように理解すればいいのか。また自身がどういう情報を発信すればいいのか、または発信すべきでないのかを、高校生のうちから学ぶことは社会にとって大変重要であると感じています。

高校生たちに、メディアリテラシーを今の段階でしっかり学んでいただきたく思うとともに、まずは、私たち大人が見本となり、正確に情報を把握し、適切かつ健全に活用していく必要があると改めて感じました。
こうした貴重な講演をいただけたことを有り難く思い、登壇いただいた鈴木様に心より感謝申し上げます。

18日には、「第25回青少年育成村民大会」兼「第38回社会福祉大会」も開催されましたが、こうした機会を通じ、青少年が心豊かに健やかに育っていける環境を地域全体で作り上げていく意義を、多くの皆様にご理解いただき、多様な人たちとの交流を通じ、支え合い、学び合える地域となるよう、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

 

 

Hakuba Lovers Fes
村男のバッテリーカーお披露目式

その他、今月もスポーツや観光はじめ行事や大会が毎週数多くありました。

4日は、グリーンスポーツで開催された「Hakuba Lovers Fes」の中で、村男のバッテリーカーのお披露目式に参加しました。

とてもゆっくりな安全設計で、見た目のゆるさが大変人気で、お披露目後から多くの皆様にご利用いただきました。
長年にわたり、白馬村の公式キャラクター「ヴィクトワール・シュヴァルブラン・村男3世」が多くの皆様に愛されていることを、大変嬉しく思います。

 

 

教育者向けカンファレンス「白馬フォーラム」
教育者向けカンファレンス「白馬フォーラム」

同日は、第3回目となる教育者向けカンファレンス「白馬フォーラム」が開催され、今年も世界各地から教育者、起業家、アーティスト、様々な分野の変革者の皆様が白馬の地に集まりました。

長野県知事としては初となる全国知事会会長に先月就任された阿部知事をはじめ、マサチューセッツ工科大学の研究者や東京大学プラネタリーヘルス研究機構長など高等教育機関の方も登壇され、現在の世界情勢やAI、情報化社会における教育のあり方や未来への展望について対話がなされました。

こうした国際的な機会を通じて、互いに信頼を築き、知識や経験やテクノロジーを結集することで、素晴らしい未来を描き、豊かな人生の糧となることを期待しています。

 
 
はくばあそびまなびフェス

はくばあそびまなびフェス

アニソンフェスタin白馬

アニソンフェスタin白馬

11日には、「はくばあそびまなびフェス」と「アニソンフェスタin白馬」が協和ウイング白馬で同日開催され、雨にも関わらず村内外から多世代の皆様にお越しいただきました。

会場内の数多くのアクティビティを、子どもたちが実際に触れて体験し、楽しみながら学び遊ぶ嬉しそうな姿を見て、こうした機会の大切さを実感しました。
開催にご協力いただきました皆様に心より感謝申し上げます。

アニソンフェスタでは、豪華出演者の皆様に人気のナンバーを披露いただき、会場を楽しく元気に盛り上げていただきました。

アンコールでは、久しぶりのヤル気スイッチが入った村男とMHS ヒップホップダンススクールの皆さんも一緒にステージに上がり、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。
主催いただきました皆様、白馬までお越しいただきました出演者の皆様、有り難うございました。

白馬村では、子どもたちが伸び伸びと育っていける「こどもまんなか社会」の実現に向け、引き続き取り組んでまいります。

 

 

ゲートボール大会やマレットゴルフ大会
マレットゴルフ大会

スポーツ関係では、ゲートボール大会やマレットゴルフ大会が複数回開催された他、大北地域のスポーツ競技大会や白馬村ソフトボール大会が開催され、涼しい秋空のもと、スポーツを通じた地域の交流や健康増進が図られました。

大自然に囲まれて清々しい汗を流すことの出来る環境は、白馬村の魅力であり、今後もこうしたスポーツの機会を多く創出し、住民の皆様が笑顔で交流し、心身ともに健康に暮らせる地域づくりに努めてまいります。

 

 

東海大学4年の花岡寿哉選手
東海大学陸上競技部駅伝チーム

また、スポーツの分野では、18日に東京で開催された「第102回箱根駅伝予選会」において、白馬村にとって嬉しいニュースがありました。
白馬村出身の東海大学4年の花岡寿哉選手が主将を務める東海大学陸上競技部駅伝チームが5位となり、箱根駅伝の出場を決めました。

昨年はゴール僅か10m手前でチームメイトが無念の棄権となり、出場を逃しましたが、そこからチームを立て直し今回の快挙となりました。
心よりお祝い申し上げますとともに、箱根駅伝での活躍を祈念しております。

 

 

公益財団法人 全日本スキー連盟 創立100周年記念式典
公益財団法人 全日本スキー連盟 創立100周年記念式典

31日には、東京都内で「公益財団法人 全日本スキー連盟 創立100周年記念式典」が開催されました。

式典では、日本のスキーの歴史に名を刻んだ多くのアスリートが表彰され、白馬村の選手も数多く名を連ねました。
代表で日本人初の冬季オリンピックメダリストの猪谷千春さんが壇上にあがり、感動的なスピーチをされました。

またスノースポーツの普及振興に貢献した団体や企業も表彰され、白馬村も表彰いただき、村内スキー関係の組織や企業も多く表彰されました。

100年の長きに渡り、日本のスキー文化やスノー産業の発展のために貢献して来られた全日本スキー連盟はじめ関係する皆様に、深く敬意を表し感謝申し上げますとともに、全日本スキー連盟 創立100周年を心よりお祝い申し上げます。

「公益財団法人 全日本スキー連盟」は、100年の節目の年を機に、新たに「公益財団法人 全日本スキー・スノーボード連盟」と名称が変わります。

白馬村は、これからも冬季オリンピック・パラリンピックを開催した地として、公益財団法人 全日本スキー・スノーボード連盟と共に、スキーやスノーボードをはじめとしたスノースポーツの振興と選手育成を推進してまいります。

 

 

Green Work Hakuba
Green Work Hakuba

観光・環境関連では、26日から白馬村観光局主催の「Green Work Hakuba」が開催され、初日の開会挨拶に登壇しました。

2020年から始まり、今回で7回目を迎えるイベントで、サーキュラーエコノミーをキーワードに、地域の資源と人を繋げ、持続可能で楽しい未来を白馬村でつくるカンファレンス。

白馬村では本年度公共施設の屋根に、屋根そのものと一体化した新システムの太陽光パネルを設置し、クリーンエネルギーの創出とエネルギー循環の推進に向け取り組んでおり、また先ごろ閉幕となった大阪・関西万博で展示された名古屋大学との連携事業で実証実験しているトレーラーハウスでは、空気中の二酸化炭素を先のノーベル化学賞を研究開発により受賞した素材「MOF」で回収しエネルギーに変環しています。

こうした取組は、このグリーンワーク白馬がきっかけで実現しており、主催いただいている白馬村観光局や共催・協力いただいている皆様に心より感謝申し上げます。

ご講演いただいた磯貝友紀さんのお話しは、大変理解しやすく、事業におけるサステナビィティ経営や持続可能な社会づくりの必要性や重要性が整理されており、より多くの事業者の皆様に聞いていただきたい、非常に意義深い内容でした。

皆様には、引き続き脱炭素社会の実現に向けた取組や生物多様性回復に向けた取組にご理解ご協力をお願い申し上げます。

 

 

KDDIサミット2005~つなぐチカラを進化させる〜 ともに、夢中に、未来を創ろう
KDDIサミット2005~つなぐチカラを進化させる〜 ともに、夢中に、未来を創ろう

28日には、東京で開催された「KDDI Summit 2025~つなぐチカラを進化させる〜 ともに、夢中に、未来を創ろう」に登壇しました。

メインステージの「au Starlink Direct×パートナーで共創する新たな価値」において、株式会社ウェザーニューズの石橋代表取締役社長と共に、スターリンクの導入事例につき発表しました。

白馬村は、2018年にKDDIと地域活性化を目的とした連携協定を締結しており、各種事業を実施してきておりますが、2023年には、日本初となる山小屋でのStarlink WiFiの活用を始めました。
この山小屋WiFiにより、山小屋におけるクレジット決済やインターネット予約管理が可能となったほか、山小屋においてお客様がタイムリーに天候などの情報を入手したり、撮影した素晴らしい景色の画像などを即座に発信したりすることが可能となりました。

セッションの中では、そうした事例に加え、白馬村のまだWiFiの届いていない絶景スポットの紹介をさせていただき、良いプロモーションにもなりました。

また、今後さらにWiFiスポットが拡充されたり、スターリンク通信が発達することで、これまでは圏外であったエリアでも連絡が取れ、予定変更の相互連絡や遭難防止対策にも資することになり、加えて麓のリゾートエリアにおいても混雑時に通信が混み合いアプリなどが活用しづらくなる弊害が解消されることが見込まれ、住民にとっても旅行者にとっても更に安全で快適な地域となることが期待されます。

今後も地域でのDXの取組を推進してまいりたいと思います。

 

 

白馬村マナー条例
白馬村マナー条例

各種施策についても、いくつか進展がございましたので、以下ご報告いたします。

パブリックコメントを実施しておりました、「白馬村マナー条例」および「白馬村快適な環境づくり条例」について、結果がまとまりましたので、以下のページをご参照ください。

これらを基に、安心安全で快適な地域づくりに向け、条例制定に取り組んでまいります。

 

 

白馬村宿泊税制度
白馬村宿泊税制度

来年度6月から導入されます宿泊税につき、宿泊事業者向け宿泊税に係る制度説明会を24日と30日に開催いたしました。

その中で、ご要望のありましたモデル宿泊約款なども含め、内容をページにまとめましたので、以下をご参照ください。

システム改修のための補助金についても記載してございます。

長野県と連携した宿泊税のスムーズな導入により、住民と来訪者双方にとって過ごしやすい快適な地域となるよう、持続可能な観光地域づくりに取り組んでまいります。

 

 

計画審議会の松沢会長から「白馬村第6次総合計画基本構想(案)」の答申を受けました
計画審議会の松沢会長から「白馬村第6次総合計画基本構想(案)」の答申を受けました

30日には、来年度からの10年間の白馬村のまちづくりの指針となる第6次総合計画につき、計画審議会の松沢会長から「白馬村第6次総合計画基本構想(案)」の答申を受けました。

昨年度からアンケートやワークショップ、フォーラム、地区懇談会などを実施しており、様々な場面で村民の皆様からお寄せいただいたご意見を踏まえ、計画審議会を中心に審議していただき基本構想(案)が取りまとめられました。

基本構想(案)には、基本理念として「共に生き、豊かさを育む - 支え合いと幸せがめぐる Best Living Village」が掲げられ、白馬村の価値や白馬を愛する「白馬人」としての心構え等も盛り込まれています。

今後、基本構想(案)に対する意見を募集するとともに、前期基本計画の策定に取り組みます。
ご尽力いただきました皆様に、心より感謝申し上げますとともに、引き続きの皆様のお力添えをよろしくお願いします。

 

 

10月景色

いよいよ今年度も賑やかな冬シーズンが近づいてまいりました。
行政では冬に向け各種施策を予定どおり進めております。

住民の皆様におかれましても、冬への準備や大雪への備えなどを徐々にはじめ、万全の体制で冬を迎えられるようご協力のほどお願い申し上げます。

この記事に関するお問い合わせ先

総務課 総務係

〒399-9393
長野県北安曇郡白馬村大字北城7025
電話番号:0261-72-7002 ファックス:0261-72-7001
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更新日:2025年10月31日